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日本人にありがちな発音エラー:正しい発音への第一歩
皆さん、こんにちは!Discovering Soundsです。
英語を学ぶ日本人にとって、発音の壁は避けて通れないものです。特にストレスの位置や特定の音の発音において、よく見られる間違いがあります。これらの典型的な発音ミスは、英語のコミュニケーションにおいて大きな障害となることがあります。
本記事では、日本人にありがちな発音エラーについて掘り下げ、それぞれのエラーに対する正しい発音方法を紹介します。正しい発音をマスターすることで、英語のコミュニケーション能力を一段と高めましょう。
目次
間違えやすい名詞のアクセント
英語の名詞には、強調するべき音節が決まっています。多くの日本人は間違った音節にアクセントを置いてしまうことが多いです。間違えやすい典型的な名詞の単語を見ていきましょう。
代表的な名詞とその正しい発音
名詞でよくある強勢位置の間違いをご紹介します。
discount(割引、値引)
*大文字&太字が強勢位置
(間違った強勢位置)disCOUNT
(正しい強勢位置)DIScount /ˈdɪsˌkaʊnt/
「ディスカウントゥ」とアクセントを置きがちですが、正しくは「ディスカウントゥ」です。
supervisor(管理者)
(間違った強勢位置)superVIsor
(正しい強勢位置)SUpervisor /ˈsuːpɚˌvaɪzɚ/
「スーパーバイザー」と発音しがちですが、正しくは「スーパーバイザー」です。
event(イベント)
(間違った強勢位置)Event
(正しい強勢位置)eVENT /ɪˈvɛnt/
「イベントゥ」と発音しがちですが、正しくは「イベントゥ」です。
coworker(同僚)
(間違った強勢位置)coWORker
(正しい強勢位置)COworker /ˈkoʊˌwɚkɚ/
「コゥワーカー」と発音しがちですが、正しくは「コゥワーカー」です。
industry(工業、産業、製造業)
(間違った強勢位置)inDUStry
(正しい強勢位置)INdustry /ˈɪndəstri/
「インダストゥリー」と発音しがちですが、正しくは「インダストゥリー」です。
supermarket(スーパー)
(間違った強勢位置)superMARket
(正しい強勢位置)SUpermarket /ˈsuːpɚˌmɑɚkət/
「スーパーマーケットゥ」と発音しがちですが、正しくは「スーパーマーケットゥ」です。
volume(量、音量)
(間違った強勢位置)voLUME
(正しい強勢位置)VOlume /ˈvɑːlˌjuːm/
「ヴォリューム」と発音しがちですが、正しくは「ヴォリューム」です。
comfort(心地良さ、快適さ)
(間違った強勢位置)comFORT
(正しい強勢位置)COMfort /ˈkʌmfɚt/
「コンフォートゥ」と発音しがちですが、正しくは「コンフォートゥ」です。
colleague(同僚)
(間違った強勢位置)colLEAGUE
(正しい強勢位置)COLleague /ˈkɑːˌliːg/
「カーリーグゥ」と発音しがちですが、正しくは「カーリーグゥ」です。
district(区、地区)
(間違った強勢位置)disTRICT
(正しい強勢位置)DIStrict /ˈdɪstrɪkt/
「ディストゥリクトゥ」と発音しがちですが、正しくは「ディストゥリクトゥ」です。
olive(オリーブ)
(間違った強勢位置)oLIVE
(正しい強勢位置)Olive /ˈɑːlɪv/
「オリーブゥ」と発音しがちですが、正しくは「アーリーブゥ」です。
index(索引、インデックス)
(間違った強勢位置)inDEX
(正しい強勢位置)INdex /ˈɪnˌdɛks/
「インデックス」と発音しがちですが、正しくは「インデックス」です。
effect(効果)
(間違った強勢位置)EFfect
(正しい強勢位置)efFECT /ɪˈfɛkt/
「イーフェクト」と発音しがちですが、正しくは「イフェクトゥ」です。
photographer(写真家)
(間違った強勢位置)photoGUrapher
*gとrの間に母音のウが入り、かつそこに強勢が置かれてしまいがちです。
