英語の会話で、自分の気持ちや意見が相手と同じであることを伝えたい場面は多くあります。日本語では「私もそうです」「私も同じです」と簡単に表現できますが、英語では状況や文の構造に応じて使い分ける表現があります。
特に日常会話でよく耳にするのが、「so do I」と「neither do I」です。これらはどちらも「私も」と同意を示す表現ですが、文の肯定・否定によって使い分けが必要です。
今回は英語発音矯正アプリのDiscovering Nativeより、「so do I」と「neither do I」の意味と使い方、さらに「neither」の正しい発音について詳しく解説します。この記事を読むことで、英会話で自然に同意を表現できるようになります。
「so do I」の意味
「so do I」は、肯定文に対する同意表現です。日本語にすると「私もそうです」「私も〜します」といった意味になります。相手が肯定の文を言った場合に、自分も同じ意見や行動をしていることを示すために使います。
「so do I」の使い方
例えば、相手が「I like sushi.(私は寿司が好きです)」と言った場合、自分も同じ気持ちであれば、
「So do I.(私も好きです)」
と返すことができます。ポイントは、相手の文が現在形か過去形か、助動詞を使っているかによって形が変わることです。
現在形の文: 「I like coffee.」 → 「So do I.」
過去形の文: 「I went to the park yesterday.」 → 「So did I.」
助動詞を含む文: 「I can swim.」 → 「So can I.」
このように、助動詞や動詞の時制に合わせて、「so + 助動詞/動詞の適切な形 + I」で表現するのが自然です。
「neither do I」の意味
「neither do I」は否定文に対する同意表現です。日本語にすると「私も〜ないです」「私もそうではありません」となります。相手が否定の文を言った場合に、自分も同じ否定の意見であることを示すために使います。
「neither do I」の使い方
例えば、相手が「I don’t like sushi.(私は寿司が好きではありません)」と言った場合、自分も同じであれば、
「Neither do I.(私も好きではありません)」
と返すことが自然です。ここで注意したいのは、「neither」を使うことで否定文に同意していることを明確に示せる点です。
現在形の文: 「I don’t eat meat.」 → 「Neither do I.」
過去形の文: 「I didn’t go to the party.」 → 「Neither did I.」
助動詞を含む否定文: 「I can’t swim.」 → 「Neither can I.」
肯定文に対して「so do I」を使うのと同様に、否定文では「neither + 助動詞/動詞の適切な形 + I」で同意を表現します。
「so do I」と「me too」の違い
「so do I」とよく似た表現に「me too」があります。両方とも「私も」という意味ですが、使い方に違いがあります。「me too」は口語でよく使われる簡単な表現で、肯定文・否定文どちらにも使えますが、文法的には補助動詞を伴った「so do I」「neither do I」の方がフォーマルで正確です。
例:「I like sushi.」
カジュアル: 「Me too.」
文法的に正確: 「So do I.」
例:「I don’t like sushi.」
カジュアル: 「Me neither.」
文法的に正確: 「Neither do I.」
このように、カジュアルな会話では「me too」「me neither」が使いやすいですが、文章や丁寧な会話では「so do I」「neither do I」を使うのが望ましいです。
「neither」の発音について
「neither」の発音として、アメリカ英語では /ˈniːðər/、イギリス英語では /ˈnaɪðər/と発音されます。アメリカ英語発音をカタカナ表記すれば、ニーザー、イギリス英語をカタカナ表記すればナイザーになります。
「ð」は、舌先を上の前歯で軽くかむ感じで当てて、「th」の摩擦音を出すことがポイントです。əは口をあまり開けずに曖昧にアと言います。Rは舌の先を内側に巻きます。
まとめ:「neither do I」と「so do I」の同意表現を紹介!「neither」の発音も紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
・「so do I」と「neither do I」の違いと使い方を整理すると以下の通りです。
・肯定文に同意する場合は「so do I」を使う
・否定文に同意する場合は「neither do I」を使う
・助動詞や時制に合わせて「do」「did」「can」などを変える
・カジュアルな場面では「me too」「me neither」を使えるが、フォーマルな会話や文章では「so do I」「neither do I」が正確
・「neither」の発音はアメリカ英語 /ˈniːðər/(ニーザー)、イギリス英語 /ˈnaɪðər/(ナイザー)
以上の点が重要なポイントでした。これらを意識して使い分けることで、英語の会話で自然に自分の意見や同意を伝えられるようになります。