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英語の受動態とは?どのようなシーンで使われるもの?

みなさんこんにちは、Discovering soundsです。

今回は英語の「受動態」について解説していきます。「受動態」といえば中学の英語で学習した方が多い事項だと思いますが、いまいちなぜそれを用いる必要があるのかについてはっきりとしない方も多いのではないでしょうか。
今回は「受動態」の文法的説明に留まらず、それが用いられるシーンについても詳しくみていきます。

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「受動態」の文法的説明

まずは「受動態」の文法がどのようになっているかを説明します。
「受動態」は「be動詞+一般動詞の過去分詞」によって表されます。
例えば、「人々が英語を話す」という日本語を英語に訳すと、”People speak English.”となりますね。

この文を「受動態」に直すとき、”speak”の目的語である”English”が主語となります。
そして、”speak”の過去分詞は”spoken”ですから、次に示す英文が得られます。

“English is spoken (by people).”
このとき、誰によってその行為がされるのかを「by+行為者」の形で表現しますが、一般的に省略されることが多いです(このことについては後で詳しく説明します)。
まずは、この文法をしっかりと覚えましょう。

「受動態」が用いられるシーンは?

次に、「受動態」が用いられるシーンについて詳しく見ていきましょう。

「一般論」を述べたいとき

まずは、「一般論」があげられます。
先ほど、「人々が英語を話す」という文を受動態に変換しました。
このとき、(そこに居住している人々によって)「英語が話される」という意味になっていましたね。

英語が「そこに居住している人々」にとって話されることが当たり前だと皆が考えているため、”by people”が省略されることが普通なのです。
このようにその動作が「誰によって」なされるのかが明らかであるような場合については、それは省略されます。

そう考えれば結局のところ、皆が共通して認識している「一般論」を受動態を通じて表すことが可能になります。

感情を表現したいとき

続いて、「感情を表現したいとき」があげられます。
例えば、「私はその知らせを聞いてびっくりした」という意味の英文を書くと、”I was surprised to hear the news.”となります。
この文をよく見ると、「be動詞+一般動詞の過去分詞」の形が現れていますね。
そのため、この文は受動態といえます。

”surprised”の元の形である”surprise”は「~を驚かせる」という意味を持っています。
ですので、「自分自身が驚いた」という意味の文を作りたいときは、それを「受動態」にする必要があるのです。
このようにもとの動詞が「~させる」という意味を持つ場合は、それを受動態にすることによって感情を表現する必要があるのです。

「行為者」が不明の場合

最後に、「行為者」が不明の場合があげられます。
先ほど「by+行為者」が省略されるのが受動態では一般的であり、その行為者が誰の目にも明らかであるということを説明しました。
これ以外にも「行為者」の正体が不明であるから、それを省略する慣習も実はあります。

例えば、「宝石の一部が盗まれた」という意味を持つ英文は、”Some of my jewelry was stolen.”となります。

この際「誰によって」宝石が盗まれたのか分からないため、それが省略されているのです。
ですので、「行為者」が不明である場合においても受動態は用いられます。

まとめ:英語の受動態とは?どのようなシーンで使われるもの?

いかがでしたか?
今回は、英語の「受動態」について解説しました。
・受動態を作るときは、「be動詞+一般動詞の過去分詞」を用いる
・一般論や行為者が不明のときには好んで用いられる
・感情を表現したいときに用いられることもある
というのがポイントでした。
以上を参考にしてもらえるとよいかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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