(正しい強勢位置)phoTOgrapher /fəˈtɑːgrəfɚ/
「フォトグラファー」と発音しがちですが、正しくは「フォトーグラファー」です。
influencer(インフルエンサー)
(間違った強勢位置)influENcer
(正しい強勢位置)INfluencer /ˈɪnˌfluːwənsɚ/ˈɪnˌfluːənsɚ/
「インフルエンサー」と発音しがちですが、正しくは「インフルエンサー」です。
間違えやすい動詞のアクセント
動詞においても、日本人は間違った音節にアクセントを置きやすいです。間違えやすい典型的な動詞の単語の例を見ていきましょう。
代表的な動詞とその正しい発音
動詞でよくある強勢位置の間違いをご紹介します。
to differ(異なる、似ていない)
*大文字&太字が強勢位置
(間違った強勢位置)diFFER
(正しい強勢位置)DIFfer /ˈdɪfɚ/
「ディファー」と発音しがちですが、正しくは「ディファー」です。
to demonstrate(実演する)
(間違った強勢位置)deMONstrate
(正しい強勢位置)DEmonstrate /ˈdɛmənˌstreɪt/
「デモンストレイトゥ」と発音しがちですが、正しくは「デモンストレイトゥ」です。
to surpass(~を〕上回る、超える)
(間違った強勢位置)SURpass
(正しい強勢位置)surPASS /sɚˈpæs/
「サーパス」と発音しがちですが、正しくは「サーパス」です。
to occur(起こる、発生する)
(間違った強勢位置)OCcur →(正しい強勢位置)ocCUR /əˈkɚ/
「アーカー」と発音しがちですが、正しくは「アカー」です。
sunbathe(日光浴をする)
(間違った強勢位置)sunBATHE
(正しい強勢位置)SUNbathe /ˈsʌnˌbeɪð/
「サンベイズ」と発音しがちですが、正しくは「サンベイズ」です。
to embarrass(恥ずかしい思いをさせる)/ embarrassed(過去分詞形)
(間違った強勢位置)embarRASSED
(正しい強勢位置)emBARrassed /ɪmˈberəst/
「インべラストゥ」と発音しがちですが、正しくは「インべラストゥ」です。
to distribute(分配する)
(間違った強勢位置)distribUTE
(正しい強勢位置)disTRIBute /dɪˈstrɪbjuːt/
「ディストゥリービュートゥ」と発音しがちですが、正しくは「ディストゥリービュートゥ」です。
execute(実行する、遂行する、達成する)
(間違った強勢位置)exeCUTE
(正しい強勢位置)EXecute /ˈɛksɪˌkjuːt/
「エクセキュートゥ」と発音しがちですが、正しくは「エクセキュートゥ」です。
negotiating(動名詞)(交渉すること)
(間違った強勢位置)negotiAting
(正しい強勢位置)neGOtiating /nɪˈgoʊʃiˌeɪtɪŋ/
「ナゴゥシィエイティン」と発音しがちですが、正しくは「ナゴゥシィエイティン」です。
*発音記号は/nɪ/ですが、「ナ」っぽく発音します。
代表的なその他の品詞とその正しい発音
他の品詞においても、日本人は間違った音節にアクセントを置きやすいです。間違えやすい典型的な単語の例を見ていきましょう。
よくある強勢位置の間違いをご紹介します。
sometime(副詞)(ある時、いつか)
*大文字&太字が強勢位置
(間違った強勢位置)someTIME
(正しい強勢位置)SOMEtime /ˈsʌmˌtaɪm/
「サムタイム」と発音しがちですが、正しくは「サムタイム」です。
classic(形容詞)(伝統的な、古典的な)
(間違った強勢位置)claSSIC
(正しい強勢位置)CLAssic /ˈklæsɪk/
「クラシック」と発音しがちですが、正しくは「クラーシック」です。
このように日本人にありがちな発音エラーは、特に名詞と動詞のアクセントに関して多く見られます。正しい発音を身につけることで、英語でのコミュニケーションが格段に向上します。これらのポイントを押さえて練習することで、日本人特有の発音ミスを減らし、より自然な英語を話せるようになります。
特定の単語における発音エラー
