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フォニックスって何?

皆さん、こんにちは。

Discovering Soundsです。

 

私達が学校で英語を勉強していたときは、「フォニックス」という勉強法は聞いたことがなかったという方も多くいらっしゃると思います。ここ最近、よく耳にするようになった「フォニックス」とは何かを、今日はお話させていただきます。

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フォニックスとは?

フォニックスとは英語の「スペル」と「音」のルールを学ぶ学習法です。フォニックスを学ぶことで、英語を正しい読み方で読むことができ、知らない単語でも聞けば正しい「スペル」で書けるようになる、という画期的な学習法です。

私たち日本人は、今まで「英語の文字と音にはルール(規則性)がある」ということすら知りませんでした。そのため、単語の「スペル」は丸暗記、発音もカタカナで覚えようとしていた方も多いでしょう。「フォニックス」を習得すれば、その必要はありません。

 

フォニックスの勉強法

では、具体的にどのように勉強すればよいのでしょうか。それをこれからご説明したいと思います。フォニックスの勉強は、まず母音と子音の音を「フォニックス読み」で覚えることから始まります。

 

フォニックスで学ぶ46の音(20の母音と26の子音)を下の表にまとめました。

アルファベット

フォニックス読みの発音記号

アルファベット

フォニックス読みの発音記号

s

/s/

or

/ɔːr/

a

/æ/

z

/z/

t

/t/

w

/w/   *wing

p

/p/

ng

/ŋ/

i

/i/

v

/v/

n

/n/

oo

/ʊ/   *book

c k

/k/

oo

/uː/  *booth

e

/e/

y

/j/    *yes

h

/h/

x

/z/  *example

r

/r/

ch

/tʃ/

m

/m/

sh

/ʃ/

d

/d/

th

/θ/

g

/g/

th

/ð/

o

/ɔː/

qu

/kw/  *quiet

u

/ʌ/

ou

/aʊ/

f

/f/

oi

/ɔɪ/

l

/l/

ue

/uː/   *true

b

/b/

er

/əːr/  *mother

ai

/eɪ/

ar

/ɑːr/

oa

/oʊ/  *boat

ear

/ɪər/

ie

/aɪ/

air

/eər/

j

/dʒ/  *judge

ure

/ʊər/

ee

/iː/    *fee

wh

/(h)w/

フォニックスをマスターするためには、まずは母音と子音の音を「フォニックス読み」を学習し、正しい音でそれぞれの音を発音する意識が必要です。

次に、覚えた母音と子音の音を「フォニックス読み」の音を繋げて、単語を読む練習をします。新しい単語に出会うたびに、繰り返し繰り返し、「フォニックス読み」の音を意識しながら読む練習をします。そうすることで、正しい音で単語を発音することができるようになるのです。

フォニックス勉強法の具体的な例

「フォニックス」では、まず母音と子音の音を「フォニックス読み」で覚えることを先に説明させていただきました。では、どう具体的に勉強していけばいいかを説明します。

例えば “ cat “という単語は、アルファベットの/si:/ /eɪ/ ti:/という「スペル」になります。フォニックスでは/k/, /æ/, /t/ という音になり、その音を組み合わせることで自然に/kæt/ と読めるようになるのです。

他にも、”interesting”という単語は、アルファベットの /ai/ /en/ /ti:/ /i:/ /ɑr/ /i:/ /es/ /ti:/ /ai/ /en/ /dʒi:/ という「スペル」になりますが、フォニックスでは、/ɪ/ /n/ /t/ /ə/ /r/ /ə/ /s/ t/ /ɪ/ /ŋ/という音になり、その音を組み合わせることで、自然に interestiŋ と読めるようになるのです。

英語を習うときに、まずアルファベットの読み方から覚えると思いますが、アルファベットは「アルファベット読み」と「フォニックス読み」の2つの読み方が存在するのです。単語を正しく発音するためには、「アルファベット読み」だけ知っていても、正しく読めませんので、「フォニックス読み」をぜひ覚えてください。

 

フォニックスを学ぶメリットは?

「フォニックス」は、単語や文法など理論中心に学んできた日本の英語教育とは全く違うものだということが分かって頂けたと思います。ここでは、今までの学び方とは大きく違う、フォニックス学習を通して得られるメリットについてお伝えしたいと思います!

 

メリット4つをご紹介

 

1、正しい音で発音できるようになります。

「フォニックス」の勉強法は、日本語の音には触れず、英語の発音を「音」として根本から学んでいくので、正しい発音を身につけることができます。さらに言えば、早期のうちから英語の正しい音に耳を鳴らしておけば、カタカナ発音を全く耳にすることなく、正しい英語の発音を吸収することができるのです。

 

2、リスニング力が向上します。

日本人がリスニングが苦手な原因の1つは、日本語の「音」と英語の「音」が違うからです。フォニックスを習得すると、正しい音が身につくため、自分が発音している「音」と聞こえてくる「音」の違いがなくなり、リスニング力がアップするのです。

 

3、英単語のスペルから、読み方を予測して発音できるようになります。

フォニックスを知らないと、英単語の「スペル」と「発音」を別々に覚えなければなりません。覚えることが2倍になるので暗記も大変になりますよね。フォニックスの知識があれば、英語の「スペル」から発音を予測できるので、単語を効率的に覚えて、正しく読むことができ、発音エラーがなくなります。

4、音から英単語のスペルを予測して、書けるようになります。

フォニックスを習得すると、聞こえた英語の音をもとに、スペルを推測する力が身につきます。そのため、いちいち辞書を引いて「スペル」を確認しなくても、自分の力で正しく英語を書けるようになります。

まとめ:フォニックスって何?

今回は、最近良く耳にする、「フォニックスって何?」についてまとめてみました。「フォニックス」は、毎日の積み重ねで必ず学習効果が得られる、画期的な英語学習法です。もちろん、そのためには根気よく続けることも必須です。正しい発音が身につき、結果、読む・書く・聴くも上達するので、是非皆さんも、「フォニックス」で英語力アップしてみませんか?

 

発音矯正においては、きちんと論理立てて作られたカリキュラムをもとにコツコツと進めていく必要があります。一人ではなかなか難しい、そう感じる方はぜひ一度Discovering Soundsのレッスンを受けてみてくださいね!


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