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gorilla/jaguar/squirrel/penguin/giraffe/orangutanの発音

皆さん、こんにちは!Discovering Soundsです。

英語を学ぶ上で、多くの日本人が苦労するのは、単語の発音です。特に動物の名前には、日本語にない音が含まれていることが多く、その発音が難しいと感じる人が多いです。例えば、「ゴリラ」「ジャガー」「ペンギン」など、カタカナ表記で親しまれている動物たちの名前も、英語ではまったく異なる発音をします。

本記事では、特に発音が難しいとされる Gorilla (ゴリラ)Jaguar (ジャガー)Squirrel (リス)Penguin (ペンギン)Giraffe (キリン)Orangutan (オランウータン) の英語の発音について、発音ポイントを解説していきます。

gorilla(ゴリラ)の発音

「gorilla(ゴリラ)」という単語は、日本語ではそのままカタカナで「ゴリラ」と表記されますが、英語での発音は少し異なります。正しい発音記号は /ɡəˈrɪlə/ です。この発音を理解し、日本語の発音との違いに慣れることがポイントです。

発音の解説

  • /ɡə/:この部分は少し弱い「ゴ」のように発音します。
  • /ˈrɪ/:ここが日本人にとって特に難しいポイントです。/ɡə/の発音の後すぐに子音のRは舌先を巻いて、舌を振り下ろして、「リー」というよりも、「ゥルィー」のように発音します。この/ˈrɪ/のイは短母音ですが、後ろに有声子音のLがあるため、短母音のイが少し伸びます。短すぎないように注意しましょう。
  • /lə/:最後の部分は、短く低い「ア」で「ルァ」というイメージで発音します。
  • 全部繋げると、「ゴゥルィールァ」というイメージです。

gorillaの発音が日本人にとって難しい理由

日本人にとって特に難しいのは、子音 /r/ の後に 子音 /l/ が続く組み合わせです。日本語にはこのような音の組み合わせがないため、舌の位置や動きをスムーズに切り替えるのが難しいと感じることが多いです。日本語の「ゴリラ」では、RとLの違いがほとんど意識されていないため、英語の発音ではこの区別が重要になります。

この RL の組み合わせが正確に発音できるようになると、英語の「gorilla」がより自然に聞こえるようになります。

jaguar(ジャガー)の発音

「jaguar(ジャガー)」という単語も、日本語ではカタカナで「ジャガー」と表記されますが、英語での発音は異なります。正しい発音記号は、アメリカ英語とイギリス英語で少し違いがあります。

発音の解説:アメリカ英語とイギリス英語の違い

  • アメリカ英語: /ˈʤæˌgwɑɚ/
  • イギリス英語: /ˈʤægjəwə/

アメリカ英語の発音の解説 /ˈʤæˌgwɑɚ/

  • /ˈdʒæ/: 最初の部分は、「ジャ」という音で、しっかり舌で弾く音になります。母音のアは/æ/の音になり、日本語にはない「ア」の音になります。
  • /ˌgwɑɚ/: ここが、日本人にとって難しいポイントです。「ガー」ではなく、/ɡw/ の部分で「グゥワ」のように、軽く子音wの「ウ」を含んだ音を出し、最後に「アー」と発音します。母音のR の音も含まれるため、舌を後ろに引く動きが必要です。「ジャーグゥワァー」というイメージです。

イギリス英語の発音の解説 /ˈʤægjəwə/

  • /ˈdʒæ/: アメリカ英語と同じく、「ジャ」と発音します。
  • /ɡjuːə/: ここでは、「ギューァ」と発音し、音が3つに分かれます。/ɡj/ で「ギィ」と発音し、続けて「ユーア」と音が続きます。Rの音はアメリカ英語ほど強くありません。「ジャーギュゥワァ」というイメージです。

squirrel(リス)の発音

「squirrel(リス)」の英語の発音も、日本人にとって発音が難しい単語の一つです。正しい発音記号は /ˈskwɚrəl/ です。

発音の解説

  • /ˈskwɚ/: この部分が、発音の難所です。まず /skw/ の部分は、「s」と「k」のそれぞれの子音の後ろには母音が入らないようにします。カタカナ読みをしてしまうと、日本語は子音と母音がセットになってしまうので、「スゥクゥ」とウの母音が後ろに続いてしまいます。「s」は「スー」と息だけを吐き、「k」は「ク」と息だけで空気を破裂させて出します。その後「w」と母音のRで//「ワー」と「w」を軽く振動させ母音のRで舌を一気に後ろに引きます。
  • /rəl/: 最後の部分は、引いた舌を下前歯の裏側に戻さず、引いた舌をそのまま巻いて子音のRを出します。子音Rの「ウ」をだし、すぐに母音に移行し /rəl/ で「ラル」という音を作ります。「スクワーラル」のイメージです。

