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発音記号[æ]:母音æの発音法と英単語を10個紹介!

発音記号[æ]は、英語の発音において非常に重要な音のひとつです。この音は、しばしば日本語の「ア」の発音と混同されることがありますが、アメリカ英語では日本語の「ア」とは発音が異なります。正しい発音方法を理解することで、英語をより自然に話せるようになります。

今回は英語発音矯正スクールのDiscovering Soundsより、[æ]の発音法と、この音が含まれる単語を10個紹介しながら、その特徴を解説します。

[æ]の発音方法

発音記号[æ]は、英語の母音のひとつです。
よく、「ア」と「エ」の中間の音などと解説されることがありますが、アメリカ英語では、口を広げて、舌の奥の方を高く保ちつつ発声することが特徴です。

発音の手順
1.口の形: 口を開けて、唇をあまり丸めずに、やや横に広げるようにします。口を開ける際に、日本語の「ア」よりも少し広げるイメージです。
2. 舌の位置: 舌の後ろ側を上げることがポイントです。舌の先端は、下の歯のすぐ後ろに置きます。
3. 音の出し方: 口を広げたまま、「ア゛ー」もしくは「エ゛ー」というイメージで音を出します。声帯の振動を意識しながら、舌を前方に押し出すようにして[æ]の音を発します。

[æ]の発音方法は、イギリス英語ではやや異なります。イギリス英語では、日本語の「あ」に近い、明るい音になります。元気よく「あ」と発音しましょう。

[æ]の含まれる単語10個をご紹介

次に、[æ]の含まれる単語10個ご紹介していきます。

・cat [kæt](キャット)
「cat」は非常に一般的な単語で、「猫」を意味します。この単語の「a」の部分が[æ]の音です。

・hat [hæt](ハット)
「hat」は「帽子」を意味する単語です。こちらも「a」の部分が[æ]です。

・man [mæn](マン)
「man」は「男性」や「人」を意味します。この単語の「a」も[æ]音で発音されます。

・bag [bæɡ](バッグ)
「bag」は「袋」や「バッグ」を意味する単語です。こちらの「a」も[æ]の音で、後舌を上げた状態で発音します。

・bad [bæd](バッド)
「bad」は「悪い」を意味します。「a」の部分が[æ]になりますね。

・glass [ɡlæs](グラス)
「glass」は「コップ」を意味します。
最初の「ɡl」の音からスムーズに[æ]に移ることを意識。口を広げ、後舌を高く持ち上げます。

・sad [sæd](サッド)
「sad」は「悲しい」を意味します。「a」の部分が[æ]です。

・map [mæp](マップ)
「map」は「地図」を意味します。「a」の音は[æ]です。

・chat [ʧæt](チャット)
「chat」は「おしゃべり」や「会話」を意味します。「a」の音は[æ]です。

・hand [hænd](ハンド)
「hand」は「手」を意味します。この単語の「a」の部分も[æ]の音が使われます。口を大きく開け、後舌を高く保ちながら発音します。

このように、スペルが「a」のときに[æ]の発音になることが多いので、覚えておくと良いでしょう。

[æ]を正しく発音するための練習方法

[æ]の発音の正確さを高めるためには、反復練習が重要です。以下にいくつかの練習方法を紹介します。

・鏡の前で練習: 自分の口の動きや舌の位置を確認するために、鏡の前で練習することが有効です。口を大きく開け、後舌を持ち上げながら[æ]の音を出してみましょう。
・音声を模倣する: ネイティブスピーカーの発音を聞き、その音を模倣することが効果的です。音声教材や発音アプリを使って、[æ]の音が含まれる単語を繰り返し聞き、その音を真似して発音練習をします。
・シャドーイング: 聞いた音をそのまま繰り返すシャドーイングの練習を行うことで、発音の精度を高めることができます。映画やドラマ、ニュースなどのネイティブスピーカーの発音を真似て練習してみましょう。
・母音の舌の位置を意識する: 英語には多くの母音があり、発音時の舌の位置が異なります。[æ]は舌の後ろを高く、口を広げることで発音されるため、他の母音と比較して意識的に違いを感じながら練習することが大切です。

まとめ:発音記号[æ]:母音æの発音法と英単語を10個紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・[æ]のアメリカ英語の発音は、口を広げ、後舌を高く保ちながら発音する
・[æ]の含まれる単語にはcatやhatがある
・[æ]を正しく発音するための練習として、鏡の前で練習したり、シャドーイングなどをおこなうこと

以上の点が重要なポイントでした。[æ]は、英語の発音において非常に重要な母音のひとつです。練習を重ねることで、この音をしっかりと身につけ、英語をより効果的に使いこなせるようになりましょう。


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