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意外と難しい数字の発音
皆さん、こんにちは。
Discovering Soundsです!
数字の発音なんて、英語を勉強していればできて当たり前!と思われがちですが、案外そうでもありません。
「ワン、ツー、スリー、フォー」はカタカナ英語そのもの。
私たち日本人はそもそも英語を正しく発音する方法を学ぶ機会がほとんどないため、簡単な英語の発音さえ正確にできなくて当たり前なのです。
しかし、日常会話において数字は非常に重要で、使う機会もかなり多いもの。今後のために、早いうちに発音矯正し、正しい数字の発音ができるようになっておきたいですよね。
今回は、日本人が難しいと感じる数字の発音と、数字の発音が重要である理由についても解説していきます。
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目次
0から10までに隠された難しい数字の発音
数字には、たくさんの発音ポイントがあります。逆にいえば、0から10までの数字を正確に発音できるようになれば、あなたはもう「多くの人が正確に発音できない箇所」をクリアしていると言えます。
例えばどの点に気をつけるべきか、いくつかここで紹介していきましょう。
zero [zi(ə)roʊ]の発音
「ゼロ」、と日本語のカタカナ読みをしてしまいがちですが、まず、zeの部分は「ゼ」と読むのではなく「ズィ」と読む必要があります。
zeroの[r]は舌を巻いて発音するRです。
【参考記事】英語の[r]ってどんな音?
Rの発音をしたら舌を振り下ろして次は二重母音の[oʊ](オゥ)を発音します。
カタカナで書くとすると「ズィロゥ」という感じの発音になります。
一見簡単そうに見えるzeroですが、注意すべきポイントがたくさんありますね!
one [wʌn]の[w]の発音
カタカナの「ワン」で良さそうですが、実は、英語の[w]は日本語の「ワ」とは少し違います。
英語の[w]は両唇を閉じたところで振動音を作って発音されます。このとき、日本語の「ウ」のように唇はすぼめる必要はありません。振動音が少し入るので「ワ゛ン」という感じの発音となります。
two [tuː]の発音
カタカナ英語だと「ツー」ですが、英語の場合は「トゥ」という感じになります。
[uː]の部分は当校では2重母音に分類しているのですが、日本語の「ウ」よりも口を開いた状態の「ウ」から、口をすぼめた「ウ」に音が変化します。
three [θriː]の[θ]の発音
th無声音の[θ]の発音は日本人がどうしても苦戦する代表的なポイント。
[θ]の発音は舌を軽く突き出して息を吐いて発音します。
threeと発音する際には、「スリー」にならないよう、thの部分で確実に舌を軽く出せるように意識しましょう。
threeの[r]は舌を巻いて発音します。
日常生活において、threeという単語は割と頻繁に使うため、ここで癖をつけておくと、他のthの単語を発音する際も無意識のうちに正しい発音ができるようになりますよ。
four [fɔːr], five [faɪv]の[f]の発音
[f]の発音は日本語の「フ」になってしまう人が多く、これも英語特有の発音なので注意が必要です。
four, five を発音する際には、[f]のところで下唇の内側を軽く上の前歯にあてて息を吐くようにします。下唇を内側に巻き込んだり、噛んだりするともたついて不自然になるため、さっと触る程度に歯を下唇にあてるくらいで十分です。
このように、数字の発音はカタカナ表記とはだいぶ違うことがお分かりいただけたでしょうか?
【参考記事】カタカナ表記で発音を覚るのはなぜだめなのか?
アクセントの位置を間違うと意味が変わってしまう数字の発音
英語の勉強に慣れている人でもうっかりやりがちな間違いがあります。それは、アクセントの位置。
・アクセントをつけること自体を忘れる
・間違った場所にアクセントをつける
これらをやってしまうと、言葉の意味が通じなくなることもあるくらい、アクセントは重要なポイント。
英語を正しく発音するために欠かせないのがアクセントに意識することなのです。
数字においてありがちなのが、
・thirty [θə́ːrti]
・thirteen [θərtíːn]
の発音を混同してしまうこと。40と14、50と15なども同様です。
どちらも2音節の単語ですが、thirty [θə́ːrti]では1音節目の母音[əːr]にアクセント、thirteen [θərtíːn]ではうしろのteenの方にアクセントがあります。
これを中途半端に発音すれば、「ん?今のって13?それとも30?」と相手を混乱させてしまうことになってしまいます。
数字の発音が重要である2つの理由とは
そもそも、英語の発音を学習する上で数字の発音を重視する意味がそれほどあるとは思えない、という人もいるかもしれません。
ですが、数字の発音を正確に行うことはとっても重要なのです。その理由を簡単にお話ししましょう。
理由①日常生活において使用する場面がとにかく多い!
数字は日常生活と切り離せないもの。日々の生活の中でも「個数」や「金額」についての会話は頻発します。
最も代表的なのが「お買い物」のシーン。何をいくつ頼む、いくらにディスカウントして欲しい、そんなやりとりでは数字は避けて通れません。
理由②間違った発音によりとんでもない誤解を生むこともある!
ビジネスで英語を使う人にとっては、数字をスムーズかつ正確に発音することがとても重要。なぜなら、数字の間違いは仕事において重大なミスにつながりやすく、相手が取引先の顧客なら信用を失うことにもなりかねないからです。
少し発音を間違えただけで相手に間違った情報が伝わってしまうリスクについては、英語を学習する全ての人が知っておくべきですね!
まとめ
日常生活において、数字が会話に出てくることはかなり多いため、日々意識して英語らしい発音ができるようにしていきたいです。
発音矯正は練習あるのみ!といいたいところですが、練習する以前に正しい発音方法を学ぶ必要があります。正しい発音方法を習得し、あなたの口元を「英語仕様」にカスタムしましょう!
Discovering Soundsでは、基本的な発音方法から体系的に学んでいただけます。
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今回の記事では、『日本人が難しいと感じる英語の発音【数字編】』についてご紹介しました!
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