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ジョンソン首相の辞任スピーチから学ぶ ー ユニークなフレーズ8選
皆さん、こんにちは。
Discovering Soundsです。
先月、イギリスのボリスジョンソン首相が辞任しました。その中で注目を集めたのが、ジョンソン氏の辞任スピーチです。ネイティブも首をかしげてしまうような、ジョンソン氏らしいユニークなフレーズが使われていました。
今回は、そのスピーチの中から、ジョンソン氏らしいユニークな8つのフレーズをご紹介致します。
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目次
- 1 ボリスジョンソン首相とは?
- 2 ジョンソン氏のユニークなフレーズ8選
- 2.1 1. I’m immensely proud of the achievements of this government.
- 2.2 2.It would be eccentric to change governments when we’re delivering so much.
- 2.3 3.Darwinian system will produce another leader.
- 2.4 4.In politics, no one is remotely indispensable.
- 2.5 5.The herd instinct is powerful: when the herd moves, it moves.
- 2.6 6.How sad I am to be giving up the best job in the world.
- 2.7 7.Them’s the breaks.
- 2.8 8.Even if things can sometimes seem dark now, our future together is golden.
- 3 まとめ:ジョンソン首相の辞任スピーチから学ぶ ー ユニークなフレーズ8選
ボリスジョンソン首相とは?
ボリスジョンソンは1964年6月生まれの58歳。ニューヨーク生まれ。家族とイギリスに戻ったのち、名門イートン校を経てオックスフォード大学に入学。卒業後はデイリーテレグラフ紙などで新聞記者として活躍し数々の賞を獲得しました。
2001年からは下院議員を2期、2008年にはロンドン市長に就任し、ロンドンオリンピック成功の立役者となりました。
庶民派と知られ、歯に衣着せぬ言動と巧みな演説と金髪のボサボサ頭がトレードマークで、イギリスでは「ボリス」の愛称で親しまれています。
ジョンソン氏は、辞任のスピーチでEU離脱の成功などを自分の政権の功績として強調していましたが、コロナ禍のロックダウン下に首相官邸で開かれたパーティに参加したスキャンダルなどで党内外から批判されていました。
7月に入ってジョンソン氏を信頼できなくなったとして重要閣僚が相次ぎ辞任し、政権への退陣圧力が高まっていましたが、7日、ジョンソン氏は自ら辞任すると表明しました。
ジョンソン氏のユニークなフレーズ8選
ジョンソン氏らしいユニークなフレーズをご紹介します!
1. I’m immensely proud of the achievements of this government.
訳:この政府の業績をとてつもなく誇りに思っています。
解説:immensely とは「とてつもなく」という意味です。似ている言葉としてveryがありますが、さらに強調するために、この言葉が使われています。また、I’m proud of ~は、「~を誇りに思う」という意味です。ジョンソン氏は自らの政権の功績を誇りに思うと例を挙げて述べました。
2.It would be eccentric to change governments when we’re delivering so much.
訳:これほど成果を上げて信任を得ているときに、政権を交代するなどエキセントリックだ。
解説:eccentric とは、言動や行動が奇矯な様子を形容する言葉として使われます。似ている言葉として、strange, odd, irregular などがありますが、ジョンソン氏は強調するために敢えてeccentric という言葉を選んだようです。
3.Darwinian system will produce another leader.
訳:ダーウィニズムが別の指導者を生み出すでしょう。
解説:Darwinian system とは、チャールズ・ダーウィンに始まる進化の研究に関わる様々な現象や概念に対して用いられる言葉です。
ジョンソン氏はこの言葉を用いることで、「環境の変化に適応し、唯一成功した者のみが新しい偉大な首相となり得る」と述べたかったようです。
4.In politics, no one is remotely indispensable.
訳:政治において、替えがきかない人なんていない。
解説:indispensableは、「不可欠の、絶対必要な」で、no one is indispensableは、「必要不可欠な人は一人もいない、替えがきかない人なんていない」です。つまり、ジョンソン氏は自分の代わりに首相になる人はいくらでもいる、ということを述べています。
5.The herd instinct is powerful: when the herd moves, it moves.
訳:群れの本能は強力で、群れが動くと政界も動く。
解説:ジョンソン氏は、この表現を使って自分が続投すべきだという主張が保守党内で受け入れられなかったのは、横並びを重視する英政界の「群居本能」のせいだ、と述べました。直接的に相手に対して侮辱する代わりに、このような表現を用いるのもジョンソン氏特有の言葉選びのようです。
6.How sad I am to be giving up the best job in the world.
訳:首相という世界で最も偉大な仕事から退くのは悲しいです。
解説:How sad は、「なんて悲しい」という意味です。さらに文が続くことで「〜のは悲しい」という意味になります。ジョンソン氏は首相という職をthe best job in the world「世界で最も偉大な仕事」と述べています。
7.Them’s the breaks.
訳:そういうものだ。仕方がない。
解説:Those are the breaks. のくだけた言い方で、受け入れなければいけないことを受け入れるという場面で使う表現です。同じような意味を持つ表現には、That’s life. があります。
8.Even if things can sometimes seem dark now, our future together is golden.
訳:たとえ世の中が時に暗く思えたとしても、私たちが共に向かう未来は黄金色です。
解説:Even if A, B という文型で、「たとえAでもB」という意味になります。
Aには事実に反する仮定が入ります。
まとめ:ジョンソン首相の辞任スピーチから学ぶ ー ユニークなフレーズ8選
本記事では、先日イギリスのジョンソン首相の辞任スピーチから8つのユニークなフレーズをご紹介致しました。
みなさんも是非、上記のフレーズを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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