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英語で果物は何と言う?果物を使ったイディオムも紹介!

皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。

季節ごとにお店に並ぶ旬の果物はどれも美味しそうです。また、果物を見て「秋が来たな」「こたつでみかんを食べたいな」などと季節を感じることもありますね。

今回は、果物にスポットを当て、果物の表現や、果物を使ったさまざまなイディオムを紹介します。ぜひ最後まで読んでくださいね!

覚えておきたい2つの表現

果物を表す「fruit」と「fruits」。
同じ「果物」の表現ですがどのように使い分けるかご存知ですか?

ここからは、単数形の「fruit」と複数形の「fruits」の使い分けについて解説します。

fruit

単数形のfruit /fruːt/は、野菜やお肉、乳製品など食べ物の種類として果物全般を表現する際に使われます。

例えば、以下のような表現です。

・fruit juice /frúːt dʒuːs/ フルーツジュース
・fruit punch /frúːt pʌnʧ/ フルーツポンチ
・canned fruit /kænd frúːt/ 果物の缶詰
・tropical fruit /ˈtrɑpɪkəl frúːt/ 熱帯の果物

また、「私は毎朝果物を食べます」と言いたいとき、イチゴやりんごなど特定の果物ではなく果物全般を指すため、

・I eat fruit every morning. /aɪ iːt fruːt ˈɛvəri ˈmɔːrnɪŋ/

となります。

fruits

複数形の fruits /fruːts/は、複数の果物や、種類の違う果物を表現する際に使います。

例えば、以下の例文を見てみましょう。

・I bought some tropical fruits. /aɪ bɑːt səm ˈtrɑpɪkəl fruːts/

“some tropical fruits”で、マンゴーやドラゴンフルーツ、バナナなど複数の熱帯の果物全般を指すため、fruitsとなります。

以下の例文を見ると、果物全般ではなく複数の新鮮な果物のことを指しているのでfruitsという表現になっていることがお分かりいただけるはずです。

・Fresh fruits sell out in no time. /frɛʃ fruːts sɛl aʊt ɪn noʊ taɪm/
(新鮮な果物はあっという間に売り切れる)

果物を使ったイディオムやスラングを紹介!

ここからは、果物を使った英語のイディオムやスラングを紹介します。
ぜひ覚えて実際の会話で使ってみましょう!

The Big Apple

The Big Apple /ðə bɪɡ ˈæpəl/ と聞くと、大きなりんご…?と思ってしまいませんか。

しかし、The Big Appleは、アメリカのニューヨーク市のこと。
なぜThe Big Appleと呼ばれるようになったのかは諸説あり、正確な理由はわからないようです。

・The Big Apple has many places where dramas and movies have been set.
  /ðə bɪɡ ˈæpəl həz ˈmɛni ˈpleɪsəz weər ˈdrɑːməz ənd ˈmuːviz həv bɪn sɛt/
(ニューヨークにはドラマや映画の舞台になった場所がたくさんある)

go bananas

go bananas /ɡoʊ bəˈnænəz/ は、バナナを応援するフレーズではありません。

実は、”go bananas” で「気が狂いそうになる」「頭がおかしくなる」という意味に。
“go〜”で、「〜になる」と訳されることがありますが、go bananasもその一つです。

・Yesterday the room next door was partying till morning and it was so loud. The noise made me go bananas!
  /ˈjɛstərˌdeɪ ðə ruːm nɛkst dɔːr wəz ˈpɑːrtiɪŋ tɪl ˈmɔːrnɪŋ ənd ɪt wəz soʊ laʊd / /ðə nɔɪz meɪd mi ɡoʊ bəˈnænəz/
(昨日は隣の部屋が朝までパーティーをしていたんだ。うるさくて気が狂いそうだったよ!)

cherry-pick

cherry-pick /ˈʧɛri pɪk/は、そのまま訳すと「さくらんぼ狩り」のことです。
しかし、イディオムとして使う場合「いいとこ取り」という意味に。

・Many researchers cherry-pick favorable information.
  /ˈmɛni ˈrisəːrʧərz ˈʧɛri pɪk ˈfeɪvərəbəl ˌɪnfərˈmeɪʃən/
(多くの調査員は良い情報を選んで使っている)

lemon

lemon /lémən/を使ったイディオムは、なぜかネガティブな意味合いが多いのが特徴。
lemonは、バカバカしい人やものを指す表現として使われます。

・That car is lemon. Even if repaired, it will break soon.
  /ðæt kɑːr ɪz ˈlɛmən/  ˈiːvɪn ɪf rɪˈpɛrd ɪt wɪl breɪk suːn/
(あの車はポンコツだよ。修理してもすぐに壊れるんだから)

not give a fig

fig /fíg/は、イチジクのことです。
not give a fig /nɑt ɡɪv ə fɪɡ/で「興味がない」「どうでもいい」といった意味に。
少し古い言い回しでは、figの代わりにdamnが使われることも。

・I don’t give a fig if he comes or not.
  /aɪ doʊnt ɡɪv ə fɪɡ ɪf hi kʌmz ɔːr nɑːt/
(彼が来ても来なくてもどうでもいいよ)

plum

plum /plˈʌm/は、スモモのことです。
また、plum自体が「素晴らしいもの」という意味を持っています。
人がうらやむほど良いものを指して用いられることが多く、主に仕事関連の表現で使われます。

・How to get such a plum job?
  /haʊ tə ɡɛt sʌʧ ə plʌm ʤɑːb/
(どうやってそんな良い仕事見つけたの?)

sour grapes

sour grapes /ˈsaʊər ɡreɪps/ は、直訳すると「酸っぱいぶどう」。

しかし、sour grapesには負け惜しみという意味があります。
これはイソップ童話の中で、キツネが木に実ったブドウを取ろうとしたが取れず「どうせあのブドウは酸っぱいに決まっている」と負け惜しみを言って去ったことに由来しているそう。
由来を含めた意味を知ると印象に残り、すぐに覚えられそうですね。

・That’s not just sour grapes. I really think that it is not a good job for me.
  /ðæts nɑːt ʤəst ˈsaʊər ɡreɪps/ /aɪ ˈrɪli θɪŋk ðət ɪt əz nɑː tə ɡʊd ʤɑːb fə mi/
(これは負け惜しみなんかじゃない。本当にあの仕事が自分に向いていないと思ったんだ)

まとめ:英語で果物は何と言う?果物を使ったイディオムも紹介!

今回は、果物を表す「fruit」と「fruits」の使い分けについての解説と、果物を使った表現を紹介しました。
良い意味やネガティブな表現に、身近な果物が使われるのは面白いですね。実際に使ってどんどん表現力を磨いていきましょう!

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