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英語耳は同じ音源を繰り返し聞くこと!好きな洋画を教材にしよう

よく「英語耳」を作るには同じ音源を繰り返し聞くことが重要であるといわれています。なぜこのやり方が大切なのでしょうか?また、どのような音源を用いると英語耳を作るのに役立つのでしょうか?

今回は英語発音矯正スクールのDiscovering soundsより、「英語耳」について解説していきますので是非ご覧ください。

なぜ同じ音源をくり返し聞くことが重要なのか?

「英語耳を作るには同じ音源を繰り返し聞くことが重要である」と言われる理由は、英語には日本語にない音が多く、発音やイントネーションの違いを正確に理解するためには、何度も音を繰り返し聴くことで耳を慣らす必要があるからです。

特に、言語を学ぶ初期段階では、英語の音に対する感覚が未熟であり、単語やフレーズの音を正確に識別するのが難しいため、繰り返し聞くことが大きな効果を発揮します。

英語耳が出来る流れ

英語の音声を繰り返し聴くことによって、まず耳がその音に慣れ、自然と理解力が向上します。最初は英語の発音を聞き取ること自体が難しいかもしれませんが、同じ音源を繰り返し聞くことで、少しずつ音のパターンやリズムを掴めるようになります。

例えば、同じフレーズを何度も聞いていると、文脈に応じた発音の変化や、音のつながりを意識できるようになり、自然に耳がその音に慣れていきます。繰り返し聞くことで、初めて聞いた音が徐々に「自然な音」として認識されるようになり、リスニング力が高まるのです。

繰り返し聞くことで記憶に残る

最初に聴いたときに理解できなかった音や言葉も、何度も聞くことで記憶として残ります。そして、実際にその音を再現する際に役立ちます。

これは語学学習において非常に重要な要素であり、英語の「耳」を作るためには、繰り返し聴くことが効果的です。

洋画を用いて英語耳を作る方法とは?

洋画は、リスニング力向上に非常に効果的な教材の一つです。映画では、日常会話やネイティブが使うスラング、表現などが豊富に含まれており、リアルな英語の使い方を学ぶことができます。

また、映画の中では、さまざまなアクセントや発音のバリエーションも学ぶことができるため、単一の音源に飽きることなく、さまざまな英語の音を体験することができます。

洋画を用いて英語耳を作るステップ

続いて、洋画を用いて英語耳を作るステップについて見ていきましょう。

洋画で英語耳を作るステップ1.映画を一度全編通して見る

映画を用いた英語耳の作り方としては、まず最初に映画を一度全編通して見ることが有効です。この段階では、全体的なストーリーを理解することが目的であり、セリフの細かい部分に集中する必要はありません。

まずは、映画の流れを掴み、登場人物がどのように話しているのか、そのリズムやテンポを感じ取ることが重要です。ストーリーが理解できると、その後の学習がスムーズに進みます。

洋画で英語耳を作るステップ2.最初は字幕表示

次に、映画を何度も繰り返し見て、リスニングを強化していきます。最初は英語字幕を表示して、言葉と音を一致させながら聞くことが有効です。字幕を読むことで、どの音がどの単語に対応しているのかを視覚的に確認でき、リスニングとリーディングを同時に行うことができます。

最初の段階では、聞き取れない部分が多くても気にせず、何度も繰り返し見ることが大切です。繰り返し聞くことで、徐々に聞き取れる部分が増えていき、英語の音声に対する理解が深まります。

洋画で英語耳を作るステップ3. セリフを部分的に取り出す

さらに、セリフを部分的に取り出して、リスニング練習を行うことも効果的です。特に重要なのは、リスニングだけでなく、口に出してそのセリフを真似することです。

映画のセリフを声に出して繰り返すことで、発音やイントネーションも自然に身につけることができます。ネイティブの発音に近い形で話すことができるようになると、英語耳が養われ、よりスムーズに会話を理解し、応答できるようになります。

洋画の中に感情や状況も理解しようとすること

映画の中では、キャラクターが感情を込めてセリフを言う場面が多いため、単に言葉を聞くのではなく、その背後にある感情や状況も理解しようとすることが、リスニング力を一層向上させます。

映画を通じて英語の自然なリズムや感情の表現を学ぶことで、実際の会話で求められる「聞き取り力」が高まります。

異なる英語のアクセントを聴くことも大切

映画には多くの場面で会話が交わされるため、さまざまなアクセントやスラングも学べるという利点があります。アメリカ英語やイギリス英語など、異なる英語のアクセントを聴き取ることで、英語全般の理解力が深まります。

特に、映画の中で登場人物が使うスラングや口語表現は、日常会話で頻繁に登場するため、実際に使われる言葉を学ぶことができます。

まとめ:英語耳は同じ音源を繰り返し聞くこと!好きな洋画を教材にしよう

いかがでしたか?今回は「英語耳」について解説しましたが、同じ音源を繰り返し聞くことによって、耳が英語の音に慣れ、理解力が高まります。
また、映画を利用した学習法では、実際の会話に即した英語の音や表現を学ぶことができ、英語耳を効率的に作ることができます。英語耳を作りたい方はぜひ参考にしていただければと思います。


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