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「year」と「ear」の発音の違いは?発音記号で徹底解説
皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。
英語には、意味が全く違うのに音が似ている単語があります。「year」と「ear」も似ている発音のひとつ。皆さんは「year」と「ear」の発音の違いを聞き分け、正しく発音することができるでしょうか?
今回は、「year」と「ear」の発音の違いを発音記号で徹底解説します!
目次
微妙に違う!「year」と「ear」の発音
「year」と「ear」の発音は、似ているようで実は微妙に違います。
発音記号を見てみると、yearは/jɪr/、earは/ɪr/。
つまり、微妙に違う発音のポイントは最初の音であることがわかります。
ここからは、出だしの音の違いについて詳しく解説します。
出だしの音の違いに注目
yearの出だしの音は、/j/の音。
日本語ではヤ行の音が近いのですが、/j/を単独で発音することがないため、発音や聞き取りを難しく感じてしまうのは仕方ありません。
例えば、日本円の「円」は日本語で言うと「えん」ですが、英語で書くと「yen」になります。yen /jen/ の音はカタカナで表すと「イ゛エン」というイメージで、耳にする機会が多いので/j/の音のイメージがつきやすいはず。
yenの冒頭の音/j/を発音するのと同じ感覚で、year /jɪr/を発音すると正しい発音に近づけられます。
yearの/j/の発音を練習してみよう
yearの/j/の音を単語で発音練習してみましょう。
/j/の発音は、
1. 口を軽く開き、後舌を持ち上げます。
2. 後舌を上の奥歯に押し付けます。
3. そのまま、「イ ゙〜」と後舌と上の奥歯を振動させて発音します。「イ~」の音がすり潰されるイメージです。
[i] と混同することがありますが、[j] の発音は「イ~」に振動音を加えて「イ ゙~」と発音するのに対し、[i] の発音はそのまま「イ~」と発音するだけで振動させません。
以下の単語で発音練習をしてみましょう。
・young /jʌŋ/
・you /jʊ/
・yolk /joʊk/
・yellow /jéloʊ/
earの/ɪ/の発音を練習してみよう
次に、earの/ɪ/の音を持つ単語で発音練習をしましょう。
earの発音/ɪr/ は、二重母音といって2音でひとまとまりの発音になりますが、ここでは/ɪ/の発音にしぼって解説していきます。
/ɪ/の発音は、舌に力を入れずに日本語の「イ」の音を出すイメージ。
以下の単語で、実際に声に出して発音練習をしてみましょう。
・is /ɪz/
・ignore /ɪɡˈnɔːr/
・imagine /ɪˈmædʒɪn/
・important /ɪmˈpɔːrtənt/
Discovering Nativeで「year」と「ear」の違いを見てみよう
『Discovering Native』は、Discovering Soundsが開発した発音矯正に特化したWebアプリです。
英語の発音練習に特化したアプリなので、英語の発音を上達させたい方や、発音矯正をしたい方は一度試してみる価値があります。
ここからは、Discovering Nativeを使って「year」と「ear」の違いを見てみましょう。
Discovering Nativeで/j/の発音練習
Discovering Nativeでyearを検索してみます。
すると、yearの発音には/j/、/ɪr/の2音を習得する必要があることがわかります。
また、それぞれの音を発音する方法、体操の方法を3DCG動画で詳しく解説しています。
Discovering Nativeで/j/の発音方法を見てみると、舌先を下前歯裏側につけたまま後舌を上あごに押し付け、そのまま日本語の「イ」の発音を振動させた「イ’’ー」のように発音するという解説があります。
さらに、Discovering Nativeでは3DCG動画を見ながら実際の発音の方法を音声で学ぶことができます。3DCG動画によって、文章ではわかりにくい舌の位置や、口の開け方などが一目瞭然!
/j/の発音を効率よく確実に習得することができる仕組みになっています。
/j/の発音レッスン
Discovering Nativeを使って/j/の発音レッスンに挑戦してみましょう。
発音レッスンでは、単語、熟語・短文、文章から発音練習ができます。モデル音声を聞いた後、マイクボタンを押して自分の発音を録音すると、発音を採点してくれます。
実際にDiscovering Nativeの/j/の発音レッスンの一部を見てみましょう。
単語
・yet /jet/
・billiard /bíljɚd/
短文
・Help yourself /hɛlp jərˈsɛlf/
・yellow card /ˈjɛloʊ kɑrd/
文章
・That’s the general opinion of young people. /ðæts ðə ˈʤɛnərəl əˈpɪnjən əv jʌŋ ˈpipəl/
・She yawned during yoga. /ʃi jɔnd ˈdʊrɪŋ ˈjoʊɡə/
Discovering Nativeで/ɪ/の発音練習
同じようにDiscovering Nativeでearの発音を検索してみます。
yearの時と同じように、earの発音/ɪr/の音の習得や、正しい発音のための体操などを解説しています。
Discovering Nativeで/ɪ/の発音方法を見てみましょう。
/ɪ/の発音方法は、後舌を上の奥歯に押し付けて、「イッ」と発声します、と解説しています。
動画を見ながら練習できるので習得もスムーズです。
/ɪ/の発音レッスン
Discovering Nativeを使って/ɪ/の発音レッスンにも挑戦してみましょう。
単語
・ink /ɪ́ŋk/
・hit /hɪ́t/
・begin /bɪgɪ́n/
熟語
・job interview /ʤɑ́b ɪ́ntɚvjù/
・Give me hints. /gɪ́v mi hɪ́nʦ/
・I went fishing. /áɪ wɛ́nt fɪ́ʃɪŋ/
文章
・It is a free gift. /ɪ́t ɪ́z ə frí gɪ́ft/
・What is the current interest rate? /(h)wʌ́t ɪ́z ðə kɝ́ənt ɪ́ntrəst réɪt/
同じ/ɪ/の発音でも、単語や文章によって得意不得意が明確に。苦手な発音は繰り返し練習し、正しい発音を身につけることができます。
まとめ:「year」と「ear」の発音の違いは?発音記号で徹底解説!
今回は「year」と「ear」の発音の違いについて解説しました。
「year」と「ear」の違いは出だしの音にあることが理解できれば、聞き取りや発音も上達するはず。舌やあごなど口周りの使い方にも注意して練習してみましょう。
Discovering Nativeでは、発音記号ごとに発音練習ができるので「year」と「ear」など、微妙な発音の違いも徹底的に練習できます。
最初の1ヶ月は無料トライアルが可能。気になる方は、ぜひDiscovering Nativeを使ってみてくださいね!
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