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文中の単語でHが脱落する?
こんにちは。Discovering Soundsです。
英語の会話では、文脈やリズムに応じて /h/ の音(H音)が省略されることがあります。特に、人称代名詞や助動詞のように、頻繁に使われる単語に現れる 「H-deletion(Hの脱落)」 という現象です。リラックスした会話や口語的な表現でよく見られ、この音の省略が行われることで会話がより流暢になります。
本記事では、「H-deletion」がどのように使われるのか、「his」「he」「has」などの助動詞や代名詞の具体例を使って解説します。また、音が脱落するタイミングや、どのような場面で使うべきかも紹介します。
目次
「his」の H-deletion(彼の)
「his」のH音は、特に文中で前の単語とつながる場合に脱落しやすいです。例えば、ahead of his というフレーズでは、音のリズムをスムーズにするため、/h/ の音が省略され、「his」が弱く発音されます。これにより、フレーズ全体が一つのまとまりとして聞こえます。
例文:
“He gave me his money.”→ [He gave me ‘is money.](彼は私に彼のお金をくれた。)
“ahead of his time”→ [ahead of ‘is time](彼の時代に先駆けて)
ポイント:
このような脱落は、文全体を滑らかにするための音の変化です。特に「his」のH音は、文の中で重要性が低いため、省略されやすいです。
「he」の H-deletion(彼)
人称代名詞「he」も、前の単語とつながると /h/ が省略 されやすいです。会話では、特に「and he」「when he」などのフレーズで、H音が聞こえにくくなることがよくあります。
例文:
“And he left.”→ [An’ e left.](そして彼は去った。)
“When he arrived, it was raining.”→ [When ‘e arrived, it was raining.](彼が到着したとき、雨が降っていた。)
ポイント:
このような場面では、Hの音を省略することで、リズムよく会話を進めることができます。ただし、あまりフォーマルな場面ではこの発音は避けたほうがよいでしょう。
「has」の H-deletion(持っている・~した)
助動詞「has」も、H音が脱落する代表的な単語の一つです。特に現在完了形の文や、短縮された会話表現で「has」のH音が聞こえなくなることがよくあります。
例文:
“He has already left.”→ [He’s already left.](彼はすでに出発した。)
“She has been there.”→ [She’s been there.](彼女はそこに行ったことがある。)
ポイント:
「has」のH音が脱落するのは、短縮形(He’s / She’s)などでよく見られます。特に会話の中で、文を短く簡潔にするために頻繁に使われる省略です。
H-deletionはいつ使われるべき?
「H-deletion」は、英語のネイティブスピーカーが日常会話で使う自然なリズムを作り出すための現象です。ただし、以下の点に注意しましょう。
- カジュアルな場面での使用が一般的:
フォーマルな場面では、「H-deletion」は避ける方が無難です。正式なスピーチやビジネスの場では、単語を正確に発音することが求められます。 - 地域やアクセントの影響:
特にイギリス英語の一部(コックニーなど)では、「H-deletion」が顕著です。一方で、アメリカ英語ではあまり強調されないこともあります。 - 意味の混乱に注意:
例えば、「his」と「is」が混同される場合があるため、文脈に応じた聞き取りが重要です。
まとめ:H-deletionを使いこなして自然な会話を目指そう
「H-deletion」は、英語の流暢さを高めるために覚えておきたい現象です。特に人称代名詞や助動詞でこの現象がよく起こり、会話のスムーズな流れを助けます。ネイティブスピーカーとの会話では、このような音の省略に慣れておくと、自然な英語を理解しやすくなるでしょう。
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