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英語の[v]ってどんな音?発音のコツと発音矯正に役立つエクササイズ

皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。

「英語の[v]を発音しようとすると、日本語のカタカナ「バビブベボ」のような音になってしまう・・・。」

「単語では発音できても、文章になると[b]になってしまう・・・。」

など、英語の[v]の発音に苦戦している方は多いのではないでしょうか? 日本語にはない音のため、どう発音すれば良いかが頭でわかっている方でさえ、なかなかそれを実行できず、うまく発音できないという方がたくさんいらっしゃいます。
そこで本記事では、英語の[v]の発音のコツと、[v]の発音矯正に高い効果が見込めるおすすめの練習法などについて解説します。

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[v]の発音はなぜ難しいのか?

そもそも、英語の[v]の音はなぜそんなに難しく感じてしまうのでしょう。シンプルにこの問いに答えると、「[v]の音は日本語に存在しない音だから」。[v]の音によく似た日本語に「バ行」の音があります。私たち日本人は、常日頃からバ行の発音に慣れ親しんでいるため、英語の[v]を発音する際にもバ行の音に置き換えて発音してしまうのです。これは、いわゆるカタカナ英語の典型でもありますね。

中には、[v]の発音をどのようにすべきかを頭で理解している方もいます。ですが、いざ[v]の音を会話レベル(単語ではなく文章の中に[v]があるケース)で発音するとなると、口の動きが思うようにできず、発音が上手にできなくなってしまうという方はかなり多いです。

[v]の発音方法と3つのポイント

[v]が含まれる単語には、

victory /ˈvɪktəri/
vegetable /ˈvɛʤtəbəl/
・everyone /ˈevriˌwʌn/
・favorite /ˈfeɪvrət/
・love /ˈlʌv/
・arrive /əˈraɪv/

などがあります。基本的に[v]は単語のスペルでも”v”と表され、スペルと発音が一致しています。loveなど語尾のスペルが”ve”のときの最後の”e”は発音されません。また、ofの”f”も[v]で発音されますが例外的です。

まず、[v]の音を発音する方法について解説しておきましょう。

[v]の発音方法

①下唇を軽く突き出し、上の前歯を下唇の内側に軽く押し付けます。
②上の前歯と下唇の内側を振動させて「ヴ~」と発音します。
③[v]で終わる単語は「ヴッ」と下唇を弾きます。

参考動画:【Lesson25】上の前歯を下唇の内側に触れさせて発する音 [f]と[v]の発音方法《英語発音矯正 Discovering Sounds》

注意:振動させない[v]もある

英語の[v]の音は基本的には振動させる音なのですが、会話の途中に[v]が登場する場合、振動音がなくなるケースもあるので注意が必要です。主に[v]の後に子音が続くときは振動させません。単に[v]のポジションを取るだけで、「ヴッ」と弾かずに次の音に繋げるとスムーズになります。

one of the best
→ofの[v]は振動音にならず、下唇も弾きません。

You’ve done a good job!
→haveの省略形の[v]も振動音にはならず、下唇も弾きません。

英語の[v]を発音するときの3つのポイント

ポイント1. スマホなどのバイブ音をイメージして「ヴー」と力強い振動音を作る

ポイント2. 上下の唇を内側に巻き込まない

ポイント3. 下唇を強くかまない

振動音が弱いと「ウ」に近くなってしまいます。また、多くの方が不必要に唇を巻き込んだり、下唇を必要以上に噛んでしまったりしていますが、単語では良くても、文章で早くなってくると口が回らなくなってしまいま。必ず下唇の内側で音を取るようにしましょう。

[v]の発音矯正に効果的なエクササイズ

次に、英語の[v]の発音矯正に効果的な当校のネイティブ筋エクササイズ、『下唇持ち上げ体操』をご紹介します。日本語にない発音を習得するには、まずは口周りの筋トレから始めると効果的。『下唇持ち上げ体操』は、[v]の発音に必要な「オトガイ筋」を鍛えるエクササイズです。このエクササイズを行い、下唇のみを真上に持ち上げられるようになると、[v]の発音がスムーズにできるようになりますよ。

補足:オトガイ筋とは?

「オトガイ」とは下顎を指す言葉で、オトガイ筋は下顎の中央部分にある表情筋のことを意味します。オトガイ筋は口を閉じるときに下顎を持ち上げる筋肉で、下顎に力を入れると梅干しのようにシワが寄るのはオトガイ筋の働きです。

『下唇持ち上げ体操』のやり方

①下唇を軽く突き出す
②上の前歯を下唇の内側に触れさせる
③持ち上げた下唇を下の歯茎が見えるくらいまで思い切り下げる
④1~3の動きを繰り返す

イメージするならば、腹話術の人形の口の動きのような感じですね。顎は固定したまま1ミリも動かさずに下唇のみを上下に動かす練習をしましょう。

まとめ:英語の[v]の発音方法と発音矯正に役立つエクササイズ

今回は英語の[v]の発音矯正について解説しました。日本語には存在しない音だからこそ、ちょっと練習した程度ではなかなか身につかないのが[v]の音です。

英語の[v]をネイティブのように発音するには、まず[v]の発音時に必要なオトガイ筋の動きをスムーズにできるようにすること。そのためには今回紹介した、『下唇持ち上げ体操』が効果的です。やってみると想像以上に口周りがだるくなり、疲労感を感じるはず。ですが、続けていくことで徐々に動きに慣れ、オトガイ筋も鍛えられていきます。根気良く続けてみてくださいね!

Discovering Soundsでは、英語の発音を上達させるために必要な、ネイティブ筋エクササイズを多数ご用意しています。独学では難しい、レッスンを受けながら上達したい、という方はぜひ一度、Discovering Soundsの体験レッスンを受けてみてくださいね!

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