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Thank you for inviting me VS Thank you for having me
こんにちは。Discovering Soundsです。
英語で感謝を伝える表現にはさまざまなバリエーションがありますが、「Thank you for inviting me」と「Thank you for having me」は、スピーチやイベントでよく使われるフレーズです。一見似たように感じられるこれらの表現ですが、微妙なニュアンスと適切な使い分けが求められます。
本記事では、「Thank you for inviting me」と「Thank you for having me」の使うべき場面を解説し、実際の例文を通して正しい使い分け方を学びます。
目次
Thank you for inviting me to speak here today:話す機会への感謝
ニュアンスと意味
このフレーズは、「話す機会を与えてくれたこと」に対する感謝を明確に伝える表現です。「inviting me to speak(話すために招待してくれた)」に焦点が当たっているため、スピーカーとして呼ばれたことを強調したい場合に適しています。
使う場面
- 公式なプレゼンテーションや講演会
- 重要なスピーチの場
- プロフェッショナルなイベントや会議
特に、相手が自分をスピーカーとして評価し、特別に招待してくれたことに感謝を表すのに適切です。
例文
“Thank you for inviting me to speak here today. I’m honored to share my thoughts with you.”
(今日はここで話す機会をいただき、ありがとうございます。皆さんと考えを共有できることを光栄に思います。)
“Thank you for inviting me to this event. It’s a privilege to address such a distinguished audience.”
(このイベントにお招きいただき、ありがとうございます。このような素晴らしい皆さんの前でお話しできることは光栄です。)
Thank you for having me today:場に招待されたことへの感謝
ニュアンスと意味
このフレーズは、「この場に招かれたこと」に対する感謝を表します。具体的に「話す機会」への言及はなく、全体の場に参加すること自体に感謝しているニュアンスです。少しカジュアルで柔らかい印象を与えます。
使う場面
- インタビューやトークショー
- 少人数の集まりやカジュアルなスピーチ
- 非公式なイベントや会話
親しみやすい雰囲気を出したいときや、特別なフォーマル感を求められない場で適しています。
例文
“Thank you for having me today. I’m excited to be here with all of you.”
(今日はお招きいただき、ありがとうございます。皆さんとここにいられることを嬉しく思います。)
“Thank you for having me on your show. It’s a pleasure to discuss this topic with you.”
(このショーにお招きいただき、ありがとうございます。このテーマについてお話しできて嬉しいです。)
両者の違いと使い分けのポイント
フレーズ | ニュアンス | 使う場面 |
---|---|---|
Thank you for inviting me | 話す機会を与えられたことへの感謝 | フォーマルなプレゼンやスピーチ |
Thank you for having me | 全体の場に招かれたことへの感謝 | カジュアルな集まりやインタビューなど |
違いのポイント:
- 「話す機会」への感謝を強調したい場合は「Thank you for inviting me」。
- 全体の場にいることへの感謝を伝えたい場合は「Thank you for having me」。
どちらを使うべき?場面別アドバイス
公式なイベントやフォーマルな場面:
スピーカーとして評価され、特別な場に招かれた場合は、「Thank you for inviting me to speak here today.」を使うと、感謝の気持ちをしっかり伝えられます。
カジュアルなイベントや会話の場:
少人数の集まりやトークショーでは、「Thank you for having me today.」の方が親しみやすい印象を与えます。
まとめ:場面に応じた感謝の表現で好印象を与えよう
「Thank you for inviting me」と「Thank you for having me」は、それぞれのニュアンスや場面に応じて使い分けるべきフレーズです。
- フォーマルで特別な場面: 「Thank you for inviting me」を使い、スピーカーとしての感謝を伝える。
- カジュアルで柔らかい雰囲気: 「Thank you for having me」を使い、親しみやすい感謝の意を表現する。
この2つのフレーズを正しく使い分けることで、状況に合った自然な英語表現が身につきます。次回、感謝を伝える場面でこれらのフレーズをぜひ活用してみてください!
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