お知らせNews

コックニー (Cockney) とは?

皆さん、こんにちは。

Discovering Sounds です。

DSCOVERING NATIVE

3DCGとAIの技術を用いた体験型英語発音矯正アプリ、DISCOVERING NATIVE!
ブラウザ上で動くので、パソコンやスマホなどお手もちのデバイスでサクサク学習できます。

最新の技術を詰め込んだ英語発音矯正アプリが、今なら1ヵ月無料のトライアル可能!
20秒ですぐに始められて、クレジットカード登録も不要です。

体験型英語発音矯正アプリDISCOVERING NATIVEはコチラ

コックニー (Cockney) とは?

皆さん、コックニーって聞いたことありますか。コックニーとは、イギリスの方言で東ロンドンの労働階級の人たちが使う英語です。

本記事では、コックニーの意味や特徴についてご紹介致します。

コックニーの意味

コックニー・アクセントとは、東ロンドンで生まれ育った人たちが使う方言です。厳密に言うと、コックニーの定義は、メリー・ボウという東ロンドン教会「St Marys-le-Bow」の鐘の音が聞こえる範囲で生まれ育っている人たちの訛りです。労働階級の人たちが話すことから、以前は汚い言葉と言われていましたが、最近ではコックニー・アクセントは広がり、東ロンドン以外の場所に住む人たちにも使われるようになりました。

コックニーの発音の特徴

コックニーには、特徴的な発音があります。ここではポイントごとに紹介していきたいと思います。

 

1.単語の頭にある「H」は発音しない

コックニーでは、単語の頭にある「H」は発音しません。例えば、「have」は、「ave」になります。この「H」が落ちる発音は、コックニーに限らず、他の地域でもこのように発音する場所があります。

2.単語の頭以外にある「L」の音は「W」のように発音する

例えば、「hell」という単語は「hew」のような発音に、「milk」という単語は「miwk」のような発音になります。

3.単語の真ん中と最後にある「T」を発音しない

コックニーでは、単語の真ん中にある「T」は、正確には喉の奥を閉じて音を軽く詰まらせるように発音します。この発音のことを、「Glottal T」と呼んでいます。

 

4.「TH (ð)」は、「V」と発音する

「TH (ð)」の発音は舌を上下の歯に挟んで発音しますが、コックニーでは、上の歯を下唇にあてて、「V」と発音します。例えば、「northen」という単語は「norvern」になります。

 

5.「TH (θ)」は、「F」と発音する

「TH (θ)」は、舌を上下の歯に挟んで発音しますが、コックニーでは、上の歯を下唇に当てて「F」と発音します。例えば、「think」という単語は「fink」になります。

6. 単語の最後の「R」を発音しない

コックニーでは、単語の末尾から「R」が削除されます。例えば、「mother」という単語は「mo-thah」になります。

7. 母音の発音を強調する

コックニーでは、母音を強調して発音します。例えば、「ei」の発音は「ai」となり、「day」は、「daɪ」という発音になります。

8. コックニー置き換えを使用する

コックニーでは、文法的に正しい単語を、文法的に正しくない単語に置き換えることもあります。例えば、「my」の代わりに「me」を使用します。

例えば、「My throat hurts.」という文は、「Me throat hurts.」という文になりますが、さらに「T」の発音が消え、「TH (θ)」が「F」に変化することにより、全体的には「Me froa urs.」という発音になります。

コックニーのスラング

コックニーの一番有名な特徴は「cockney rhyming slang」という音韻俗語です。「cockney rhyming slang」は200年前ぐらいに生まれました。

その昔、コックニーは非合法な商売をする際に、自分たちだけに分かる暗号を作り出し使っていました。その発展形がこの押韻俗語というわけです。

 

コックニーのスラングでは、ありきたりな単語を韻を踏んでいる2、3個の単語のフレーズで置き換えて話します。例えば、「stairs」は、「apples and pears」に変化します。文章を構成するときに、韻を踏んでいる方の単語を省略します。つまり「apples and pears」は「apples」になってしまいます。

 

「I’ll run up the stairs.」という文章がコックニースラングでは、「I’ll run up to apples.」という文になります。

ここではもう少し例文をご紹介します。

 

韻を踏んでいるフレーズ

通常の英単語

例文

Bread and Honey

Money

I wish I had loads of bread.

(たくさんお金があったらいいのに)

Dog and Bone

Phone

I tried to get her on the dog and bone but there was no answer.

(彼女に電話したけど出なかった)

Donkey’s Ears

Years

I haven’t seen you in donkeys.

(随分会ってなかったね)

Adam and Eve

Beleive

I don’t Adam and  Eve it!

(信じられないよ)

The Leaf

Thief

The other day a tea leaf stole my dog and bone.(こないだ電話を盗まれたんだ)

Butcher’s Hook

Look

Take a butcher’s at that.

(見てみてください。)

 

コックニーの発音を聞いてみよう

こちらの動画ではコックニーの発音を詳しく解説しています。あなたはコックニーの発音をいくつ言えるでしょうか?

動画の中に登場する発音をいくつかピックアップしてご紹介致します。

 

1.Hは省略する

Who = Ooh

Have = Ave

House = Ouse

例)That’s his house = That’s is ouse.

 

2.Glottal T  “Uh-Oh”のUhの部分

Water =Wa’er

例)Bottle of water=Bo’le of Wa’er

 

3.thはV音で発音する

Brother = Bruvah

Bother = Bovah

Father = Favah

Clothes = Cloves

 

4.thはF音(無声)で発音する

Thank you = Fank you

Thursday= Fursday

Nothing = Nuffing

 

まとめ:コックニーとは?

今回は、イギリスの特徴的な方言である「コックニー」についてご紹介致しました。留学や旅行でイギリスを訪れる際は、是非コックニーを取り入れて話してみて下さいね。

 

Discovering Soundsでは、イギリス英語の発音を体系的に学ぶことが出来ます。体験レッスンからご予約下さい!


関連記事はこちら

外資系企業で求められる英語スキルとは?

学ぶならアメリカ英語とイギリス英語のどちらを選ぶべき?

母音で終われない英単語の母音ってどれ?

イギリス英語とアメリカ英語の発音記号の違い

アメリカ英語とイギリス英語の発音の違いについて

お気軽にお申し込みください!

60分体験レッスンのお申し込み