英語お役立ち情報English Pronunciation Column
英語で病気や怪我を伝えられますか?いざという時に使える定番フレーズを紹介
皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。
海外旅行中に体調を崩して病院に行くことになったとき、体調や症状、痛みなどを英語で正確に伝えられますか?いくら気を付けていても、生活習慣の違いから体調を崩したり、思わぬ怪我をしたりすることも…。
今回は、海外で病院にかかったときに使える定番のフレーズを紹介します。
3DCGとAIの技術を用いた体験型英語発音矯正アプリ、DISCOVERING NATIVE!
ブラウザ上で動くので、パソコンやスマホなどお手もちのデバイスでサクサク学習できます。
最新の技術を詰め込んだ英語発音矯正アプリが、今なら1ヵ月無料のトライアル可能!
20秒ですぐに始められて、クレジットカード登録も不要です。
体験型英語発音矯正アプリDISCOVERING NATIVEはコチラ
目次
英語で「病気」は状態により表現が異なる
一言で病気と言っても症状はさまざま。病気の状態によって英語の表現が異なります。
ここからは、症状別の表現を見ていきましょう。
症状が軽いときはsick や sickness
sickは風邪や病気を表す一般的な英単語で一時的な体調不良を表すときによく使われる表現です。
発音は /sík/ となります。
・I was sick yesterday.
(昨日は体調が悪かった)
・I feel sick to my stomach.
(吐きそうだ)
・He is going to get sick from the rain soaking him.
(彼は雨でびしょ濡れになって風邪をひくよ)
sickは吐き気を伴う症状にも使われることが多く、車酔い、船酔い、飛行機酔いのときはsickを使って表現します。
・I got carsick.
(車酔いをしました)
・The waves were high and I got seasick.
(波が高くて船酔いしました)
・I get airsick easily.
(私は飛行機酔いをしやすいんです)
また、sickの名詞形はsicknessで、吐き気や気分の悪さなどのニュアンスを表す表現です。
mountain sicknessは「高山病」、morning sicknessは「つわり」を意味します。
・Be careful not to get mountain sickness when climbing mountains at high elevations.
(標高が高い山を登るときは高山病に注意しましょう)
・I had severe morning sickness in my early pregnancy.
(妊娠初期はつわりが酷かったです)
病気や疾患はill や illness
ill は、sickに比べて、入院が必要な場合などの重い病気を表します。
しかし、イギリス英語では ill は sickと同じ軽い症状を表すときに使われるので注意が必要です。
illは基本的に、体の不調や精神的な不調を表すときにも使える表現で割と意味合いの幅は広めです。
発音は /ɪl/ です。
・She looks ill.
(彼女は病気のようだね)
・He is seriously ill.
(彼は深刻な病気だよ)
・He became mentally ill.
(彼は精神を病んでしまった)
ill の名詞形 illness(病気)は、健康を失った状態を表し、長期間の体調不良を意味します。
serious や critycallyを使って、serious ill(大病)や、critically ill(重症)と表現されることもあります。病状が深刻な時に使う言葉として覚えておきましょう。
重症なときや病名を表すときに使うdisease
diseaseは病名のはっきりしている状態や、重篤な状態を表すときに使われます。
発音は /dɪzíːz/ です。
・He has a heart disease.
(彼は心臓病を患っている)
・Infectious disease are prevalent in winter.
(冬は伝染病が流行ります)
・My son has sixth disease and I was in the hospital all of yesterday.
(息子が突発性湿疹になり、私も昨日はずっと病院にいました)
このように、具体的な病名に使われることが多いです。
風邪や腹痛・体調不良に関わる頻出フレーズ
ここまで、病気の状態によって異なる表現を紹介しました。ここからは、さらに一般的なフレーズに注目してみましょう。
日常的に使う機会の多い、風邪や体調不良の際によく使われるフレーズを紹介します。覚えておくと便利な表現なので、ぜひマスターしてくださいね。
風邪のときに使えるフレーズ
風邪は cold やcommon cold などと表現されます。厳密にいうとcommon coldは発熱を伴わない風邪の初期症状を表します。
coldの発音は/koʊld/で、二重母音の/oʊ/で発音します。「コールド」ではなく、「コゥルド」というイメージの発音になりますので気を付けましょう。
・I have a cold/ common cold.
(風邪をひいています)
・I feel exhausted.
(体がだるいです)
・I have a cough.
(咳が出ます)
・He has a fever of 39 Celsius.
(彼は熱が39度あります)
腹痛のときに使えるフレーズ
腹痛にもさまざまな症状があります。どのように痛いかを説明できると、治療や投薬もスムーズですね。
・I have a pricking pain in my stomach.
(お腹がチクチク痛みます)
・I have had a stomach ache for a few days.
(数日前から胃が痛いです)
・I am cramping so bad.
(生理痛がひどいんです)
体調が悪いときに使えるフレーズ
体調が良くない、調子が悪い時は、”not feeling well” と表現できます。
・I’m not feeling well, so I will rest in my room all day.
(体調が良くないから今日は部屋で休んでいるね)
・I’m ready to throw up.
(今にも吐きそうです)
・I feel dizzy.
