英語お役立ち情報English Pronunciation Column
英語の現在進行形を極めよう!基本を徹底解説
皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。
英語の現在進行形は、日常会話でよく使われる文法のひとつです。
しかし、現在進行形や現在形などの時制は、日本語にはない感覚。そのため、使い方や表現方法に悩んでしまう方は少なくないはずです。
今回の記事では、現在進行形の基本を徹底解説。現在進行形の表現をマスターしましょう!
目次
現在進行形とは?
現在進行形とは「今、この瞬間」の状態を切り取って表す文法のこと。
現在進行形を日本語に訳すと「今〜しているところだ」という意味になります。
ここからは、現在進行形の文の作り方についてもう少し詳しく見ていきましょう。
現在進行形の作り方
現在進行形の基本形は、
「be動詞 + 動詞の原型ing」
で表します。
be動詞とは、「am」「are」「is」のことで、be動詞の後ろには動詞のing形が続きます。
以下の例文を見ていきましょう。
・I am watching TV. /aɪ əm ˈwɑʧɪŋ ˌtiːˈviː/(テレビを見ているところです)
・She is playing piano. /ʃi əz ˈpleɪɪŋ piˈænoʊ/(彼女はピアノを弾いているところです)
・They are cooking now. /ðeɪ ər ˈkʊkɪŋ naʊ/(彼らは料理をしているところです)
ほとんどの場合は動詞の原型にingをつけるだけですが、以下のような例外もあります。
・語尾がeで終わる単語の場合は、eを除いてingをつける
take → taking
・語尾がieで終わる場合は、ieをyに変えてingをつける
lie → lying
・語尾が1短母音と1子音で終わる場合は、語尾の1文字を重ねてingをつける
swim → swimming
run → running
ぜひ、覚えておきましょう!
現在進行形疑問文の作り方
現在進行形の疑問文は、文頭にbe動詞を置いて表します。
・Are you watching TV? /ɑr jʊ ˈwɑʧɪŋ ˌtiːˈviː/(今テレビを見ていますか?)
・Is she playing piano? /ɪz ʃi ˈpleɪɪŋ piˈænoʊ/(彼女はピアノを演奏中ですか?)
・Are they cooking now? /ɑr ðeɪ ˈkʊkɪŋ naʊ/(彼らは料理中ですか?)
さらに、疑問文に答える際もbe動詞を使います。
・Yes, I am. /jɛs aɪ æm /または、No, I’m not. /noʊ aɪm nɑːt/
・Yes, she is. /jɛs ʃiː ɪz/または、No, she isn’t. /noʊ ʃiː ˈɪzənt/
・Yes, they are. /jɛs ðeɪ ɑːr/または、No, they aren’t. /noʊ ðeɪ ˈɑːrənt/
“Yes” や “No”だけでも通じますが、”Yes, I am.” または “No, I’m not.” と表現できれば、より丁寧な印象になりますよ。
現在進行形否定文の作り方
現在進行形の否定文は、be動詞の後にnotをつけます。
・I am not singing. /aɪ əm nɑt ˈsɪŋɪŋ/(私は歌っていません)
・He is not playing soccer. /hi ˈɪz nɑt ˈpleɪɪŋ ˈsɑkər/(彼はサッカーをしていません)
・They are not running. /ðeɪ ˈɑr nɑt ˈrʌnɪŋ/(彼らは走っていません)
さらに、否定文は以下のように短縮することもできます。
・I am not → I’m not
・He is not → He isn’t
・They are not → They aren’t
現在進行形にできない動詞
実は、現在進行形にできない動詞があります。
英語の動詞には、大きく分けて動作や変化を表す「動作動詞」と、感情や性質、所有などを表す「状態動詞」が。現在進行形で動詞の原型にingをつけられるのは、動作動詞だけです。
ingがつけられない「状態動詞」の一例を見てみましょう。
・want /wɑːnt/ 欲しい
・have / hæv/ 持つ
・like /laɪk/ 好む
・see /siː/ 見る
・smell /smel/ 匂いがする
・understand /ˌʌndərˈstænd/ 理解する
・live /lɪv/ 住む
しかし、状態動詞の中の一部には現在進行形にできる場合も。
以下のような状態は、現在進行形にできます。
・状態動詞と動作動詞の両方の意味を持つ動詞
I’m having lunch now. /aɪm ˈhævɪŋ lʌnʧ naʊ/(今、昼食を食べている)
・今だけ一時的にしている状態を表現するとき
They are living in Canada for now. /ðeɪ ər ˈlɪvɪŋ ɪn ˈkænədə fər naʊ/(彼らは今カナダに住んでいる)
現在進行形で表現できること
現在進行形で表現できるのは「今〜しているところ」だけではありません。
日常的に繰り返していることや、近い未来についても表現することができます。
ここから、詳しく見ていきましょう。
日常で習慣にしていること
日常で習慣にしていることを現在進行形を使って表現できます。
この場合、always/ˈɔːlweɪz/や、constantly/ˈkɑːnstəntli/、usually /ˈjuːʒuəli/などの副詞と一緒に用いられます。
・She is always singing. /ʃi əz ˈɔlˌweɪz ˈsɪŋɪŋ/(彼女はいつも歌っている)
・You are constantly watching TV. /jʊ ər ˈkɑnstəntli ˈwɑʧɪŋ ˈtiˈvi./(あなたは常にテレビを見ている)
確定している未来のこと
現在進行形を使って確定している未来のことを表現できます。
この場合は、tomorrow /təˈmɑroʊ/ や next week /nɛkst wiːk/など、未来を表す言葉を用いて「今現在その予定に向けて準備している」というニュアンスに。
・He is visiting his parents tomorrow. /hi əz ˈvɪzɪtɪŋ ɪz ˈpɛrənts təˈmɑˌroʊ/(彼は明日両親を訪ねる予定です)
・She is leaving for Italy next week. /ʃi əz ˈliːvɪŋ fər ˈɪtəli nɛkst wiːk/(彼女は来週イタリアへ出発する予定です)
現在形と現在進行形の違いは?
現在形と現在進行形の違いを確認しましょう。
現在形は、習慣的行為や一般的な事柄、社会通念などを表します。また、現在形には過去と現在、未来を含む時間的な広がりがあります。
以下の2つの文で比べてみましょう。
・I write a diary in my room. /aɪ raɪt ə ˈdaɪəri ɪn maɪ ruːm/(私は部屋で日記を書きます)
・I’m writing a diary in my room. /aɪm ˈraɪtɪŋ ə ˈdaɪəri ɪn maɪ ruːm/(私は部屋で日記を書いているところです)
現在形の「部屋で日記を書きます」は習慣を表し、過去にも未来にもする行為を意味します。
しかし、現在進行形ではその瞬間を切り取って、「今まさに部屋で日記を書いている」という状態を表します。過去や未来にも「部屋で日記を書く」かはわかりません。
これが、現在形と現在進行形の違いです。
まとめ:英語の現在進行形を極めよう!基本を徹底解説
今回は、現在進行形について詳しく解説しました。
ネイティブの日常会話でもよく使われる現在進行形。中学1年生で学びますが、意外と奥が深く、使いこなすのは少し難しいかもしれません。しかし、何度も使うことで現在進行形の表現に慣れていくはずです。
Discovering Soundsは、英語の発音に特化した発音スクールです。現在進行形の表現も発音と一緒に使い方を学んでいきます。「面白そう!」と思った方はぜひ体験レッスンをお試しください!
関連記事はこちら