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英文を読むときは声に出すことが大切!音読はリスニングとスピーキング上達の鍵
英語学習において、机に向かって黙々と参考書を読み、ノートに単語を書き写すのが通常ですが、
「読めば意味はわかるのに、聞き取れない…」
「言いたいことは頭にあるのに、口から出てこない…」
という壁にぶつかっているのなら、その学習スタイルが、成長を阻んでいる原因かもしれません。
英語を自由自在に操るための方法に「音読」があります。今回は、英語発音矯正スクール Discovering Soundsより、英文を読むときは声に出すことが大切である、という点をテーマにお届けしていきますのでぜひご覧ください。
なぜ音読が英語で大切なのか?
英語の学習法には、シャドーイング、ディクテーションなど多種多様なアプローチがありますが、その土台となるのが音読です。音読が良いとされる理由は、それが視覚、聴覚、そして口や舌をフルに活用できるからです。
黙読しているとき、私たちの脳は文字情報を直接意味へと変換しようとしますが、これでは「音」は上達しません。一方で音読を行うと、文字を音に変換して発音する→自分の声を耳で聴いて意味を理解するというプロセスを同時に行います。このプロセスを繰り返すことで、脳内には英語の「音」と「意味」を結び付けることができます。
リスニング向上の鍵とは?
多くの学習者が抱く「リスニングが苦手」という悩み。その正体は、耳の性能の問題ではなく、脳内の「音のデータベース」の欠如にあります。言語学の世界には「自分が正しく発音できる音は、必ず聞き取れる」という法則があります。
逆に言えば、自分の認識している音と、実際にネイティブが発音している音にズレがある限り、どれだけリスニング時間を増やしても効果は限定的です。
英語には、日本語には存在しない特有の音のルールがあります。単語と単語がつながる「リンキング」、音が消える「リダクション」、そして強弱のリズムです。これらを知識として知っているだけでは不十分です。音読を通じて、自分の口でこれらの音を再現しようと試行錯誤することで、初めて脳はその音を「重要な情報」として認識し始めます。
スピーキング向上の鍵とは?
スピーキングにおける最大のハードルは、「知っている英語」を「使える英語」に変換することです。頭では文法を理解していても、いざ話そうとすると言葉が詰まってしまうのは、英語を話すことが自動化されていないからです。
私たちの口の周りの筋肉は、長年使い続けてきた日本語の動きに最適化されています。英語特有の舌の動きや息の出し方は、日本語の筋肉の使い道とは全く異なります。スピーキング上達のためには、この「口の筋肉」に英語の動きを徹底的に叩き込む必要があります。
音読は同じフレーズを何度も声に出すことで、特定の単語の組み合わせや構文が、意識しなくても口から滑り出すようになります。
継続こそが力
音読の効果は絶大ですが、一朝一夕に現れるものではありません。筋肉痛を経て筋肉が育つように、音読も毎日継続することで、数ヶ月後に突然「英語がクリアに聞こえる」「口が勝手に動く」というブレイクスルーが訪れます。
継続のコツは、背伸びをせず、自分にとって少し易しいと感じるレベルの教材を選ぶことです。難しい単語ばかりの文章では、発音やリズムに集中できません。
また、時間は短くても構いません。1日15分、あるいは5分でも良いので、「毎日必ず声を出す」という環境を作ることが重要です。自分の声を録音して客観的に聴いてみるのも良い刺激になります。自分の理想とする音とのギャップを知ることで、修正すべきポイントが明確になり、上達のスピードが加速します。
まとめ:英文を読むときは声に出すことが大切!音読はリスニングとスピーキング上達の鍵
いかがでしたか?今回の内容としては、
・読めるのに聞けない・話せない原因は、黙読中心の学習にある
・音読は「視覚・聴覚・発音」を同時に使い、英語の音と意味を結びつける
・リスニング力は耳ではなく、脳内の「正しい音のデータベース」で決まる
・リンキングやリダクション、強弱のリズムは音読で体得する必要がある
・スピーキングは口の筋肉の訓練が不可欠で、音読が自動化を促す
・短時間でも毎日続けることで、聞ける・話せる感覚が身につく
以上の点が重要なポイントでした。音読は、英語を「知識」から「実践」へと変える最短ルートです。完璧を目指す必要はなく、易しい教材を毎日声に出すことが何より重要です。続けるうちに、英語の音が自然に聞こえ、言葉が口から出てくる瞬間が訪れるでしょう。
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