(めまいがします)
・I have had tinnitus since last night.
(昨夜から耳鳴りがします)
・I have asthma and I have difficulty breathing.
(喘息があり、呼吸が苦しいです)
怪我の状態を表す頻出フレーズ
怪我のときは、切り傷や打ち身、骨折などの状態によって使う単語やフレーズが変わります。よく使われるフレーズはそのまま覚えておきましょう。
例えば、怪我によって体を動かすことができない時は、
・I can’t walk.
(歩けません)
・It’s hard to bend my arms.
(腕を曲げにくいです)
などと表現できます。
ここからはさらに詳しく、痛みを表すフレーズ、怪我の状態を表すフレーズを紹介します。
痛みを表すフレーズ
痛みを表す単語はいくつかありますが、主に
・pain
・sore
・ache
・hurt
を使って表現します。
それぞれのニュアンスの違いを見ていきましょう。
pain
pain /péɪn/ は主に体の一部で感じる痛みを表すときに使います。
病院でも「Where do you feel pain?(どこか痛みますか?)」などとpainを使って質問されることが多いのでしっかり理解しておきましょう。
・I have a pain in my leg.
(足に痛みがあります)
sore
ズキズキ、ヒリヒリ痛む状態を表現するときは、sore /sɔːr/ を使います。
・I have a sore back.
(背中がズキズキ痛い)
・Burns and sore on the arm.
(腕を火傷してヒリヒリします)
ache
ache /éɪk/ は、持続する鈍い痛みを表すときに使われる単語です。pain と比べると軽い痛みを表現できます。さらに、体の部位+ache で「〇〇痛」という名詞になるので覚えておくと便利ですよ。
・toothache 歯痛 発音は /ˈtuːθeɪk/ です。
・backache 腰痛 発音は/ˈbækeɪk/ です。
hurt
hurt /həːrt/ は、「痛める」、「痛みを引き起こす」という意味があり「何かが原因で痛めた」という状態を表します。
・That jump hurt my knee.
(あの時のジャンプで膝を痛めてしまった)
怪我の状態を表すフレーズ
ここからは、怪我の症状別に使えるフレーズの紹介です。
つまずいて転んで擦りむいてしまう時もありますよね。「擦りむく」は skin です。
・She fell and skinned her left hand and both knees.
(彼女は転んで左手と両ひざを擦りむきました)
山道を歩いていて足首をひねってしまうことも。ちなみにねん挫は、twist といいます。
・I twisted my right ankle.
(右足首をねん挫しました)
他にも、
・I’m bleeding.
(出血しています)
・Her leg might be broken.
(彼女は足を骨折しているかもしれません)
などの表現で怪我の状態を伝えることができます。
海外の病院で使えるフレーズ
ここまで、病気の症状や、怪我の状態を表す表現方法について紹介しました。症状が良くない時は海外の病院を受診することがあるかもしれません。
ここからは、海外の病院でよく使われるフレーズをシーン別に紹介します。
受付で使えるフレーズ
病院に到着したら、まずは受付を済ませなければなりません。病院の受付でよく使われるフレーズを見ていきましょう。
受付はreception /rɪsépʃən/です。
Do you have an appointment? (予約はありますか?)
―Yes, I have an appointment at 3. (3時に予約しています)
事前にアポイントを取ることが通例ではありますが、海外においても予約なしで診てくれる病院はあります。
多くの場合、受付で症状を聞かれるので、答えられるように事前に準備しておきましょう。
・I have had a fever for 3 days. Can I see a Doctor today?
(3日前から熱があります。診察してもらえますか?)
診断書が必要な場合は、受付でも伝えておくと安心です。
・Can I get a doctor’s note?
(診断書をもらえますか?)
処方箋や薬に関するフレーズ
処方箋はprescription /prɪskrípʃən/です。
診察が終わると日本の病院と同様に、処方箋をもらって薬局へ行き薬を受け取ります。
特に何か処方してほしい薬がある場合は、ドクターに、
・Could you please prescribe me some painkillers?
(痛み止めを処方してもらえませんか?)
と言うこともできます。
保険やお会計に使えるフレーズ
診察が終わったら会計をします。海外の医療費は高額なので、海外旅行保険を事前に確認しておくとスムーズです。
保険はinsurance は/ɪnʃˈʊ(ə)rəns/ です。
・Can I use this insurance here?
(こちらでこの保険は使えますか?)
・How will I be billed for medical expenses?
(医療費はどのように請求されるのですか?)
まとめ:英語で病気や怪我を伝えられますか?いざという時に使える定番フレーズを紹介
今回は、海外で病気にかかったときに使えるフレーズを紹介しました。
医療や保険に関わる専門用語はとても難しいですが、簡単なフレーズで体調や怪我の具合を伝えることもできます。
緊急時は焦ってしまいがちですが、いざという時に落ち着いて対応できるように備えておきましょう。
Discovering Soundsは、英語の発音に特化したスクールです。ネイティブの発音を習得して、自信を持って話してみませんか。オンラインでも体験レッスンが受けられます。まずは、体験レッスンで違いを実感してみてくださいね。
関連記事はこちら
英語のスピーキング力を鍛える3つのポイント!通じる英語を話そう