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意外と簡単!英語で「問い合わせ」をしてみよう!

皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。
海外のサービスや製品についてメールで問い合わせをする際に、書き出しや、件名、内容についてどう書いたらいいのかわからないと悩んだことがある方はきっと少なくないでしょう。
英語での「問い合わせ」は、一度覚えてしまえば案外簡単です。今回は、問い合わせの場面で役立つメールと電話での表現をご紹介します!

英語で「問い合わせ」はどう表現する?メールや電話での問い合わせ方法も紹介!

最近では、何かわからないことがあった場合、問い合わせたい内容をホームページ上で調べる人は多いのではないでしょうか。
企業やショップなどのサイトの多くには「お問い合わせフォーム」があり、そこから問い合わせをすると記入したメールアドレスに返事が来ます。
このような「問い合わせ」は英語で「Contact」や「Inquiry」と表現します。
ここからは、「Contact」と「Inquiry」の違いについて解説します。

Contact /ˈkɑːntækt/

Contact /ˈkɑːntækt/や、Contact us /ˈkɑːntækt ʌs/ は、英語のサイト上で「問い合わせ」を意味します。
電話やメール、問い合わせフォームなど、連絡手段は問わず幅広い意味合いで使われていることがほとんど。また、問い合わせ内容についても限定しないため、何か質問があればご連絡くださいといったニュアンスです。

Inquiry /ɪnˈkwaɪəri/

Inquiry /ɪnˈkwaɪəri/ は、contactに比べてより限定的な内容を問い合わせる表現です。
問い合わせたい内容が商品やサービスについてなのか、採用情報などについてなのかによって企業側の答え方も変わってきます。
サイトによってはCustomer Service Inquiryと表記されていることも。

仮に一つのサイト上に「Contact us」と「Inquiry」の両方があっても、それぞれの違いを知っておけばスムーズに答えに辿り着けるはずです。

メールでの問い合わせ

「Contact us」と「Inquiry」の違いは理解していただけたのではないでしょうか。
問い合わせる際には、シンプルに問い合わせたいことが伝われば良いですが、できるだけ失礼のないように書きたいもの。

ここからは、メールでの問い合わせに欠かせない4つの項目についてそれぞれ解説します。

件名の書き方

まずは、メールの件名です。
相手が要件を一目でわかるように、要点を抑えて書くのがポイントです。ここからは、実際に件名を書く際によく使われる表現を見ていきましょう。

Inquiryを使った表現には、”Inquiry about 〜.” で「〜についての問い合わせ」という意味があります。

・Inquiry about your service (サービスについての問い合わせ)
・Inquiry about job openings(求人についての問い合わせ)

先方に頼みごとや対応について依頼する場合はRequest forと表現します。”Request for〜.” で「〜についてのお願い(依頼)」という意味になります。

・Request for YouTube filming (YouTube撮影のお願い)
・Request for a price list (価格表の依頼)

先方への質問がある場合には、”Question about〜.” を使って「〜についての質問」という表現ができます。

・Question about in-flight meals (機内食についての質問)
・Question about business hours (営業時間についての質問)

宛名の書き方

本文の前には宛名を記載しましょう。
先方の名前がわかる場合は名前を書きます。先方が気持ちよく対応してくれるよう、省かずに記入しましょう。

相手の名前がわからない場合は「ご担当者様」という意味の、”To whom it may concern” と書きます。

名前の後には「,」(コンマ)や「:」(コロン)をつけましょう。コロンはよりフォーマルにしたいときによく使われるのでぜひ覚えておいてくださいね。

・To Mr. Miller, / Dear Mr. Miller: (ミラー様へ/親愛なるミラー様)
・To whom it may concern / To customer service (ご担当者様へ/カスタマーサービス様へ)

