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英語を母国語・公用語としている国は?
みなさんこんにちは、Discovering soundsです。
「英語」は世界の共通語として知られていますが、基本的に英語を話すことができれば、多くの国の現地の方とやり取りができます。では、英語をどれぐらいの人に話され、公用語として採用されている国はどれぐらいあるのでしょうか?
今回は、英語を母国語・公用語としている国をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
目次
世界で約4人に1人が英語話者
世界では英語を話す人が約17.5億人おり、約4人に1人が英語を話している計算になります。そして、17.5億人のうち英語を母国語とする人々は4億人であり、英語を母国語とする国としては、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアなどが有名です。
そして、第二言語や外国語として英語を使っている人々は約11億人います。英語を公用語または第二言語として採用している国は58か国あり、シンガポール・フィリピン・インド・スイスなどがあげられます。
英語と同様に世界で使われている言語は?
英語は世界の共通語という認識がありますが、英語以外にもそれと同じくらい世界でメジャーな言語も存在します。その言語とは「中国語」です。
中国語を母国語とする人々は世界で約13億人いるといわれており、すべての言語の中でそれを母国語とする人口が最も多いです。母国語人口としてはその次に英語が続いています。中国語を母国語とする人々が世界で最も多いのは至極当然なことで、中国の人口が世界で第2位を誇るからです。
一方で、第二言語として中国語を話す人々は約2億人いるといわれており、母国語・第二言語合わせて中国語を話す人が約15億人いる計算になります。この数値は英語話者の人口には劣るものの、中国語は世界で広く用いられている言語だといえますね。
なぜ英語が世界の共通語となるポジションになったのか?
これまで見てきたように英語が世界の共通語といっても過言ではないでしょう。しかし、英語以外の言語が世界の共通語となっても良かったはずです。では、なぜ英語が世界の共通語となったのでしょうか。続いて、英語が世界の共通語となった、その理由を見ていきましょう。
文法が簡単
まず考えられる理由として「文法が簡単」であることがあげられます。私たち日本人にとって英文法は難しいものだと考える方は多いかもしれませんが、実は、他の言語と比較した場合、文法は理解しやすいものとなっています。
例えば、英語とフランス語、スペイン語といったヨーロッパで話されている言語を比較してみます。そうすると、英語にはフランス語・スペイン語のように男性名詞・女性名詞のような性変化がありません。
次に英語と日本語を比べれば、英文法には日本語のような助詞・助動詞という概念は当然ないため日本語ほど複雑ではありません。
このように英語は文法が簡単であるからこそ学習しやすい言語となっており、これが、英語が世界に広まった理由のひとつとして考えられています。
イギリス・アメリカが世界の覇権を握っている
もうひとつの理由として、イギリス・アメリカが世界の覇権を握っていることが考えられます。19世紀にはイギリスが世界に多くの植民地を作り、世界の強国としての位置を確立しました。
20世紀ではアメリカが台頭してゆき、皆様もご存知の通り第二次大戦後の世界はアメリカが大きな力を握るようになります。アメリカはもともとイギリス人が移住してきて発達した経緯がありますから、アメリカの公用語は英語となっています。
したがって、英語を母国語とする国々が世界の大国となったことも、今日の英語のポジションを形作っていると考えることもできるでしょう。
まとめ:英語を母国語・公用語としている国は?
いかがでしたか。今回は、英語を母国語・公用語としている国について解説し、以下の点がポイントでした。
・世界では英語を話す人が約17.5億人おり、世界の約4人に1人は英語話者である
・英語話者の人口には劣るものの、中国語も世界で広く用いられている言語である
・英米の世界的台頭や英文法の容易さなどを背景に、英語は世界の共通語というポジションを確立した
世界には英語を話す人が17.5億人おり、英語をマスターすれば世界の4人に1人とコミュニケーションをとることができます。英語学習されている方はその事実をモチベーションにし、世界に羽ばたける未来を描いて取り組んでいただければと思います。
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