日本人が英語を学ぶ際に、特定の単語における発音エラーが非常に多く見られます。これらの単語は、カタカナ英語の影響や、日本語にはない音の組み合わせが原因で、正しい発音が難しいと感じることが多いです。ここでは、日本人が特に間違いやすい代表的な単語と、その正しい発音を紹介します。
代表的な発音エラーとその正しい発音
日本人が特に間違いやすい単語の中には、強勢位置のエラーだけでなく、発音そのものが間違っているケースがあります。ここでは、代表的な発音エラーとその正しい発音について紹介します。
よくある発音自体の間違いをご紹介します。
to thought(動詞)(考える)
(間違った発音)/oʊ/ (オウ)になりがち
(正しい発音)thought /ˈθɑːt/ˈθɔːt/
「ソゥトゥ」と発音しがちですが、正しくは「サートゥ / ソートゥ」です。
again(副詞)(再び)
(間違った発音)/eɪ/ (エィ)になりがち
(正しい発音)aGAIN /əˈgɛn/
「アゲイン」と発音しがちですが、正しくは「アゲン」です。
business(名詞)(ビジネス)
(間違った発音)カタカナにつられて/ˈbɪzɪnəs/のように、スペルのzi の部分を(ジ)の「イ」を発音しがち
(正しい発音)BUSIness /ˈbɪznəs/ 発音記号を見ると/z/の後ろに母音のイがないことがわかります。
「ビジネス」と発音しがちですが、正しくは「ビズネス」です。
European(名詞)(ヨーロッパ人)
(間違った発音)カタカナにつられて/yo/のようにスペルのEuの部分を「ヨ」と発音しがち (正しい発音)EUropean /ˌjurəˌpiːjən/
カタカナにつられて「ヨーロピアン」と発音しがちですが、正しくは「ユーロピアン」です。
initiative(名詞)(主導権、イニシアチブ)
(間違った発音)tiaのスペル部分を「シィァ]と発音しがち
(正しい発音)iNItiative /ɪˈnɪʃətɪv/
「イニシィァティブ」と発音しがちですが、正しくは「イニーシァティブ」です。
to say(動詞)(言う)/ 過去形 said と 三単現のsays
(間違った発音)/eɪ/ (エィ)になりがち
(正しい発音)said /ˈsɛd/ says /ˈsɛz/
「セィドゥ」「セィズ」と発音しがちですが、正しくは「セードゥ」「セーズ」です。
phone(名詞)(電話)
(間違った発音)/ɔː/ (オー)になりがち
(正しい発音)phone /ˈfoʊn/
「フォーン」と発音しがちですが、正しくは「フォゥン」です。
hotel(名詞)(ホテル)
(間違った発音)/ɔː/ (オー)になりがち
(正しい発音)hoTEL /hoʊˈtɛl/
「ホーテル」と発音しがちですが、正しくは「ホゥテル」です。
to get(動詞)(得る)/ 過去形 got
(間違った発音)/ɔː/ (オー)になりがち
(正しい発音)got /ˈgɑːt/
「ゴートゥ」と発音しがちですが、正しくは「ガートゥ」です。
experience(名詞)(経験)
(間違った発音)「エクスペーリエンス」になりがち
(正しい発音)experience /ɪkˈspirijəns/ɪkˈspiriəns/
「エクスペーリエンス」と、エで発音しがちですが、正しくは「イクスピーリエンス」です。
coffee(名詞)(コーヒー)
(間違った発音)カタカナにつられて/ɔː/ (オー)になりがち
(正しい発音)COFfee /ˈkɑːfi/
「コーヒー」とコで発音され、かつヒーも強く発音しがちですが、正しくは「カーヒー」です。
まとめ:発音エラーを克服して正しい発音を目指そう
本記事では、日本人にありがちな発音エラーや発音ミスについて掘り下げ、それぞれの発音の間違いに対する正しい発音方法を紹介しました。発音エラーを克服することは、英語のコミュニケーション能力を向上させるために非常に重要です。正しい発音を身につけることで、英語での対話がより自然でスムーズになり、自信を持って話すことができるようになります。これからも練習を続けて、発音の間違いを減らし、正しい発音を習得しましょう。
英語の発音を習得したいとお考えの方は、Discovering Soundsのレッスンがおすすめです。少しでも興味のある方は、お気軽に体験レッスンにお申し込みください。
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