penguin(ペンギン)の発音

「penguin(ペンギン)」は、日本語でもカタカナでよく使われる単語ですが、英語の発音は少し異なります。特に、日本人にとっては母音の音や子音の連続が発音しづらいと感じる部分があります。正しい発音記号は /ˈpɛŋgwən/ です。

発音の解説

  • /ˈpɛŋ/: 最初の部分は「ペン」と聞こえますが、正しくは /pɛŋ/ と発音します。/pɛ/ は「ペ」のように発音し、この母音エは短母音の /ɛ/ になります。/ŋ/ は「ンー」の音です。ただし、日本語の「ン」とは異なり、/ŋ/ は口の奥で舌を軟口蓋に付けて発音する「鼻音」です。日本語の「ペン」とは異なり、/ŋ/ の音を強調します。 
  • /ɡwən/: 次の部分は /ɡwən/ で、「グウィン」となります。/ɡ/ は「グ」の音で、次の /wɪn/ は「ウィン」のように発音しますが、速く滑らかに言うことが重要です。「ペングウィン」のイメージです。

giraffe(キリン)の発音

「giraffe(キリン)」はシンプルな単語ですが、英語の発音は日本人にとって少し難しいと感じる部分があります。正しい発音記号は /ʤəˈræf/です。特に、日本人には 子音 /ʤ/ 「ヂ」が苦手な人が多いです。他にも母音の違いがポイントです。

発音の解説

  • /ʤə/: 最初の部分は「」です。この /ʤ/ は、日本語にはない破擦音で、「」と発音する際に、舌を軽く歯茎に当てた状態から弾くように発音します。この弾くのがポイントなのですが、日本人はこの弾く音が弱くなりがちで、 /ʒ/ になりやすいので注意が必要です。また /ə/ は弱く発音されるschwaの「ア」の音で、非常に短い母音です。
  • /ræf/: 次の部分は「ラフ」のように発音します。/r/は子音のRで舌を素早く後ろに巻いて母音の /æ/ に移行します。 /æ/  は、日本語にはない音で、英語では口を大きく開けて発音します。/f/ の音で終わるため、母音が入らず、息だけの音になります。この /f/ を弾いてしまう人が多いので注意が必要です。「ヂラーフ」のイメージです。

一見簡単な単語に見えますが、発音は意外と難しいです。

orangutan(オラウータン)の発音

「orangutan(オラウータン)」は日本語でもなじみのある単語ですが、英語での発音は少し異なり、発音のポイントがいくつかあります。正しい発音記号は ˈræŋəˌtæŋ/です。

発音の解説

  • /ə/ の最初の部分は弱いオっぽい音です。/ə/ はschwa:シュワーと呼ばれる弱い母音で、日本語にはない短いオっぽい音になります。
  • /ˈræŋə/: 次の音は「ラーング」に近い音です。ここでの /æ/ の音は、日本語の「ア」よりも口を大きく開けて発音し、/ŋ/ は「ング」と鼻にかける音です。この「グ」は/g/ の音とは違い、イメージは「グ」になりますが、弾かない音になります。
  • /ˌtæn/: 最後の部分は「タン」に似ていますが、英語特有の /t/ の音を強く発音し、/æ/ の音を大きく開けて発音します。「オラーングターン」というイメージです。

「orangutan(オラウータン)」は、特に日本語にはない /æ/ の音や /ŋ/ の鼻音が発音の難しい部分です。

難しい動物名の発音:ゴリラからオラウータンまでの発音ポイント

いかがでしょうか?本記事では、難しい動物名の発音をご紹介しました。

英語の動物名の発音は、日本人にとって特に難しいものが多いです。これらの動物名を正確に発音するには、英語独特の音や単語自体のリズムやアクセントに注意し、日本語にはない発音記号を意識して練習することが重要です。発音記号を理解し、繰り返し練習することで、ネイティブに近い発音に近づくことができるでしょう。

英語の発音を習得したいとお考えの方は、Discovering Soundsのレッスンがおすすめです。少しでも興味のある方は、お気軽に体験レッスンにお申し込みください。


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