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母音のR/ɚ/になる6つのスペルを理解しよう!

こんにちは。Discovering Soundsです。

英語の発音を学ぶ上で、母音のR音 /ɚ/を理解することは非常に重要です。この音は、特にアメリカ人が自然に使うため、英語学習者にとって難易度が高いと感じられることが多いです。このブログでは、母音のR音 /ɚ/ になる6つのスペルパターンについて詳しく解説していきます。まず、どのようなスペルがこの音を生み出すのかを知ることで、リスニング力と発音力の向上に繋がります。

この音は、多くの単語で見られ、以下の6つのスペルパターンに分けられます。本記事では、それぞれのスペルに対して例を挙げ、どのように発音されるのかを具体的に見ていきましょう。

母音[ɚ]になるスペル

スペルが「-er」のとき

「-er」というスペルは、名詞や形容詞の語尾でよく使われ、アメリカ英語ではこの部分が自然に [ɚ] の音になります。このため、英語学習者にとって、正しく発音できるように練習することが重要です。

「-er」単語例:

father /ˈfɑːðɚ/ (父)

mother /ˈmʌðɚ/ (母)

brother /ˈbrʌðɚ/ (兄弟)

sister /ˈsɪstɚ/ (姉妹)

better /ˈbɛtɚ/ (より良い)

water /ˈwɑːtɚ/ˈwɔːtɚ/ (水)

player /ˈpleɪɚ/ (プレイヤー)

teacher /ˈtiːtʃɚ/ (教師)

paper /ˈpeɪpɚ/ (紙)

cover /ˈkʌvɚ/ (カバー)

winner /ˈwɪnɚ/ (勝者)

leader /ˈliːdɚ/ (リーダー)

driver /ˈdraɪvɚ/ (運転手)

farmer /ˈfɑɚmɚ/ (農家)

worker /ˈwɚkɚ/ (労働者)

dancer /ˈdænsɚ/ (ダンサー)

writer /ˈraɪtɚ/ (作家)

actor /ˈæktɚ/ (俳優)

reader /ˈriːdɚ/ (読者)

doctor /ˈdɑːktɚ/ (医者)

singer /ˈsɪŋɚ/ (歌手)

lawyer /ˈloɪɚ/ (弁護士)

painter /ˈpeɪntɚ/ (画家)

speaker /ˈspiːkɚ/ (話者)

helper /ˈhɛlpɚ/ (助手)

owner /ˈoʊnɚ/ (所有者)

partner /ˈpɑɚtnɚ/ (パートナー)

server /ˈsɚvɚ/ (サーバー)

listener /ˈlɪsənɚ/ (リスナー)

runner /ˈrʌnɚ/ (走者)

スペルが[-ir]のとき

「-ir」というスペルは、名詞や形容詞、動詞などで使われることが多いです。

「-ir」単語例:

bird /ˈbɚd/ (鳥)

stir /ˈstɚ/ (かき混ぜる)

shirt /ˈʃɚt/ (シャツ)

first /ˈfɚst/ (最初の)

thirst /ˈθɚst/ (喉の渇き)

firm /ˈfɚm/ (会社、固い)

dirt /ˈdɚt/ (汚れ)

girl /ˈɡɚl/ (少女)

circle /ˈsɚkəl/ (円)

third /ˈθɚd/ (三番目の)

birth /ˈbɚθ/ (誕生)

furniture /ˈfɚnɪtʃɚ/ (家具)

circus /ˈsɚkəs/ (サーカス)

circuit /ˈsɚkɪt/ (回路)

virtue /ˈvɚtʃu/ (美徳)

dirge /ˈdɚdʒ/ (哀歌)

whirl /ˈwɚl/ (回転)

squirrel /ˈskwɚrəl/ (リス)

chirp /ˈtʃɚp/ (さえずる)

「bird」や「stir」などの頻出単語をしかり練習しましょう。

スペルが[-ur]のとき

「-ur」というスペルは、動詞や名詞、形容詞の語尾に現れることが多いです。

「-ur」単語例:

blur /ˈblɚ/ (ぼやける)

burn /ˈbɚn/ (燃える)

curse /ˈkɚs/ (呪う)

curve /ˈkɚv/ (曲線)

fur /ˈfɚ/ (毛皮)

nurse /ˈnɚs/ (看護師)

purr /ˈpɚ/ (猫のゴロゴロいう声

return /rɪˈtɚn/ (戻る)

spurn /ˈspɚn/ (拒絶する)

surf /ˈsɚf/ (波乗り)

surge /ˈsɚdʒ/ (急増)

turn /ˈtɚn/ (回る)

occur /əˈkɚ/ (起こる)

murmur /ˈmɚmɚ/ (ささやく)

nurture /ˈnɚtʃɚ/ (育てる)

further /ˈfɚðɚ/ (さらに)

murder /ˈmɚdɚ/ (殺人)

furnace /ˈfɚnəs/ (炉)

turtle /ˈtɚtəl/ (カメ)

「fur」や「turn」などの基本単語を繰り返し練習することで、自然な発音を目指しましょう!

