英語学習でつまずきやすいポイントの一つに、スペルは違うのに発音が同じ単語――いわゆる「同音異義語」があります。聞いた音だけではどの単語かわからない場面が多く、リスニングやスペルの習得に混乱を招きます。

しかし、仕組みを理解し、代表例に慣れておけば語彙力とリスニング力が同時に伸びます。今回は英語発音矯正アプリのDiscovering Nativeより、よく使われる同音異義語のセットを例文付きで紹介し、発音のポイントや学習法まで丁寧に解説します。

同音異義語とは何か

同音異義語とは、発音は同じでもスペルや意味が異なる単語のことです。英語では歴史的な発音変化や語源の違いなどが原因で多数存在します。

たとえば “to / too / two” のように、発音はほぼ同じでも機能や意味が全く違うため、文脈やスペルを見分ける力が不可欠です。

同音異義語の代表的なセット

続いて、同音異義語をセットにして覚えていきましょう。

同音異義語の3つのセット

“there / their / they’re” は3つのセットとして覚えてしまいましょう。発音はどれも「ゼアに近い音」に聞こえますが、意味は異なります。例文で見ると違いが明確です。There is a book on the table.(そこに本がある)。Their car is red.(彼らの車は赤い)。They’re coming soon.(彼らはもうすぐ来る)。

“to / too / two” も同様に頻出です。I went to the store.(店に行った)。I want to go too.(私も行きたい)。I have two apples.(りんごを2つ持っている)。”buy / by / bye”(買う/〜によって/じゃあね)や “right / write / rite”(正しい/書く/儀式)も、会話と文章で頻出するため注意が必要です。

そのほか”cite / sight / site”(引用する/光景/場所)はすべてサイトに近い発音で、書き言葉での使い分けが重要です。類似して “peak / peek / pique”(峰/のぞく/興味をそそる)や “raise / raze / rays”(上げる/取り壊す/光線)といったセットも、語感と文脈から意味を取る練習が役立ちます。

同音異義語の2つのセット

“hear / here”(聞く/ここ)は聞き間違いが起きやすく、文脈で判別します。Listen and hear the sound.(聞いてその音を聞いて)。Come here.(ここに来て)。”see / sea”(見る/海)も発音が同じで、”I see what you mean.” と “We sailed on the sea.” のように区別します。”flour / flower”(小麦粉/花)も発音が実質同じに聞こえるため話題で混乱しやすい例です。

なぜ同音異義語が多いのか?その背景について

英語には古英語、古ノルド語、フランス語、ラテン語など複数の語源が混ざっています。発音は時代とともに変化しますが、つづりは安定しがちなので、結果として発音が同じでも違う綴りの単語が残ります。また、短縮形(they’re, it’s)や借用語(flower と flour のような語源的近さ)も同音異義語を生みます。

同音異義語の学習のコツ:聞き分け・使い分けの実践法

まずは「文脈で判断する力」を鍛えましょう。リスニングで知らない語に出会ったら前後の語や文型を見て意味を予測します。次にスペルに注目する習慣を付けると書く力が伸びます。特に “their / there / they’re” のようなものは品詞(代名詞か副詞)で区別できますから、文法的観点から確認する癖をつけましょう。発音練習はミニマルペアやシャドーイングが効果的です。

よくある間違いとその対処法

最も多いのはアポストロフィの誤用(it’s / its)と、意味がまったく違う単語を文脈なしに丸暗記してしまうことです。辞書で語義と用例を確認する習慣をつけると、似た発音でも使い方が自然に見分けられます。

また、方言や話し手によっては発音差がほとんどなくなることがあり得るため、学習の際は複数の話者(ネイティブの男女、地域差)を聞いて「どの語がどの場面で使われるか」を感覚で掴むと良いです。

まとめ:単語(スペル)が違うけど同じ発音の英語(同音異義語)をセットで紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・同音異義語は発音が同じで綴り・意味が異なる単語のこと。文脈とスペルで区別する習慣が重要
・同音異義語のセット例:there/their/they’re、to/too/two、buy/by/bye、right/write/rite、cite/site/sight など
・縮約(it’s)と所有格(its)の違いなど、書き方のルールを覚えることが誤用防止に直結する
・文脈で意味を推測する力を鍛えれば、同音異義語は英語運用力を高める“味方”になる
以上の点が重要なポイントでした。英語は音とスペルの関係が複雑ですが、同音異義語を通してその奥深さを知ることができます。焦らず少しずつ慣れていくことで、リスニング力も語彙力も確実に向上していくでしょう。