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theの使い方は意外と簡単!theを使う時の4つのルール
英語の会話や英作文において、何かと使い方に悩んでしまうのがtheではないでしょうか。しかし、theを使う時のルールは覚えてしまえば意外に簡単です。
今回は、英語発音矯正スクールDiscovering Soundsより、theの使い方のルールを4つにまとめ、さらにa/anとの違いについても解説します。
目次
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そもそもtheとは何?
the はthatが変化したもので、何か特定の名詞を指すときに使います。theは、聞き手が対象のものを特定できるのが前提として使われます。
theを付ける・付けないときの見分け方
ここからは、具体的にどんなときにtheを付けるのか、またどんなときに付けないのかを4つのルールに絞って解説していきます。
特定のものを表現するとき
多くの中から特定のモノや人を指す場合にtheを使います。
・Can I use a pen?
(ペンを使っていいですか?)
→たくさんあるペンの中から、どれか1つ使っても良いか聞いています。
・Can I use the pen?
(そのペンを使ってもいいですか?)
→たくさんあるペンの中から、ある特定のペンを使っても良いか聞いています。
1つしかないものを表すとき
the は他には存在しない、唯一無二のものを指す場合にも使われます。
その国やその会社に一人しかいない大統領や社長にもthe をつけます。
・the president
インターネットやWi-Fiにも同じ理由でtheを付けます。
・the internet
・the Wi-Fi
また、太陽系の恒星や地球、空なども一つしか存在しないため、必ずtheを付けます。
・the sun
・the Jupiter
・the earth
・the sky
さらに、最上級の形容詞と副詞の前にもtheを付けます。
・the best
・the easiest
このときに注意したいのがtheの発音の変化です。
“the best” のようにthe のあとが子音で始まる単語のとき、theの発音は/ðə/になります。
しかし、”the easiest”のように母音で始まる単語が続くときは、theの発音は/ði/になるので覚えておいてくださいね。
対象の名詞が文中で2回以上使われるとき
the はすでに文中や話しの中に出てきたモノや人を示す時に使われます。
・I saw a dog before. The dog has beautiful blue eyes.
(以前犬を見たんだ。その犬がすごくきれいな青い目をしているんだよ)
このように、一度話題に出てきたdog を繰り返す場合、”the dog”と表現します。
文法的につけると決められているもの
文法上、theを付けると決められている単語があります。
時間帯を表す朝・昼・夜は、
・the morning
・the noon
・the evening
となります。
また、方角を表す際にも
・the east (東)
・the west (西)
・the south (南)
・the north (北)
このようにtheをつけます。これらはほんの一例ではありますが、理由を追求するのではなく単純に覚えてしまった方が簡単です。
また、ホテルや美術館などにもthe を付けるので覚えておきましょう。
・the Discovering Hotel (ディスカバリングホテル)
・The Louvre(ルーブル美術館)
a/anとの違いは?
ここまではtheの使い方について解説しました。複雑と思われがちなtheの使い方ですが、4つのルールを覚えれば、それほど難しくないとお分かりいただけたのではないでしょうか。
ここからは、theと同じくらい悩ましい、a/anについて。どちらも単数形の名詞に付けられるa/anとtheの違いは何でしょう。
基本的な違いは、範囲の広さです。a/an は単数形の名詞に付けられ、その名詞が示す範囲の中の「1つ」を表します。
・I love cats.
→ 一般的に「猫が好きです」というときは無冠詞・複数形になります。抽象的な概念のイメージです。
・I love a cat.
→ 「とある1匹の猫」となり、どの猫かは特定していないため聞き手には特定の猫のイメージは伝わりません。
・I love the cat.
→ 聞き手と共通認識のある「その猫が好き」という意味で、聞き手も同じ猫をイメージできる場合はtheを使います。
a/an とthe で、聞き手が捉える意味が違うことがわかります。
また、冠詞のa/anの使い分けは、”a cat”のように子音で始まる単語につくときは”a”を使い、”an animal”のように母音で始まる単語が続くときは”an”になります。
the, a/anが付かないのはどんなとき?
必ずしも全てにおいて、名詞にtheやa/anをつけなければならないわけではありません。
ここからは、theや a/anが付かない時のルールについて解説します。
人名や国名には付けない
一般的に、人名や国名にはtheやa/anは付けません(Michael, Japanなど)。
ただし、以下のように国名によってはtheがつくものがあります。
・the United States of America(アメリカ合衆国)
・the United Kingdom(イギリス)
・the Netherlands(オランダ)
・the Philippines(フィリピン)
月や曜日には付けない
曜日や月(Monday, Januaryなど)にも基本的にtheやa/anは付けません。
まとめ:theの使い方は意外と簡単!theを使う時の4つのルール
今回は、theを使う時の4つのルールについて、文章を比較して違いを解説しました。
日本語では曖昧にしても伝わるものですが、英語ではtheを付けるかどうか、正しく判断していく必要があります。
Discovering Soundsでは、細かな文法や発音の違いについても講師が解説します。英語の発音を感覚で身につけ、ネイティブのような流暢な英語を身につけましょう!
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