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英語リスニング・発音上達に重要な「シラブル」について

みなさんは「シラブル」というワードを聞いたことがありますか。あまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか。これが実は、リスニングおよび発音の向上に役に立ちます。今回は英語発音矯正スクールのDiscovering Soundsより、「シラブル」をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

「シラブル」とは?

英語のリスニングと発音の上達において、シラブル(音節)は非常に重要な概念であり、発音される際の音のまとまりを指します。通常、一つの母音を核とし、それに子音が組み合わさる音の単位となっています。
シラブルは英語に限らず、すべての言語において基本的な音の単位として存在し、その使い方や理解の仕方が言語能力を左右します。特に英語はシラブルごとのリズムが重視され、適切なシラブルの理解と使い方が、英語の発音やリスニング力を向上させるための鍵となります。

シラブルとアクセント

シラブルは、英語における音の流れやリズムを作り出す中心的な要素であり、特にアクセントの位置が非常に重要です。英語では、単語やフレーズの中に強調されるシラブル(アクセント)があり、これが言葉のリズムを形成します。

recordを用いた例

アクセントのあるシラブルは、通常、より強く、はっきりと発音され、言葉の意味やリズムに大きな影響を与えます。例えば、「record」という単語を考えた場合、名詞として使うときは第一音節にアクセントが置かれ、動詞として使うときは第二音節にアクセントが置かれます。
このように、シラブルのアクセントの位置は、英語における言葉の意味を変えるだけでなく、発音にも大きな影響を及ぼします。

シラブルの強弱について

英語のリズムは、強勢音節(ストレスのあるシラブル)と弱勢音節(ストレスのないシラブル)が交互に現れることで構成されます。この交互のリズムは、英語の自然な音の流れを作り出し、リスニングをより効果的にします。
シラブルの強弱を理解することで、英語のリズムを身につけ、発音もより自然になります。アクセントの位置を意識して発音することは、英語を話す際の流暢さや明確さを高めるために重要です。

シラブルの発音のコツ

シラブルを正確に発音するためには、まず各音節をはっきりと区別できるようになることが重要です。特に、英語では弱勢音節(シュワ音など)が頻繁に現れるため、発音する際にその部分を軽く、自然に発音することが求められます。
強勢音節と弱勢音節をしっかりと使い分けることが、英語の発音を明瞭にし、流暢にするために欠かせません。

シラブルの練習について

シラブルの発音を練習する際には、単語単位で練習するのも有効ですが、フレーズや文章の中でシラブルを意識して練習することがより効果的です。また、英語の音声は、日本語の音声と比べてより多様性があります。

日本語では母音の音が比較的クリアで一貫しているのに対し、英語では母音の発音が文脈によって変化することがあります。このため、英語のシラブルを発音する際には、各母音や子音がどのように音を変化させるかを理解し、適切に発音できるよう練習することが必要です。

例えば、シュワ音([ə])は英語の弱勢音節によく現れるため、これを適切に発音できるようになると、より自然な英語のリズムを身につけることができます。

まとめ:英語リスニング・発音上達に重要な「シラブル」について

いかがでしたか。今回は「シラブル」について解説しました。

シラブルは英語のリスニングと発音において欠かせない要素であり、その理解と使い方を習得することは、英語の発音を自然で明瞭にするため、またリスニング力を向上させるために非常に重要です。シラブルごとの強弱やリズムを意識し、アクセントの位置を正確に発音することが、流暢で正確な英語を話すための鍵となります。


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