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ネイティブが多用する「I mean」の使い方や意味とは?
みなさんこんにちは、Discovering soundsです。
今回は、ネイティブスピーカーが多用する”I mean”の使い方について解説していきます。わたしたち日本人にとってみればあまり馴染みがないフレーズかもしれませんが、ネイティブスピーカーの人たちはかなりの頻度で使います。
英会話をする上で非常に便利な表現ですから、ぜひその使い方や意味を覚えるようにしてほしいと思います。
”I mean”の3つの意味
さて早速、”I mean”の意味について見ていきましょう。
「強調」の意味
まずその意味のひとつとしてあげられるのは、「強調」です。
例えば次の例文を見てみましょう。
My boss ordered me to finish many jobs by myself. I mean, can you believe that?
(上司がこんなに多くの仕事をひとりでやるよう命令してきた。ねぇ、信じられる?)
この例文の2文目の”can you believe that?”の部分は、相手に同意を求める「修辞疑問文」に該当します。
この修辞疑問文の前に”I mean”が添えられると、その意味が強調されます。
いまの例文はどちらかというとマイナスな意味を強調していますが、一方で次の例文ではどうでしょうか。
He passed the entrance examination. I admire him for his effort. I mean.
(彼は入学試験に合格した。心から、私は彼の努力を尊敬している。)
この場合は彼の努力の賛辞を強調していますが、このようにプラスな意味においても強調することができます。
「補足」の意味
続いて、「補足」の意味について解説していきます。次の例文をまずは見てみましょう。
I visited Kyoto last week and I enjoyed the trip. I mean, I went to the Kinkau-ji shrine, the Kyoto tower and the Kamogawa river.
(先週京都に行き、旅行を楽しみました。より具体的には、金閣寺・京都タワー・鴨川に行きました。)
この例文の1文目と2文目の関係を考えてみましょう。2文目は1文目の内容を詳しく説明しています。つまり、1文目の内容を2文目で補足しているのです。
その他、英語の長文を読んでいく上でその用法から、前の内容を言い換えたものが”I mean”の後ろに来ることが多々あります。文章を読んでいく上で内容がつかみにくい場合は、”I mean”があればそれを利用して文脈をとらえるようにするとよいかと思います。
「訂正」の意味
最後に、「訂正」の意味について見ていきましょう。
早速、次の例文を考えましょう。
I plan to hold a meeting next Tuesday. I mean, next Wednesday.
(来週の火曜、間違えました水曜に会議を行うのを計画しています。)
この例文では1文目で会議の開催曜日について間違ったことを伝えています。
2文目ではその誤りを正すために、”I mean”を伴っているのです。
このように、誤りを訂正するためにも”I mean”を用いることもあります。また、これに類する表現として”well”があります。
I went to the concert. Thousands of people enjoyed the music – well 100 hundred.
(コンサートに行ったよ。何千人いや1万人が音楽を楽しんだよ。)
この例文の”well”では「えーっと」というニュアンスを発し、内容を訂正する意味があります。
こちらも是非覚えておきましょう。
まとめ:ネイティブが多用する「I mean」の使い方や意味とは?
いかがでしたか。今回は、”I mean”の意味には、強調・補足・訂正の3つがあるということでした。英語のドラマや英語などを注意深く観ると”I mean”がよく使われていることがわかりますので、その際にもニュアンスを掴んでみてくださいね。
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