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英語の抑揚(イントネーション)をつける練習をしよう!
皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。
英語の抑揚は、正しい発音を身につける上で知っておきたい重要なルールです。抑揚とは声の上がり下がりのこと。抑揚を理解することで細かなニュアンスや感情などを表現できるようになります。
今回の記事では、英語を話す際の抑揚の基本的なルールについて解説します。
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目次
抑揚(イントネーション)とは?なぜ抑揚が必要なの?
抑揚とはイントネーションのことです。声の上がり下がりによって起こる音の変化で、単語や文章の意味、相手への伝わり方が変化します。
例えば、You like cat.(あなたは猫が好き)という文章では、文末を下げて発音するとただ事実を述べる文(平叙文)になります。
しかし、文末を上げて発音すれば、好きか嫌いかを問う文(疑問文)に。
また、抑揚を付けて話すことで、
・文の中で強調したい部分を表すことができる
・文の中で区切りを表すことができる
・話の全体的なトーンや雰囲気を決めることができる
などの効果があります。
【参考】英語のイントネーションの基本を押さえてネイティブのように話そう
抑揚の基本・下降調(語尾下げ)
ここからは、基本的な英語の抑揚の基本ルールについて解説します。
文末を語尾下げにするのは、
・平叙文
・感嘆文
・命令文
・疑問詞で始まる疑問文
のときです。
下がると言っても、文頭から文末にかけてただ右肩下がりに下げていくのではなく、アクセントを置く単語ではピッチが上がり、最後の音節が下がります。
ここからは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
平叙文
平叙文とは「主語(S)+動詞(V)〜」の語順で、物事の情報をそのまま伝える文章のこと。肯定文や否定文は平叙文になるため、文末の音節が下がります。
例えば、
I live in Japan. ⤵(私は日本に住んでいます)
という文章では、Japan /ʤəˈpæn/のpanの部分にアクセントがくるので、弧を描くイメージで母音/æ/で一旦ピッチが上がってから下がっていきます。
文章のアクセントはだいたい文末にくることが多いので、文末の単語で音程が上がって下がるというようなイメージです。
・She didn’t go to school. ⤵(彼女は昨日学校に行かなかった)
・He loves coffee. ⤵(彼はコーヒーが好きです)
・They’ve gone to Finland for a holiday. ⤵(彼らは休暇でフィンランドへ行きました)
・Miki doesn’t like driving. ⤵(ミキは運転が苦手です)
感嘆文
感嘆文とは、喜びや悲しみなどの感情を表す文章のことです。
英語には「How〜」や「What〜」を使って感情を表現する感嘆文があり、感嘆文は平叙文と同様に文末を下げて発音します。
・What a beautiful day. ⤵(なんていい天気なのかしら)
・What a handsome boy he is. ⤵(彼はなんてハンサムな男の子なんでしょう)
・What an adorable baby she is! ⤵(なんて可愛らしい赤ちゃんなんでしょう)
・How amazing they are! ⤵ (なんて素晴らしいのでしょう)
・How functional they are! ⤵ (なんて機能的なんでしょう)
命令文
命令文とは、誰かに何かをしてほしいときに、動詞の原型から始まる文のこと。
・Watch out! ⤵ (気をつけて!)
・Don’t worry. ⤵(心配しないで)
・Hurry up! ⤵ (急いで!)
・Don’t open the window. ⤵(窓を開けないで)
文章のアクセントは基本は文末の単語に置きますが、Give it to me.(貸しなさい)のように文末が代名詞や前置詞のときはアクセントを置かないため、Giveに置くことになります。この場合はGiveのピッチが一番高くなり、it to meはそれよりも低くなります。
疑問詞で始まる疑問文
疑問詞とは5W1Hの「What」「Who」「When」「Where」「Which」「Why」「How」で始まる文のことです。
「疑問文は文末の音を上げる」というイメージがある方もいらっしゃるでしょう。しかし、これらの疑問詞で始まる文は文末は語尾下げになるので覚えておいてください。
・What are you cooking? ⤵ (何を作っているの?)
・Who will visit our office? ⤵ (誰がオフィスに来るの?)
・When did he come? ⤵(彼、いつ来たの?)
・Where do they live? ⤵(彼らはどこに住んでいるの?)
・Which one do you like? ⤵(どっちがいい?)
・Why did you think? ⤵(なぜそう思ったの?)
・How did she come here? ⤵(彼女はどうやってここへ来たの?)
抑揚の基本・上昇調(語尾上げ)
次に、文末のピッチが上がる語尾上げの文章を見ていきます。
語尾上げになるケースにはいくつかルールがありますが、今回は語尾上げの基本「YesかNoで答えられる疑問文」を覚えておきましょう。
“Yes” か “No” で答えられる疑問文
質問に対して”Yes” か “No”で答えられる疑問文は文末の語尾を上げて発音します。
先述した疑問詞で始まる文は”Yes” か “No”で答えられません。そのため、疑問文でも下がり型でした。
同じ疑問文でも文末の上げ下げが異なるので違いを理解しておきましょう。
イントネーションのつけ方は、語尾下げの文章と違って文末にアクセントが来る/来ないにかかわらず、最終音節のピッチを上げ続けます。
・Do you like beef? ⤴ (牛肉は好きですか?)
・Can you fix the bike? ⤴ (自転車を治せますか?)
・Are you Lindsey? ⤴ (あなたはリンジーですか?)
・Is she your daughter? ⤴ (彼女はあなたの娘さん?)
ただし、平叙文でも語尾上げすることで疑問文のように言うことも出来ます。
・He likes Sushi? ⤴ (彼はお寿司が好なの?)
抑揚の応用・付加疑問文
付加疑問文とは、平叙文の後ろに短縮した疑問形をつけて相手に聞き返したり、確認したりする文のこと。
付加疑問文の場合、付加された部分を語尾上げで発音すると、不確かな要素が強く疑問文のような意味を含む文になります。
・She likes cake, doesn’t she? ⤴ (彼女、ケーキ好きだよね?)
・Your birthday is May 19, isn’t it? ⤴ (あなたの誕生日5月19日だったよね?)
しかし、付加された部分を下げて発音すると、相手が同意するのを分かっていて念のため確認するといったニュアンスの違いが生じます。
・She likes cake, doesn’t she? ⤵(彼女、ケーキ好きだよね)
・Your birthday is May 19, isn’t it? ⤵(あなたの誕生日5月19日だったよね)
まとめ:英語の抑揚(イントネーション)をつける練習をしよう!
今回の記事では、英語の抑揚の基本について解説しました。
抑揚は、英語を正しく発音するために必ずおさえておきたい要点のひとつ。抑揚を理解することで、ネイティブのような綺麗な発音に近づくことができ、リスニング力も向上します。
まずは基本をしっかりおさえて、ネイティブライクな発音を目指しましょう。
Discovering Soundsでは、経験豊富な講師陣が英語独特の抑揚やアクセントについても分かりやすく解説します。
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