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ハイフン付き形（Hyphenated form）の英語の複合語とは？
皆さん、こんにちは。Discovering Soundsです。
英語の複合語（compound word）とは、二つ以上の語が結合して新たな意味を持つ単語のことを指します。複合語は通常、それぞれの構成要素が独立した意味を持つ語から成り立っており、結合することで新しい意味を生み出します。
本記事では、英語の複合語（compound word）のハイフン付き形（Hyphenated form)について詳しくご紹介します。
目次
複合語の種類
複合語は以下の三つの形式に大別されます：
閉じた形（Closed form）
二つの語が一つに繋がって新たな単語を形成します。
例えば、「notebook」や「sunflower」などがこれに該当します。
前回の記事ではこちらの閉じた形（Closed form）の複合語をご紹介しました。英語の複合語ー閉じた形（Closed form）とは？こちらをご覧ください。
ハイフン付き形（Hyphenated form）
ハイフンを使って結合された語。
例えば、「mother-in-law」や「check-in」などがこれに該当します。
開いた形（Open form）
空白で区切られたが、一緒に一つの意味を成す語群。
例えば、「post office」や「high school」などがこれに該当します。
ハイフン付き形（Hyphenated form）の複合語
ハイフン付き形（Hyphenated form）は、2つ以上の単語が結合して新たな意味を持つ複合語の一種です。これにより、関連する語句や概念がひとつの単語として表現されます。例えば、「mother-in-law」「self-esteem」「check-in」などがあります。これらの単語は、単純な単語ではなく、一つの意味を持つ複合語として扱われます。
閉じた形の特徴は、以下のとおりです。
- 一つの語として認識される。
- ハイフン (-) で単語を区切る。
ここでいくつかの例を挙げます：
ハイフン付き形（Hyphenated form）の名詞
多くの複合語のように、「前」の単語に第１アクセント、「後ろ」の単語に第２アクセントが来るパターン。大文字は第１アクセントとなります。
MOther-in-law /ˈmʌðɚrənˌlɑː/（義母）
CHECK-in /ˈtʃɛkˌɪn/ （チェックイン）
SHOW-off /ˈʃoʊˌɑːf/（目立ちたがり屋）
KNOW-it-all /ˈnowətˌɑːl/（嫌味なほど物知りな人）
TAKE-up /ˈteɪkˌʌp/（占有）
KNOW-how /ˈnoʊˌhaʊ/ （ノウハウ）
TRADE-in /ˈtreɪdˌɪn/（下取り）
PUSH-up /ˈpʊʃˌʌp/（腕立て伏せ）
SING–along /ˈsɪŋəˌlɑːŋ/（合唱）
NO-man’s-land /ˈnoʊˌmænzˌlænd/ （無人地帯）
SIX-pack /ˈsɪksˌpæk/（シックスパック）
RUNner-up /ˈrʌnɚˌʌp/（準優勝者）
GO–kart /ˈgoʊˌkɑɚt/（ゴーカート）
FOLlow–up /ˈfɑːloʊˌʌp/（追跡調査）
CALL-in /ˈkɑːlˌɪn/（電話連絡）
PICK-me-up /ˈpɪkmiˌʌp/（元気付け）
DROP-off /ˈdrɑːpˌɑːf/ （降ろし場所）
DRIVE-in /ˈdraɪvˌɪn/（ドライブイン）
DRIVE–through /ˈdraɪvˌθruː/（ドライブスルー）
同じく名詞で、「前」の単語に第２アクセント、「後ろ」の単語に第１アクセントが来るパターン。
do-it-yourSELFer /ˌduːətjɚˈsɛlfɚ/（自称なんでも屋）
word-of-MOUTH /ˌwɚdəvˈmaʊθ/（口コミ）
self-eSTEEM /ˌsɛlfəˈstiːm/（自尊）
self-conTROL /ˌsɛlfkənˈtroʊl/ （自制心）
jack–of–all–TRADES /ˌʤækəvˌɑːlˈtreɪdz/ （多才な人）
ハイフン付き形（Hyphenated form）の形容詞
「前」の単語に第１アクセント、「後ろ」の単語に第２アクセントが来るパターン。
BLUE-eyed /ˈbluːˌaɪd/（青い目の）
SHORT-term /ˈʃoɚtˌtɚm/（短期の）
NO-name /ˈnoʊˌneɪm/ （無名の、ノーブランドの）
LONG-term /ˈlɑːŋˈtɚm/ （長期の）
FREE–range /ˈfriːˌreɪnʤ/ （放し飼いの）
ALL-time /ˈɑːlˌtaɪm/ （史上最高の）
KING–size /ˈkɪŋˌsaɪz/ （キングサイズの）
TIME–saving /ˈtaɪmˌseɪvɪŋ/ （時間節約の）
HUSH–hush /ˈhʌʃˌhʌʃ/ （極秘の）
