様々な葛藤や想いがある中、ついに本番を迎えることができました!
顔合わせ時にはお互いのコミュニケーションもまばらでしたが、この時期になると、映画撮影を成功させるにはどうするべきかを話し合う雰囲気が自然と流れていました。
キャスト8名とスタッフ15名前後の布陣で撮影開始
キャスト8名とスタッフ15名前後の布陣で撮影を開始しました。
写真をご覧頂くと感じて頂けると思いますが、趣味レベルの撮影ではなく、本格的な映画撮影だと感じて頂けると思います。
最高の機材と最高の役者さんが揃えば怖いものなしです!
いざ!撮影開始!
すべて問題なし!と言いたいところですが、これが映画撮影の難しいところ。
良い機材や良いセットが揃い、カメラやライト、マイクなど全てが役者さんにフォーカスされると、どうしても役者さんが緊張し声も小さくなってしまいます。
また、役者さんが自分で感じてしまうほど、声が震えてしまう場面も出てきます。
緊張感は徐々に解放するしかないのですが、カメラを向けられることに慣れることは簡単なことではありません。
様々な要因が集中が切らすことに
現場の雰囲気を崩してしまうのは、現場にいる人だけはありません。
スタジオの横が線路だったため、電車が通る度に撮影が中断してしまうこともありました。
中断後に、一度作り上げた雰囲気や集中をもう一度作り出すことは簡単ではありません。役者の皆さんは、本当に集中の切り替えには苦労されたと思います。
映画撮影は中断の連続
敵は電車だけではありません。
人の声や車の通る音でも、一度撮影を止めなくてはいけないこともあります。
電車が通り、車が通り、人が通りと何度撮影を中断したかわかりません。すべての中断要因に悪気はないことはわかっているのですが、どうしてもフラストレーションは感じてしまっていました。
限られた撮影時間と人員で映画撮影を成功させることは、容易ではないことを心底学びました。
初日は探り探りの中、撮影終了
初日は予想外の中断事項や緊張から、正直な所、思うように撮影は進みませんでした。
高価な機材も多く、扱いも慎重になっていたことも時間が押してしまった要因になったと思います。
しかし、収穫が多い一日でもありました。
これまで、仕事や学校の合間に準備を進めていたことが、形となったわけですから、その高揚感や一定の達成感は感じていました。本番2日目、3日目へ向けて良いスタートは切れたと思います。
撮影が押す中でも良い雰囲気の中、笑顔で撮影を進めることができました。
慣れない現場のため、役者さんの動きも固く、撮影時間も押していましたが、役者さんや撮影スタッフの協力のもと、1日目を無事終了させることができました。
撮影スケジュール自体は少し予定には届きませんでしたが、撮影への手応えと良い感触を感じていました。