映画プロジェクトが本格的に始動した2017年4月。
役者の皆さんは「Discovering Sounds」の生徒さんですが、普段は顔を合わせることがほとんどないので、交流を深めることから始める必要がありました。
演技をすることへの恥ずかしさを払拭するためにも、良い雰囲気の中でスムーズに撮影を行うためにも、生徒さん同士がお互いを知ることは映画撮影にとって、とても大切なことなのです。
最初は皆さん不安そうな顔も
お互いを良く知らないという問題ももちろんありますが、リハーサルを進める上で直面した最初の問題としては、全員セリフが「棒読み」になってしまうということでした。
慣れない仲間と共に撮影に挑もうとしているわけですから、当たり前なのですが、これは相当な危機感を感じました。短期間で演技力を向上させ、「棒読み」を改善することは容易なことではないからです。
しかし、同時に「やらなきゃ!」というプレッシャーと共に、やる気も再燃していました。
原稿読みを開始
まずは、皆さんで原稿読みを開始。
映画撮影では、演技指導も大事ですが、まずはセリフを覚えることが最優先なのです。徹底してセリフを頭に入れてもらうことを、まずは重視しました。
また、各自で自信のあるセリフを読んでもらい、他の生徒さんが、そのセリフを通じて、「何を訴えているか?」「訴えたいのかが伝わっているか?」をチェック。
徐々に打ち解け、どんどん良い雰囲気に
時間が進むにつれて、徐々に皆さん打ち解け、良い雰囲気の中で読み合わせを進めることができるようになっていました。
実際に英語でセリフを話し、プレゼンやスピーチを行い、演技をすることで、それぞれがどのような想いで、どのような表現を行っているのかを共有する時間が増えたことで、お互いの理解度が高まっていたのだと思います。
皆さん、英語を話すことには慣れていますが、英語で表現することへの戸惑いは隠し切れない印象でした。しかし、全体を通して、撮影へ向けて良いスタートを切れたと思います!