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「かもしれない」の可能性を表現する英語を4つ紹介!
みなさんこんにちは、Discovering soundsです。
私たち日本人にとって、「~かもしれない」という表現は何気ないものですが、英語圏では可能性についての表現を細かく使い分けているのをご存じでしょうか?今回は「〜かもしれない」という可能性を表現する英語について解説していきますので、ぜひご覧ください。
目次
実現する確率がほぼ100%の場合の表現方法
まずは、実現する確率がほぼ100%の場合の表現方法について説明します。このようなケースでは「〜かもしれない」というよりかは「〜に違いない」といったほうがよいかもしれません。この場合では、助動詞の”must”を使うのが通例です。
“must”自体は「〜しなければいけない」という意味を持っていることをご存じの方も多いでしょう。しかしそれだけではなく、「〜に違いない」という意味をもつことも覚えておきましょう。
また、「〜しなければならない」という意味を持つものに”have to”もありますが、こちらも「〜に違いない」という意味をもちます。こちらも覚えておくとよいでしょう。
ここで例文をご紹介します。
He must arrive there in time.
(彼は時間内に到着するに違いない)
She has to be happy to hear that.
(彼女はその知らせを聞いてうれしくなるに違いない)
実現する確率が70%の場合の表現方法
次に、実現する確率が70%の場合の表現方法について説明します。私たち日本人は実現する確率が70%でも50%でもほぼ0%でも、「〜かもしれない」と表現します。
しかし英語圏では実現する確率によって表現を明確に区別します。さて本題に戻りますが、実現する確率が70%程度である場合にはどのように表現したらよいのでしょうか。
この場合では、”should”を用いるとよいです。“should”は「〜すべきである」の意味でお馴染みですが、この用法についてもぜひ覚えておきましょう。
ここで例文をご紹介します。
He should come to school today.
(彼は今日学校に来るはずである)
実現する確率が50%の場合の表現方法
続いて、実現する確率が50%の場合の表現方法について説明します。この場合では、”can”を用いるとよいです。日本語に訳すときは「〜もあり得る」・「〜することもある」とすればよいでしょう。
ここで、例文を見てみましょう。
Due to heavy rain, the train can be late.
(大雨の影響で、列車が遅れることもある)
実現する確率が40%の場合の表現方法
次に、 実現する確率が40%の場合の表現方法についてです。このケースでは、”may”を使うようにしましょう。日本語にするときは「たぶん〜だろう」・「〜かもしれない」とすればよいです。
ここで、例文を見てみましょう。
She may stay up late to study for the exam.
(彼女はテスト勉強のために、たぶん夜ふかししているだろう。)
実現する確率が30%以下の場合の表現方法
最後に、実現する確率が30%以下の場合の表現方法について説明します。この場合では”might”を使うとよいでしょう。
“might”は”may”の過去形ですが、なぜ過去形の助動詞が現在形のような意味になるのか疑問に思う方もいらっしゃるはずです。
“might”を過去形のような意味で訳すときは、基本的には否定文であることが多いです。ですので、それ以外では”may”と”might”は別の助動詞と考えたほうが、都合が良いです。なお日本語に訳すときは「ひょっとすると〜かもしれない」と訳すと良いでしょう。
ここで例文を見てみます。
He might forget buying vegetables.
(彼はひょっとすると野菜を買い忘れるかもしれない)
まとめ:「かもしれない」の可能性を表現する英語を4つ紹介!
いかがでしたか。
今回は「〜かもしれない」という可能性を表現する英語について解説していきます。
・実現する確率がほぼ100%の場合では”must”
・実現する確率がほぼ70%の場合では”should”
・実現する確率がほぼ50%の場合では”can”
・実現する確率がほぼ40%の場合では”may”
・実現する確率が30%以下の場合では”might”
と使い分けるとよいでしょう。最後までご覧いただきありがとうございました。
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