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今アメリカで使われている英語の若者言葉について解説

皆さん、こんにちは!
Discovering Soundsです。

ネイティブ同士の日常会話には、スラングが多く使われています。実際の会話を耳にして「どういう意味だろう?」と感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の記事では、今アメリカで使われている英語の若者言葉スラングについて解説します。

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英語の若者言葉=スラングとは?

スラングとは、日本語に直訳すると「俗語」です。
俗語は、コミュニケーションの中で使われる砕けた表現で、日本語では「やばい」、「マジで」「めっちゃウケる」など教科書には載らない若者言葉のことを言います。

英語のスラングは、本来の言葉の意味と反対の意味を持ったり、言葉からはイメージできない意味を持ったりするなど知れば知るほどおもしろいものです。
また、同じ英語圏でも国によって使われるスラングが異なることも。

例えば、アメリカでは仲の良い相手に対して「bro」と呼びますが、オーストラリアでは「mate」などと表現します。

今回は、アメリカで使われているスラングについて見ていきましょう。

英語の最新の若者言葉はSNSから派生する

これまで、アメリカのスラングはポップカルチャーや、音楽、映画やビデオゲームなど、ティーンエイジャーの文化から生まれていました。
しかし、現在はインターネットの普及で、ほとんどのスラングがSNSから派生しています。InstagramやTikTokのハッシュタグなどから、最新のスラングや若者言葉が生まれ、あっという間に広がっていきます。

最新のスラングとネイティブがよく使うスラングを紹介!

ネイティブ同士の会話では、スラングが頻繁に使われています。友人や家族との軽い会話や、チャットなどで使われることが多いスラング。スラングを理解することで、ネイティブとも一歩踏み込んだコミュニケーションができるようになります。

ここからは、最新のスラングとネイティブがよく使うスラングを見ていきましょう。

Boujee /ˈbuːʤi/

Boujeeは、リッチで高級感のある様子を表すときに使う言葉で、ブルジョワから派生したスラングです。裕福な生活スタイルや成功している人を表します。

・She’s so boujee with that brandnew Louis Vuitton bag!
(彼女最新のヴィトンのバッグ持っててめっちゃおしゃれだよね!)

・Do you like my new car? It’s Porsche!ーI love it! It’s so boujee!
(私の新しい車、どう?ポルシェだよ。ー素敵!超高級だね!)

Bussin’ /ˈbʌsɪn/

Bussin’は、amagingや、really goodと同じ意味で使われます。
主に食べ物がおいしいときに「激うま!」「めっちゃうまい」のニュアンスで使われました。しかし最近では、SNSを通じておしゃれなファッションなどに対しても使われています。

・Those potato chips are bussin.(このポテトチップス激うま!)
・This is bussin! I just want another bite.(これめっちゃ美味しい!もう一口食べたい)

Drip /drɪp/

Dripは、スタイリッシュで洗練されたファッションやジュエリーに対して使われます。最高にイケてる魅力的な状態を表します。

・Your shoes and belt are dripping today. ― Aww, thanks!
(今日の靴とベルトめっちゃイケてるじゃん。―ありがとう!)

Extra /ˈekstrə/

Extraはもともと「余分な」という意味。スラングでは「やりすぎ」、「大げさ」という意味で相手の状態を表す際に使われます。似たような言葉で、”dramatic”や”atenntion grabbing”、”too much”などがあります。

・You don’t have to be so extra about it.(そんな大げさにならないでよ)

・She is so extra!(彼女やりすぎ!)

Salty /ˈsɔːlti/

Saltyは「しょっぱい」、「塩辛い」という意味でよく使われますが、スラングではそっけない態度の人や、イライラして機嫌が悪い様子を表します。日本語の「塩対応」に似たイメージです。

・He got so salty after I didn’t text back right away.
(即レスしなかったら彼、めっちゃ機嫌悪くなったんだ)

・My boyfriend went to Utah to see another girl. I know they are just best friends but I’m still gonna be salty about it.
(彼氏が他の女の子に会いにユタへ行ったの。すごい仲の良いただの友達ってわかってるけどさー、それでもイラつくよね)