スペルが[-or]のとき

「-or」というスペルは、動詞や名詞、形容詞の語尾でよく使われるます。

「-or」単語例:

doctor /ˈdɑktɚ/ (医者)

actor /ˈæktɚ/ (俳優)

author /ˈɔθɚ/ or /ˈɑːθɚ/(著者)

mentor /ˈmɛnˌtoɚ/ (指導者)

visitor /ˈvɪzətɚ/ (訪問者)

editor /ˈɛdətɚ/ (編集者)

senator /ˈsɛnətɚ/ (上院議員)

creator /kriˈeɪtɚ/ (創造者)

inventor /ɪnˈvɛntɚ/ (発明家)

governor /ˈɡʌvɚnɚ/ (知事)

professor /prəˈfɛsɚ/ (教授)

competitor /kəmˈpɛtətɚ/ (競争相手)

investor /ɪnˈvɛstɚ/ (投資家)

director /dəˈrɛktɚ/ (監督)

instructor /ɪnˈstrʌktɚ/ (教官)

negotiator /nɪˈɡoʊʃiˌeɪtɚ/ (交渉者)

administrator /ədˈmɪnəˌstreɪtɚ/ (管理者)

operator /ˈɑːpəˌreɪtɚ/ (操作者)

translator /trænsˈleɪtɚ/ or /trænzˈleɪtɚ/ (翻訳者)

decorator /ˈdɛkəˌreɪtɚ/ (装飾者)

「doctor」や「actor」などの頻出単語を練習し、自然な発音を目指しましょう!

スペルが[-ar]のとき

「-ar」というスペルは、名詞や動詞、形容詞の語尾に現れることが多いです。

「-ar」単語例:

beggar /ˈbɛɡɚ/ (乞食)

collar /ˈkɑːlɚ/ (襟)

dollar /ˈdɑːlɚ/ (ドル)

lunar /ˈluːnɚ/ (月の)

particular /pɚˈtɪkjəlɚ/ (特定の)

popular /ˈpɑːpjəlɚ/ (人気のある)

regular /ˈrɛɡjəlɚ/ (規則的な)

solar /ˈsoʊlɚ/ (太陽の)

similar /ˈsɪməlɚ/ (似ている)

sugar /ˈʃʊɡɚ/ (砂糖)

altar /ˈɑːltɚ/ or /ˈɔːltɚ/ (祭壇)

scholar /ˈskɑːlɚ/ (学者)

vulgar /ˈvʌlɡɚ/ (下品な)

cellar /ˈsɛlɚ/ (地下室)

circular /ˈsɚkjəlɚ/ (円形の)

grammar /ˈɡræmɚ/ (文法)

familiar /fəˈmɪljɚ/ (親しい)

singular /ˈsɪŋɡjəlɚ/ (単数の)

calendar /ˈkæləndɚ/ (カレンダー)

pillar /ˈpɪlɚ/ (柱)

「dollar」や「solar」などのよく使う単語を繰り返し練習しましょう!

スペルが[-ear]のとき

「-ear」というスペルで母音/ɚ/になる単語は数が多くありません。下の頻出単語だけしっかり練習しましょう。

「-ear」単語例:

earl /ˈɚl/ (伯爵)

learn /ˈlɚn/ (学ぶ)

pearl /ˈpɚl/ (真珠)

earth /ˈɚθ/ (地球)

earn /ˈɚn/ (稼ぐ)

heard /ˈhɚd/ (聞いた)

search /ˈsɚtʃ/ (探す)

early /ˈɚli/ (早い)

yearn /ˈjɚn/ (憧れる)

dearth /ˈdɚθ/ (不足)

learned /ˈlɚnd/ (学んだ)

research /ˈriːˌsɚtʃ/ (研究)

earnest /ˈɚnəst/ (真剣な)

searching /ˈsɚtʃɪŋ/ (探している)

yearning /ˈjɚnɪŋ/ (憧れ)

pearly /ˈpɚli/ (真珠のような)

earthly /ˈɚθli/ (地上の)

earnings /ˈɚnɪŋz/ (収入)

learning /ˈlɚnɪŋ/ (学び)

unearth /ˌʌnˈɚθ/ (発掘する)

まとめ:母音のR音 /ɚ/ をマスターしよう!

母音のR音 /ɚ/ は英語の発音の中でも特に難易度の高い音です。しかし、この音が出現するスペルパターンを理解することで、確実にリスニング力と発音力が向上します。

このブログでは、「-er」、「-ir」、「-ur」、「-or」、「-ar」、「-ear」の6つのスペルに焦点を当て、それぞれのスペルがどのように /ɚ/ という音を生み出すかを具体的な単語例と共に紹介しました。

これらの知識を活用して、日常の会話やリスニング練習に取り入れることで、ネイティブスピーカーにより近い発音を目指しましょう。英語の発音に自信を持ち、コミュニケーションの幅を広げるための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

英語の発音を習得したいとお考えの方は、Discovering Soundsのレッスンがおすすめです。少しでも興味のある方は、お気軽に体験レッスンにお申し込みください。


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