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サイレントレター(黙字)とは?英語で発音しない文字について
みなさんこんにちは、Discovering soundsです。
今回は「サイレントレター(黙字)」について解説していきます。
サイレントレターというワードをあまり聞いたことのない方も多いかもしれません。しかし、英語の発音をマスターしていく上でこれは非常に重要な役割を果たします。
それでは、サイレントレターについて解説していきましょう。
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目次
なぜ日本人は流暢に英語を読むことができないのか
本題に入る前に、なぜ日本人は流暢に英語を話すことができないのかについて見ていきましょう。
例えば、次の英文を考えてみます。
“I ate sandwich yesterday.”
日本語にすれば、「私は昨日サンドイッチを食べた」となります。これを普通に発音しようとすると「アイ・エイト・サンドイッチ・イエスタデイ」となるでしょうか。
日本人が流暢に英語を話せない理由として、このように単語をぶつ切りにして発音したり、本来は発音しなくてもよい音を発音するといったことが考えられます。
これらに留意して発音できれば、これまでよりも流暢に英語を話せるようになると思います。いまの英文の場合は特に”sandwich“の”d”は発音しないのが通例です。
このように「読まない文字」について詳しく見ていくことにしましょう。
「サイレントレター(黙字)」とは?
それでは「サイレントレター」の解説に入っていきます。”sandwich“の例で見た通り、スペルではあるのに発音しない文字のことを「サイレントレター」といいます。
これにはいくつか種類があるので、それぞれ見ていくことにします。
”mb”で終わる単語
まずは”mb”で終わる単語をご紹介します。
・thumb /ˈθʌm/ (親指)
・bomb /ˈbɑːm/ (爆弾)
・climb /ˈklaɪm/ (のぼる)
これら3つの単語の発音を順にみていくと、「サム」・「ボム」・「クライム」となりますよね。
”mb”をいずれも発音しません。“mb”で単語が終わっている場合はこれを発音しないことが一般的であることを覚えておきましょう。
”e”で終わる単語
次に、”e”で終わる単語をご紹介します。
・bite /ˈbaɪt/ (噛む)
・elite /ɪˈliːt/ (エリート)
・site /ˈsaɪt/ (サイト)
・rate /ˈreɪt/ (割合)
の4つの英単語は日常でもよく用いられるかと思います。
これらの単語の構成は、bite → 母音 i+子音 t + eになっています。こういう場合の e をマジックe(magic e)といいます。
この場合のマジック“e”で終わる単語について、そのeは発音されません。
”ps”から始まる単語
続いて、”psy”から始まる単語をご紹介します。
例えば、
・psychology /saɪˈkɑːləʤi/ (心理学)
・psychiatry /saɪˈkajətri/ (精神医学)
・psychotherapist /ˌsaɪkoʊˈθerəpi/ (精神療法士)
はいずれも“p”を発音しません。また、これらの単語はギリシャ語から来ています。
“ps”がつく単語はいずれも、「こころ」に関する意味になるという特徴があります。心理学用語はギリシャ語がとても多く、この”p”が発音されません。
“ps”を接頭辞といいますが、接頭辞を活用すると単語を覚えやすくなるのでぜひ参考にしてみてください。
なぜサイレントレターは生まれたのか
発音をしないのならそもそもその文字をつづる必要がないと思われる方も多いでしょう。
なぜ、サイレントレターは誕生したのでしょうか。それには諸説あり、いくつかご紹介します。
1点目は「もともと発音していたが、後に発音されなくなった」ケースが考えられます。例えば”knife”という単語はもともと”e”も発音されていたようですが、時間の経過とともに発音されなくなったようです。
2点目は「他言語に由来する英単語である」ケースです。
“honest”や”corps”などの単語は英語以外の言語に由来する単語です。各言語で発音しない文字があるので、その名残が残っているというパターンもあります。
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まとめ:サイレントレター(黙字)とは?英語で発音しない文字について
いかがでしたか?
今回は「サイレントレター」について解説しました。英単語の中には発音しない文字があるので、それに注意すると発音の向上につながります。
今回ご紹介したサイレントレターは一例ですが、他にもありますのでぜひ調べてみるとよいでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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