内容の書き出し

件名と宛名を書いたら、いよいよ本文です。

問い合わせのメールを送る際に、なぜ連絡しているのか要件が明確になっていないと読み飛ばされてしまう可能性があります。
まずは、何についてのメールなのか、要件をシンプルに書くのがポイント。

何か聞きたい場合には、以下のような表現が一般的です。

・I am writing to ask about check-in times.
(チェックインの時間についてうかがいたくメールしています)

・I would like some information about the place of production.
(生産地について情報をいただけないでしょうか)

また、先方に何かしてほしい場合には、

・I have a request for lunch arrangements.
(昼食の手配をお願いしたいです)

・I would like to request a conference room.
(会議室の手配をお願いしたいのですが)

などと表現できます。
would likeを使うことで、より丁寧な表現になるのでぜひ覚えておいてくださいね。

問い合わせメールを結ぶ言葉

本文を書き終えたら、結びの言葉です。

日本語では「よろしくお願いします」などと結ぶことが多いですよね。
英語には「よろしくお願いします」に直訳できる表現がないため、代わりに “Thank you.” や “Best Regards,” などを使ってメールを結びます。

Best Regardsは丁寧な表現なので、メールの結びにぜひ使ってみてください! 

電話での問い合わせ

次に、電話での問い合わせについても見ていきましょう。

英語での電話は、慣れないためついあせってしまいがち。メールのときよりも内容や要点を整理してから問い合わせることが重要です。

ここからは、電話での問い合わせのポイントについて解説していきます。

まずは要件を伝える

メールと同様に、電話のときもまずは要件から伝えるのが重要です。

ついあれこれ説明したくなってしまいますが、シンプルに要点を伝えるのがポイント。
商品の予約や注文がすでに済んでいる場合は、自分の名前や注文内容を先に伝えると問い合わせがスムーズに進みます。

・This is Tanaka and I ordered flower delivery to Ms. Joy for September 8th. I would like to change the delivery date.
(9月8日にジョイさんへお花の配達を依頼した田中です。配達日を変更したいのですが。)

・This is Morita who booked a standard room for next Friday. I have an inquiry about my reservation. I would like to upgrade my room. Are there any rooms available?
(来週の金曜日にスタンダードルームを予約した森田と申します。予約についての問い合わせです。お部屋をアップグレードしたいのですが、空室はありますか?)

・I have a question about your product. When do you stop selling limited-time watermelon bread?
(商品についての問い合わせです。期間限定のスイカパンの販売終了はいつですか?)

聞き取れないときはゆっくり話してもらおう

英語に自信がないと、電話での会話は緊張してしまうものです。

しかし、わからない場合は対面での会話と同じように聞き返したり、ゆっくり話してもらうようにお願いしたりすれば問題ありません。
相手の言っていることが聞き取れなかったときには、以下のようなフレーズが便利です。

・Sorry?(すみません?)
・Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?)
・Could you repeat the last part?(最後の部分をもう一度言っていただけますか?)
・Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか?)

お礼を伝えよう

電話の問い合わせの際も、最後に必ずお礼を伝えましょう。
こちらの質問や要望に対応してくれたことに対して、気持ちを込めてお礼のフレーズを言えば、お互いに気持ちよく電話を終えることができます。
以下の表現を参考にしてみてください。

・Thank you so much!(どうもありがとう)
・Thank you for your help. (ありがとうございました、助かりました)
・I appreciate it. (感謝します)

また、レストランやホテル、飛行機などに関する問い合わせで、これから利用する場合には以下のような表現を付け足しても良いですね。

・I’m looking forward to it.(楽しみにしています。)

まとめ:意外と簡単!英語で「問い合わせ」をしてみよう!

今回は、英語での問い合わせ方法について解説しました。

日本語で幅広く使われる「問い合わせ」ですが、英語では「Contact」と「Inquiry」でニュアンスの違いがあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
実際に英語の問い合わせフォームを使う機会はきっとあるはず。今回紹介した内容を参考に、必要事項を記入して送ってみましょう。

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