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「Assimilation(同化)とは?」と「Elision(脱落)」との違いは?
皆さん、こんにちは。
Discovering Soundsです!
今日は以下の内容についてお話ししたいと思います。
「Assimilation(同化)ってなに?」
同化についてわからない、「Elision(脱落)」と混同している場合も多いので、今日は、「Assimilation(同化)」と「Elision(脱落)」の違いについてお話します。
目次
「Assimilation(同化)とはどういうときに起きるのか」
「Assimilation(同化)が起きるとき」
同化には2種類あります。
ケース①:「後ろの子音の音に影響され、前の子音の音が変化する場合」
ケース②:「後ろの子音の音とくっついて1つの音になる場合」です。
当校では、この2つのケースをそれぞれ以下のように指導しています。
ケース①:「後ろの子音の音に影響され、前の子音の音が変化する場合」
このケース①に関しては、当校では「Assimilation=同化」としては指導していません。なぜなら、同化にはならないためです。ですが、一般的にはこれらの子音の組み合わせは、「Assimilation=同化」として紹介されていることが多いです。ここでは当校で指導している解説をご紹介しています。
例①:「miss you」=「mɪs ju:」
太字のs+j=「ʃ」とするのではなく、「mɪs ju:」のまま発音。
例②:「Does she / Is she / Has she」=「dəz ʃi / ɪz ʃi / həz ʃi 」
太字の「z」+「ʃ」の「z」が「ʃ」となるのではなく、「də(z) ʃi / ɪ(z) ʃi / hə(z) ʃi 」とし、「z」は完全に脱落します。
これは「Assimilation=同化」ではなく「Elision=脱落」ルールになります。
例③:「Was shocked / He’s short」=「wəz ʃɑːkt / hiːz ʃɔːrt」
太字の「z」+「ʃ」の「z」が「ʒ」となるのではなく、発音記号は「wəz ʃɑːkt / hiːz ʃɔːrt」のまま、センテンスでは「z」を弱く読むため、「z」度数20%ほど(zを弱く読むことを当校でこう指導しています)で発音します。
例④:「She’s yet / His wife / Practices yoga / Is your」=「ʃiːz jet / hɪz waɪf / præktɪsɪz joʊɡə / ɪz jər」
太字の「z」+「j」、「z」+「w」は「z」が「ʒ」となるのではなく、発音記号は「ʃiːz jet / hɪz waɪf / præktɪsɪz joʊɡə / ɪz jər」のまま、センテンスでは「z」を弱く読むため、「z」度数20%ほどで発音します。
例➄:「This shop」=「ðɪs ʃɑːp 」
太字の「s」+「ʃ」の「s」は「ʃ」となるのではなく、発音記号通りの「ðɪs ʃɑːp 」で発音し、「s」も「ʃ」も両方しっかり発音します。
例①~➄のように、他では「Assimilation(同化)」としているルールも当校では当てはまりません。
ケース②:「後ろの子音の音とくっついて1つの音になる場合」
では2つ目の「後ろの子音の音とくっついて1つの音になる場合」をみていきましょう。こちらは当校でも指導している「Assimilation(同化)」のルールとなります。
例①:「Did you / send you / hold your / need you / would you 」=「dɪd ju: / send ju: / hoʊld jər / ni:d ju: / wʊd ju: 」
太字の「d」+「j」は「dʒ」になり、最終的に「ʒ」へと変化します。前後の子音がくっついて1つの音になる例です。
例②:「meet you / missed you / not your / got you / asked you / lost your 」=「 mi:t ju: / mɪst ju: / nɑːt jər / ɡɑːt ju: / æskt ju: / lɔːst ju: 」
太字の「t」+「j」は前後の子音がくっついて「tʃ」になります。
このように、「Assimilation(同化)」というのは、「前後の子音が互いに影響し合い、別の音に変化する」ということなんですね!
当校ではこの「Assimilation(同化)」の2つ目の発音は、A2級のところで勉強します。
「Elision(脱落)ってなに?」
一方で「Elision(脱落)」は単語が2つ以上並んだとき、前の単語の語末の子音が脱落することを言います。ざっくり言うと、前の単語の終わりの子音が「t」「d」「p」「k」で、後ろの単語の始まりが子音であった場合、前の子音が脱落する現象が発生します。
単語が2つ並ぶ場合以外にも、単語単体で「t」「d」の音が脱落する場合もあります。
例:button, curtainなど太字部分が脱落
当校はこの脱落のルールと発音は、3級で勉強しますが、「p」と「k」に関しては上級知識となるため、A1級以上で別に解説しているところです。
「Elision(脱落)」はたくさんルールがあり、また別の記事に「Elision(脱落)」について書きますね。
それぞれの違いを説明しましたが、いかがでしたか?
これらを使いわけることによって、よりネイティブの発音に近づいていくのですね!
今回の記事では「Assimilation(同化)とは?」と「Elision(脱落)」との違いは?
についてご紹介しました!
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