Vibe check /ˈvaɪb ˈtʃek/

Vibe checkは、相手がどのような感情かチェックすること。

特に皮肉屋だったり毒舌だったりする人の気分やオーラを測定するといった意味です。
実際に測定はしませんが、皮肉や毒舌を聞いたときの返事に使用します。誰かが言った皮肉や毒舌を聞いて「こわっ」や「言うねー」のようなリアクションのひとつです。
また、不機嫌な相手に対して “How are you?” のような挨拶代わりに使うことも。

・Sometimes I just don’t want to be here anymore. ― Whoa, vibe check, bae.
(たまに誰にも近寄ってほしくないんだよね。―うわー言うねー。)

・Vibe check Tony. ― Not great. Get away.
(どうしたんだよトニー。―気分悪いんだよ、あっちにいけ)

Cray | cray cray /kreɪ/

Crayや cray crayは”Crazy”を省略した言葉。使い方は、crazyと全く同じで「やばいね」「すごいね」「あり得ない」などの意味として使われます。

・Oh my gosh! You are so cray! Did you just down that whole bottle of wine? ― Why not? It’s party tonight!
(え?ありえない!あのワイン一気飲みしたの? ―ダメ?今夜はパーティーだよ!)

Epic /ˈepɪk/

Epicはアメリカでよく使われるスラングのひとつ。Awsomeよりも素晴らしかったり、想像を超える感動を表したりする表現です。

・The movie Demon Slayer was epic!
(映画の鬼滅の刃めっちゃ良かった!)

・Whoa! This view! So epic.
(うわっこの眺め!最高かよ)

For real /fɚ rɪəl/

For realは、really?やseriously?と同じ意味で「本当に?」や「マジで?」という意味です。文中で使うこともあれば、受け答えに使うこともあります。

・Are you for real gonna break up with Meg?
(マジでメグと別れるの?)

・I’m gonna be a YouTuber. ― What? For real?
(ユーチューバーになるんだ。―は?マジで?)

Insane /ɪnˈseɪn/

Insaneは、もともと「正気ではない」、「狂った」などネガティブな意味があります。
しかし、若者が使うスラングでは、ポジティブな「やばい」、「めちゃくちゃすごい」の意味もあれば、ネガティブな意味の「やばい」、「おかしい」もあります。
シチュエーションで使い分けてみましょう。

・The traffic on I5 is insane. I’m gonna be late.(I5の渋滞がやばいの。遅れるわ。)
・Look at that guy! He is skiing in costume!ーInsane! He is wearing a skirt! Looks so freezing!
(あの男の人見て!コスプレスキーヤーだよ!やば!スカート履いててめっちゃ寒そう!)

I’m down. /aɪm daʊn/

I’m down.と言われたら、「下?」と思ってしまいますが、I’m downは何かをすることに対する同意の返事です。
誘いに対して「そうしよう」、「その話、乗った」のようなニュアンス。
また、誰かを誘いたいときに”Are you down to 〜?”といった言い方もできます。

・Why don’t we go to Hawaii for our next Vacation? ― I’m down!
(次の休みはハワイに行かない?ーいいね、行こう)

・Are you down to go grab drinks later? ― Sure, I’m down!
(あとで飲みに行かない?ーいいね!行こう!)

Totes /toʊts/

Totesは、totallyを省略したもので、意味はtotallyと全く同じ。相手に同意するときに使う表現で、若い女性がよく使うスラングです。

・I totes want to go to the nail salon because I have a date next Saturday. ― Totes! I need to go there too so I’ll go with you.
(マジでネイルサロンに行かなきゃ。来週の土曜日デートなんだよね。― わかるわー。私も一緒にネイルサロン行くわ。)

まとめ:今アメリカで使われている英語の若者言葉について解説

今回は、今アメリカで使われている英語のスラングを紹介しました。
英語のスラングを使えるようになると、ネイティブに近づけたようで嬉しくなりますよね。

しかし、忘れてはいけないのが使うシーンや相手をきちんと選ぶこと。ネイティブは、ビジネスシーンやオフィシャルの場ではスラングを避け、言葉を使い分けています。
スラングを使う時は、使うシーンや意味をしっかり理解した上で使うよう注意しましょう。

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