FULL–length /ˈfʊlˌlɛŋθ/ （全長の）
HAND-me-down /ˈhændmiˌdaʊn/ （お下がりの）
FULL-time /ˈfʊlˌtaɪm/（常勤の）
「前後」の単語に第１アクセントが来る形容詞のパターン。
LONG-LASTing /ˈlɑːŋˈlæstɪŋ/ （長持ちする）
HIGH-RISE /ˈhaɪˈraɪz/ （高層の）
HAND-to-HAND /ˈhændtəˈhænd/（接近戦の）
HIGH-SPEED /ˈhaɪˈspiːd/ （高速の）
COLD-BLOODed /ˈkoʊldˈblʌdəd/ （冷酷な）
WELL-KNOWN /ˈwɛlˈnoʊn/ （有名な）
SOFT-SPOKen /ˈsɑːftˈspoʊkən/ （柔らかく話す）
HEAvy-HANDed /ˈhɛviˈhændəd/ （強引な）
DEEP-ROOTed /ˈdiːpˈruːtəd/ （根深い）
OLD-FAshioned /ˈoʊldˈfæʃənd/（古風な）
BREAK–Even /ˈbreɪkˈiːvən/ （損益分岐点の）
LOW-KEY /ˈloʊˈkiː/ （控えめな）
HEAvy-DUty /ˈhɛviˈduːti/ （極めて丈夫な、頑丈な）
HAND-to-MOUTH /ˈhændtəˈmaʊθ/ （その日暮らしの）
HIGH-CLASS /ˈhaɪˈklæs/ （高級な）
同じく形容詞で、「前」の単語に第２アクセント、「後ろ」の単語に第１アクセントが来るパターン。音節が多い単語が後ろにある場合、もしくは、３語以上の構成の場合にこのパターンになることが多いです。
well-DRESSED /ˌwɛlˈdrɛst/（おしゃれな、身だしなみの良い）
self-CONfident /ˌsɛlfˈkɑːnfədənt/ （自信がある）
well-MANnered /ˌwɛlˈmænɚd/ （礼儀正しい）
state–of–the–ART /ˌsteɪtəvði ˈɑɚt/ （最先端の）
all-inCLUsive /ˌɑːlɪnˈkluːsɪv/ （すべて込みの）
step-by-STEP /ˌstɛpˌbaɪˈstɛp/ （段階的に）
well-beHAVED /ˌwɛlbɪˈheɪvd/ （行儀が良い）
pick–and–MIX /ˌpɪkənˈmɪks/ （選り取りの、取り合わせ）
ハイフン付き形（Hyphenated form）の動詞
「前」の単語に第１アクセント、「後ろ」の単語に第２アクセントが来るパターン。
to KICK–start /ˈkɪkˌstɑɚt/ （始動する、活性化する）
to DROP-kick /ˈdrɑːpˌkɪk/ （ドロップキックする）
to FALL-back /ˈfɑːlˌbæk/ （後退する、頼る）
to HOUSE-sit /ˈhaʊsˌsɪt/ （留守番をする）
to WINdow-shop /ˈwɪndoʊˌʃɑːp/ （ウィンドウショッピングをする）
to CROSS-check /ˈkrɑːsˌtʃɛk/ （照合する、クロスチェックする）
「前後」の単語に第１アクセントが来るパターン。
to JUMP–START /ˈʤʌmpˈstɑɚt/（始動する、活気づける）
to CROSS-eXAmine /ˈkrɑːsɪgˈzæmən/（反対尋問する、詳しく調べる）
to FINE-TUNE /ˈfaɪnˈtuːn/（微調整する）
同じく動詞で、「前」の単語に第２アクセント、「後ろ」の単語に第１アクセントが来るパターン。音節が多い単語が後ろにある場合、もしくは、３語以上の構成の場合にこのパターンになることが多いです。
to self-desTRUCT /ˌsɛlfdɪˈstrʌkt/（自滅する）
これらの例から分かるように、ハイフン付き形の複合語は様々な品詞にまたがって存在し、英語の表現力を豊かにしています。
まとめ：英語のハイフン付き形（Hyphenated Form）複合語の全体像とそのアクセントパターン
本記事では、ハイフン付き形の複合語について詳しくご紹介しました。
ハイフン付き形の複合語は、それぞれの単語が独立して存在する場合と異なり、結合することで新たな意味やニュアンスを生み出します。このため、適切なアクセントパターンを理解し、正確に発音することが非常に重要です。アクセントのパターンが変わることで、意味が異なって聞こえる場合もあります。
音読練習を通じてこれらの複合語のアクセントパターンに慣れることが、効果的なコミュニケーションの鍵となります。音読する際には、強調すべき部分に注意し、自然なイントネーションを心掛けましょう。継続的な練習によって、これらの複合語を自信を持って使いこなせるようになります。
ハイフン付き形の複合語をマスターすることで、英語の表現力が格段に向上し、より豊かなコミュニケーションが可能となります。今後もこれらの複合語を積極的に学び、実践に取り入れていきましょう。
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