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アクセントを付ける位置で意味がすごく変わってしまう!?
皆さん、こんにちは。
Discovering Soundsです。
今回は、強調する位置によって、その意味が変わってしまう面白い現象についてご紹介したいと思います。
私たちが普段使っている言葉の中でも、強調の位置を変えることによって意味が大きく変わってしまうことがあります。
英語におけるこの現象をいくつかの具体的な例を通じてご覧いただきましょう。
目次
- 1 1. pretty GOOD vs PRETTY good
- 2 2. I LOVE you. vs I love YOU.
- 3 3. He’s MY boyfriend. vs HE’S my boyfriend.
- 4 4. I DON’T think she’s cute. vs I don’t THINK she’s cute.
- 5 5. You’re talking to ME. vs YOU’RE talking to me.
- 6 6. I’ll SEE you. vs I’LL see you.
- 7 7. Do YOU want to go? vs Do you WANT to go?
- 8 8. She IS a doctor. vs She is A doctor.
- 9 まとめ:アクセントを付ける位置で意味がすごく変わってしまう!?
1. pretty GOOD vs PRETTY good
最初に “pretty good”というフレーズをご紹介します。
英語では、”pretty good”という表現は「かなり良い」という意味で用いられますが、強調する単語によってニュアンスが変わります。
例文1:「I thought the event was pretty GOOD.」
この表現では、「GOOD」にアクセントを置いています。このフレーズの中で、「GOOD」を強調した場合、「イベントが好きだった」という意味になります。
例文2:「I thought the movie was PRETTY good.」
一方この表現の場合、「PRETTY」を強調しています。この場合、「まあまあ良かった」や「それなりに良かった」のように、イベントがあまり好きではなく、評価がほどほどであることを表します。
つまり、強調する単語によって、同じフレーズでも評価が大きく変わってしまいます。
ただし、これは「very」では同じような現象は起きません。
上の2つの例を「very」に置き換えてみましょう。
例文1:「I thought the event was VERY good.」
ここでは「VERY」にアクセントを置いており、「非常に良かった」と強調しています。
例文2:「I thought the movie was very GOOD.」
この例文では、「GOOD」にアクセントを置いています。この場合、映画が良かったという部分を強調しており、「非常に良かった」という強調は少し控えめになります。
2つ目の例文では、「GOOD」への強調によって、映画自体が良かったという事実をよりはっきりと表現していると解釈できます。しかし、「VERY」の強調と同じように、その評価が大きく変わるわけではないので、「pretty」のように、強調する単語によってニュアンスが大きく変わるという現象は、「very」ではあまり見られないでしょう。
では、他の例を見てみましょう。
2. I LOVE you. vs I love YOU.
例文1:「I LOVE you.」
この表現では、「LOVE」を強調しています。「I LOVE you.」の場合、「私はあなたを愛しています。」そしてその愛がとても深いということを表現しています。
例文2:「I love YOU.」
一方この表現の場合、これを日本語に直訳すると「私はあなたを愛しています。」そしてその愛はあなたに対してであり、他の誰に対してでもないとなります。
つまり、「YOU」にアクセントを置くことで、その愛情が特定の相手、「あなた」に向けられていることを強調しています。
3. He’s MY boyfriend. vs HE’S my boyfriend.
例文1:「He’s MY boyfriend.」
この表現では、「MY」が強調されています。これは、「彼は私の彼氏です。」という意味で、その彼が自分だけのものであり、他の誰の彼氏でもないことを強調しています。
例文2:「HE’S my boyfriend.」
一方この表現の場合、「彼こそが私の彼氏です。」という意味で、その彼が自分の彼氏であることを確認しています。つまり、「HE」にアクセントを置くことで、特定の人物が自分のパートナーであることを強調しています。
4. I DON’T think she’s cute. vs I don’t THINK she’s cute.
例文1:「I DON’T think she’s cute.」
この表現では、「DON’T」を強調しています。これは、「私は彼女がかわいいと思っていません。」という意味で、否定的な意見をはっきりと述べています。
例文2:「I don’t THINK she’s cute.」
一方この表現の場合、「私は彼女がかわいいとは必ずしも思っていません。」という意味で、自分の意見がまだ確定していないことを示しています。つまり、「THINK」にアクセントを置くことで、自分の考えが確定的ではないことを強調しています。
5. You’re talking to ME. vs YOU’RE talking to me.
例文1:「You’re talking to ME.」
この表現では、「ME」が強調されています。これは、「他の誰でもなく私にあなたは話しかけている」という意味で、話されている側が自分自身であることに焦点を当てています。
例文2:「YOU’RE talking to me.」
一方この表現の場合、「他の誰でもなくあなたが私に話しているのですね。」という意味になります。話しかけている主体が「あなた」であることを強調しています。
6. I’ll SEE you. vs I’LL see you.
例文1:「I’ll SEE you.」
この表現では、「SEE」が強調されています。これは、「私はあなたに会います。」という意味で、自分が相手に会うことに確信を持っていることを強調しています。
例文2:「I’LL see you.」
一方この表現の場合、「私があなたに会いに行きますよ。」という意味で、自分が行動を起こすことを強調しています。
つまり、「I’LL」にアクセントを置くことで、自分が行動を起こす確信を強調しています。
7. Do YOU want to go? vs Do you WANT to go?
例文1:「Do YOU want to go?」
この表現では、「YOU」が強調されています。この強調は、質問が特定の人物、つまり「あなた」に向けられていることを示しています。直訳すると「他の誰ではなく、あなたが行きたいのですか?」となり、その会話の文脈によっては、他の人が行きたいかどうかではなく、「あなた自身」が行きたいかどうかに焦点を当てていることを示します。
例文2:「Do you WANT to go?」
他にも「WANT」が強調された場合、「あなたは行きたいと思っているのですか?」または「あなたは本当に行きたいと望んでいるのですか?」という意味になります。この文では、話者は相手の「行きたい」という感情や意志に焦点を当てています。
8. She IS a doctor. vs She is A doctor.
例文1:「She IS a doctor.」
この表現では、「IS」が強調されています。これは、「彼女は医者です。」という意味で、彼女が医者であることに確信を持っています。
例文2:「She is A doctor.」
一方この表現の場合、「彼女は一人の医者です。」という意味で、彼女が医者の一人であるという事実を強調しています。つまり、「A」にアクセントを置くことで、彼女が医者の一人であることを強調しています。
まとめ:アクセントを付ける位置で意味がすごく変わってしまう!?
このように、英語の表現ではアクセントの位置により意味が微妙に変わることがあります。これらの違いを理解し、使い分けることでより豊かなコミュニケーションが可能となります。また、ネイティブスピーカーの話す英語を理解する上でも役立ちます。
私たちが英語を話す際には、単語の選択だけでなく、どの単語にアクセントを置くかが意味を大きく左右します。今回、私たちは8個の例を通じて、アクセントの位置が文の全体的な意味にどのように影響を与えるかを見てきました。
このブログを読んで、皆さんもアクセントの重要性を再認識し、英語の理解と表現力を一層深めていただければ幸いです。
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