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英語の「TH」の発音が難しい理由と効果的な発音矯正法とは?
皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。
英語の発音で特に難しいとされる音がいくつかありますが、中でも代表的なのがTHの発音です。
今回のテーマはTHの発音について。
英語を話す上で非常に頻繁に発声する必要のあるTHの音ですが、これを上手に発音できるようになるにはどのような方法があるのでしょう。
この記事を読むことで、
・なぜTHの発音が難しいのか
・THの発音習得に必要なものは何か
・ネイティブ筋エクササイズとは
・THの発音矯正に向けてやるべきことは何か
などについて理解することができます。THの発音習得にお悩みの方に役立つ内容満載です!ぜひ今後の発音矯正の参考にされてみてくださいね。
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目次
英語の「TH」には2通りの発音方法がある
THは発音記号で[θ]もしくは[ð]と表されます。
これら2つの違いを簡単に説明すると、以下のようになります。
・[θ]…無声音(例:think, thank, birthday, anything)
・[ð]…有声音(例:this, that, they, with, mother, brother)
つまりは音が濁るか濁らないか、それにより[θ]もしくは[ð]のどちらであるかが判断できるということですね。
THの発音が難しい理由
お気づきの方も多いと思いますが、日本人がTHをネイティブと同じように発音することは非常に難しいです。
そのため、英語の発音を学ぶ過程において実に多くの人が「THの発音がいまいちよくわからない」と苦手意識を持ってしまいます。
ですが、一体なぜTHの発音は難しいのでしょう?
簡単にその理由について説明すると、「THの発音は舌を少し突き出して発音する必要があるから」です。
この「舌を軽く突き出す」動きは、日本語を発音する上では全く必要ではありません。
そのため、この動作自体が私たち日本人にとって未知の領域というわけですね。
「THの発音は舌を出すといいらしい」と頭で理解していても、いざ実践しようとするとうまくいかないのは、体がその動きに慣れていないからなのです。
THの発音矯正のために必要なものとは?
THをどのようにして発音するのかを知ることは難しいことではありません。
英語のTHの音を発音するときに必要なアクション自体は、「舌を少し前へ突き出して歯に軽く触れさせる」、これだけです。
ですが、問題は「わかっていても実際にはなかなかできない」点にあります。
舌を突き出そうとしてもスムーズに舌が動かず、瞬時に舌を出したり引いたりすることが非常に難しく感じられます。
この問題を解決するために必要なのは、舌の出し入れに必要な筋肉を強化することです。
つまり、英語のTHの発音矯正に必要なのは「筋トレ」となるわけですね。
Discovering Soundsのネイティブ筋エクササイズ
Discovering Soundsでは、独自のトレーニング方法「ネイティブ筋エクササイズ」を習得することで、英語の発音矯正を目指していきます。
ネイティブ筋エクササイズでは、唇・舌・喉などの筋肉をさまざまな動かし方で鍛えていきます。
・口周りあひる体操
・舌の振り下ろし体操
・舌の押し込み体操
・舌のきゅっきゅっ体操
など、多数の体操メニューをこなしていくことで、日本語にはない英語の発音を発声するために必要な口周りの筋肉を効果的に鍛えていくことができます。
ネイティブ筋エクササイズは、一度や二度で飛躍的な効果が見込めるものではありません。
しかし、繰り返しエクササイズを行うことにより、これまでできなかった英語特有の発音が少しずつネイティブに近づいていく効果を実感することができるのです。
THの発音矯正に効果のある『舌のきゅっきゅっ体操』
Discovering Soundsのネイティブ筋エクササイズの中で、THの発音矯正に効果があるのは『舌のきゅっきゅっ体操』です。
THの発音は舌を突き出す動きを必要とするのですが、このときに使われるのが「オトガイ舌筋」と呼ばれる舌の筋肉。
あごの下に指3本を当てながら舌を出したり引っ込めたりすると、動くか、もしくはへこむような感覚が伝わるかと思います。
そこが「オトガイ舌筋」です。
この筋肉をピンポイントで鍛えることができるのが
『舌のきゅっきゅっ体操』
というわけです。
具体的にどのような体操なのか、ここで解説しておきますね。
『舌のきゅっきゅっ体操』のやり方
- 舌を突き出し歯で噛まずに唇のみで軽くはさむ
- 唇ではさんだまま、舌に力を入れて前に突き出す(舌先で何かを舐めるイメージ)
- 舌の力を抜いて引っ込める(全部引っ込めず、1.の状態まで戻す)
以上の動きを10回1セットとして、1日3~5セット行いましょう。
文章で見ると簡単そうに見えるかもしれませんが、やってみるとなかなかキツイ!
いかに普段動かし慣れていないかが身をもって実感できますよ。
エクササイズのポイント
・舌の両端と口角は常に触れている状態を保つこと
・舌を突き出したとき、舌の裏側に引っ張られるような痛みを感じるのが正解
上記2つのポイントに意識しながら行いましょう。
筋肉を使って正しくエクササイズできていれば、疲れや舌の裏側に若干の痛みを感じるはずです。
『舌のきゅっきゅっ体操』のエクササイズ動画はこちらから確認できます。
慣れるまでは動画を見ながら一緒にやってみるのがおすすめです。
ある程度慣れてしまえば、そこからはご自身でいつでも好きなときに継続していきましょう。
頻度を高くすることで、早く効果を実感できるようになります。
『舌のきゅっきゅっ体操』を応用してTHを発音しよう
それでは、だんだんと舌の筋肉を使い慣れてきたところで、『舌のきゅっきゅっ体操』を応用してTH無声音[θ]の発音にチャレンジしてみましょう。
方法は以下の4ステップです。
TH無声音[θ]の発音方法
- 口を軽く開け舌を下の前歯全体に乗るように軽く突き出す
- 上の前歯4本以外で軽く舌を挟む
- 口角を軽く緊張させ空気が漏れないように舌の両脇と密着させる
- そのまま息を「スー」と吐き出す
[θ]の発音方法はこちらの動画を見るとイメージが湧きやすくなるので、チェックしてみてくださいね。
[θ]の発音3つのポイント
[θ]の発音するときには、以下の3つのポイントに意識しましょう。
初めの段階から意識しておくと、後で修正するよりも断然ラクですよ。
・舌を噛んでしまわないこと
・舌の両端と口角の内側は常に触れさせておくこと
・息をまっすぐ吐くように意識すること
特に、舌を完全に嚙んでしまうと、音が「ツ」のように詰まった音になってしまうため注意しましょう。
ポイントを押さえたら、あとは練習あるのみです!
まとめ
英語で難しい発音ベスト3があるとしたら、絶対にランクインしているであろうTH。
たしかにとても難しい発音ではあります。
ですが、THが難しいのは私たち日本人が普段使わない発音方法を必要とするから。
であれば、ひたすら練習を重ねて、その口周りの動きに慣れてしまえば、今よりもっとスムーズに発音できるようになるということです!
Discovering Soundsでは、さまざまなネイティブ筋エクササイズにより、日本語にはない口周りの筋肉を鍛え、日本人が苦手としている英語の発音を、ネイティブレベルにまで引き上げることを実現しています。
英語の発音矯正を本格的に始めたい、Discovering Soundsのレッスンについてもっと知りたい、という方はぜひ一度体験レッスンを受けてみてくださいね!
今回の記事では、『英語のTHの発音が難しい理由と効果的な発音矯正法』についてご紹介しました!
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