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“I before E, except after C”のルール
皆さん、こんにちは!Discovering Soundsです。
英語のスペルを覚える際に、少しでも簡単にしたいと思うことはありませんか?そんな時によく耳にするのが、「I before E, except after C」というルールです。このルールは、いくつかの英単語のスペルを覚えるのに便利で、基本的には「c の後では e が先に来るが、それ以外では i が e の前に来る」というシンプルなルールです。
しかし、英語は例外の多い言語でもあります。このルールにも例外が存在するため、万能ではありませんが、覚えておくことでスペルに迷った時のヒントになります。本記事では、このルールの基本から、例外、そしてその覚え方について詳しく解説します。
目次
基本的なルール
基本的なルールとしては、
I before E:
「i は e の前に来る」 つまり、「 c 」 以外の文字の後に “i” と “e” が続く場合、“ie” の順番になるということです。
Except after C:
「c の後では、その逆で “e” が “i” の前に来る」 「 c 」 の後では “ei” という綴りになるという意味です。
I before E の具体例
このルールに従う単語は非常に多く、”i” が “e” より前にくる “ie” の綴りを持つ単語がよく見られます。以下にその具体例を挙げます。
I before Eの単語例:
believe /bɪˈliːv/(信じる)
chief /ˈʧiːf/(チーフ、リーダー)
friend /ˈfrɛnd/(友達)
piece /ˈpiːs/(一部、部分)
field /ˈfiːld/(畑、領域)
thief /ˈθiːf/(泥棒)
achieve /əˈʧiːv/(達成する)
brief /ˈbriːf/(短い)
yield /ˈjiːld/(産出する、屈服する)
grief /ˈɡriːf/(悲しみ)
shield /ˈʃiːld/(盾)
relief /rɪˈliːf/(安心、救済)
fierce /ˈfiɚs/(激しい)
priest /ˈpriːst/(聖職者)
siege /ˈsiːʤ/(包囲)
mischief /ˈmɪstʃəf/(いたずら)
relief /rɪˈliːf/(安心、救済)
deceive /dɪˈsiːv/(だます)
retrieve /rɪˈtriːv/(取り戻す)
このリストは、”I before E” のルールを適用する単語の一部です。
Except after C の具体例(”ei” になる単語)
「C の後では E が I の前に来る」というルールもあります。これは、”cei” のような綴りが、C の後に来る場合に適用され、逆に “ie” ではなく “ei” となります。
receive /rɪˈsiːv/ (受け取る)
deceive /dɪˈsiːv/ (だます)
perceive /pɚˈsiːv/ (認識する)
ceiling /ˈsiːlɪŋ/ (天井)
conceive /kənˈsiːv/ (考え出す、想像する)
receipt /rɪˈsiːt/ (レシート、領収書)
conceit /kənˈsiːt/ (うぬぼれ)
*except after Cのルールに該当する単語の数はそれほど多くありません。上の単語を覚えておくと便利でしょう。このルールは、特に “-ceive” や “-ceit” といった動詞に多く適用されますが、例外が非常に多いことを理解しておくと良いでしょう。
まとめ:「I before E, except after C」のルールをマスターしよう!
「I before E, except after C」という英語のスペルルールは、多くの単語の綴りを覚えるのに役立つ便利な指針です。このルールによれば、「C」以外の文字の後では「ie」と綴り、「C」の後では「ei」となります。ただし、英語には多くの例外もあり、完璧なルールではありません。基本を理解しつつ、例外の単語も合わせて覚えておくことで、スペルのミスを減らすことができるでしょう。
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