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ミュージカル映画が英語学習におすすめな理由

皆さんこんにちは!Discovering Soundsです。

最近親しみやすくもっと身近な存在になったミュージカル映画、お好きな方も多いのではないでしょうか。実はミュージカル映画は普通の映画と違い、キャッチーな歌と楽しい音楽、そして劇中歌に何度も繰り返される歌詞を通して英語フレーズを楽しく覚えられるなどの理由から語学学習に適しているのです!

今回はおすすめミュージカル映画と共に「ミュージカル映画が英語学習におすすめな理由」をご紹介いたします。

ミュージカル映画が英語学習におすすめな理由

その①:セリフが少ない

ミュージカル映画は通常の映画と異なり、歌を通じて心情や独白を表現します。そのため通常の会話が少なく、登場する台詞は印象的で覚えやすいものが多いです。そのため、わかりやすいため、英会話のリズムを学ぶのに適しています。原作が舞台の場合、登場人物のセリフは舞台で発声しやすく、聴き取りやすい長さになります。ミュージカル映画の英語台詞は、初心者でも比較的聴き取りやすく、リズム感をつかむのに役立ちます。英語学習者にとって、映画の中で実際に話されている台詞からリズムを理解することが、英語特有の発音やリズム感に対する障壁を克服するのに役立つ可能性があります。

その②:内容がわかりやすいものが多い

ミュージカル映画はオペレッタ (喜劇) などの舞台芸術を源流とし、普通の映画よりも「いつ」「どこで」「誰と」などの場面設定がはっきりしている特徴があります。歌と芝居の表現を大切にしており、難しいメタファー(比喩)や奇抜な映像が少ないため、英会話の理解以外にも脳を使わずに楽しめます。ほとんどのミュージカル映画は前向きな良い終わり方が多いため、後味がすっきりしていることから、台詞を暗記するまで何度でも繰り返し観ることができます。

その③:英語以外の海外文化なども学べる?!

ミュージカルは時折歴史的な出来事や社会的な問題を取り上げ、異なる国や文化における歴史や社会の側面に触れ、観客に深い理解を与える役割を果たしています。特に最近で、触れにくい精神問題やLGBTQなどをテーマにしたり国際的なキャストや制作陣を組み込む事により、異なる国や文化からの才能が共演し、観客に様々なバックグラウンドや視点からの演技や表現を楽しみ社会問題について考える機会を提供しています。

英語学習におすすめのミュージカル映画3選!

Hairspray (邦題: ヘアスプレー)

​​「Hairspray」は、アメリカの舞台ミュージカルを基にした映画で、2002年に初演されたミュージカル作品の映画化です。昨年渡辺直美さん主演で日本でも舞台化したこの物語は1960年代のアメリカで、人種差別と体型差別に立ち向かう若い女性がダンス番組のオーディションに挑む姿を描いています。ポップで楽しい音楽、キャッチーなダンスナンバー、そして社会的なメッセージが特徴です。

一番有名な劇中歌You Can’t Stop the Beatは歌詞こそシンプルなものの、そのアップテンポで早い曲調を繰り返し一緒に歌い慣れていくことで流暢に話す練習になります。また映画は軽快なダイアログとキャッチーな歌が満載であり、これを通じて英語のリズムやアクセント、スラングを学ぶことができます。

RENT (邦題: レント)

「RENT」は、アメリカの舞台ミュージカルを基にした映画で、1996年に初演されたミュージカル作品の映画化です。物語はニューヨークのエイズ感染者やアーティストたちの生活を描き、友情、愛、貧困、偏見など多様なテーマを扱っています。音楽は洗練されたロックやポップの曲で構成され、感動的なストーリーテリングと力強いメッセージが特徴です。

Seasons of Loveという劇中歌を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。歌詞の中にあるFive hundred twenty-five thousand,, six hundred minutes は1年間の分数525,600分を指しており、今でも時折日本やアメリカ両国のCMなどでも使われています。

「RENT」は感動的なストーリー、素晴らしい音楽、多彩なキャラクターたちが織り成すドラマで、英語学習者にとって魅力的な時代背景や音楽文化も同時に学べるミュージカル映画です。

The PROM (邦題: プロム)

「The Prom」は、2020年に公開されたアメリカのミュージカルコメディ映画で、同名の舞台ミュージカルを基にしています。映画はNetflixで配信されており、主人公のエマが高校のプロムで同性のパートナーと一緒にダンスできないことに抗議し、それを支援するためにニューヨークからやってきた有名な舞台俳優たちとの交流を描いています。差別、対話、友情、愛に焦点を当てつつ、ユーモアと音楽が豊富に取り入れられています。

映画はリアルで日常的な英語の会話が多く含まれており、学習者がリスニングスキルを向上させるのに役立ちます。また性的マイノリティであることや、人種・男女間の格差や様々な理由で、この社会には生きづらさを感じる人がいるこの世の中でこの作品は多面性の一片を見せています。感動的なストーリーと共に登場する劇中歌のUnruly Heart はその葛藤を抱えている皆さんをそっと包み込むような曲調で、使われている言葉も、日本人が最も苦手としているRとLが沢山使われているため英語学習者にとって良い練習になる単語ばかりです。 

まとめ:ミュージカル映画が英語学習におすすめな理由

今回の記事では、ミュージカル映画を通して楽しく英語を学ぶ理由についてとおすすめ3選をご紹介しました。ミュージカル映画は英語学習に優れた手段となります。歌やダンスを通じて、リズミカルな英語の発音やフレーズを楽しく学ぶと同時に、感情豊かなシーンや登場人物たちの会話、歌詞は日常の表現やコミュニケーションスキルの向上にも役立ちます。また時に文化や社会の側面も描いており、これを通じて英語圏の文化や歴史に触れることができます。楽しさと学びが絶妙に組み合わさった魅力的な英語学習の手段と言えるでしょう。

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