英語で「調べる」と言いたいとき、単に “search” や “find” を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、日常会話やビジネスシーンでは、「look up」というフレーズが非常に頻繁に使われます。辞書で意味を調べたり、情報を確認したりするとき、自然に使える表現です。

今回は英語発音矯正アプリのDiscovering Nativeより、「look up」の基本的な意味やニュアンス、さらに似た英語表現との違いまで詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

「look up」の意味は?

「look up」は、直訳すると「見上げる」という意味ですが、英語の口語表現では「情報を調べる」「確認する」という意味でよく使われます。特に辞書やインターネット、書類などで特定の情報を探すときに使われることが多いです。

「look up」を使用した例文

例えば、友達との会話で「この単語の意味を調べたい」と思った場合、

I need to look up this word in the dictionary.
(私はこの単語を辞書で調べる必要があります)
と表現できます。また、ビジネスシーンでも使えます。

Could you look up the contact details for me?
(連絡先を調べてくれますか?)
このように、特定の情報を確認したいときに自然に使えるフレーズです。

「look up」のニュアンス

「look up」は単なる「探す」「検索する」ではなく、情報源を参照して正確に確認するニュアンスが含まれます。「ネットで調べる」「辞書や書類で確認する」という意味合いが強く、軽い調べ物や曖昧な探し物にはあまり使いません。

例えば、友達の居場所を探す場合に
I’m looking for my friend.
とは言えますが、
I’m looking up my friend.
とは言いません。ここでは情報を「参照して調べる」意味のニュアンスがずれるためです。逆に、辞書やオンラインで意味を確認するとき、もしくは何かのデータを正確に知りたい場合には、「look up」が最も自然で適切な表現となります。

よく使われる表現のパターン

「look up」は目的語として「単語」「人の名前」「データ」「情報源」を置くことが一般的です。

単語や意味を調べる場合:look up a word / look up the meaning
住所や電話番号を調べる場合:look up an address / look up a phone number
データや情報を確認する場合:look up a record / look up information
さらに、「look up」は進行形でも使われます。

I’m looking up the schedule right now.
(今、スケジュールを調べています)
このように進行形にすることで、まさに「調査中」「確認中」というニュアンスを出すことができます。

「look up」似た表現を紹介

「look up」と似た意味を持つ英語表現はいくつかあります。それぞれ微妙なニュアンスの違いがあるため、状況に応じて使い分けることが大切です。

search / search for

「search」は広く「探す」という意味ですが、必ずしも情報源を参照するニュアンスはありません。物理的にものを探す場合にも使えます。

I’m searching for my keys.
(鍵を探しています)
この場合、「look up」を使うと不自然です。

check

「check」は「確認する」という意味で、「look up」と似ていますが、こちらは必ずしも辞書や資料で情報を調べるニュアンスではなく、事実や状況を確認する場合に使います。

I’ll check the schedule.
(スケジュールを確認します)

一方で、特定の情報源を使って調べる場合は、
I’ll look up the schedule.
がより適切です。

find / find out

「find」は単純に「見つける」「見つかる」、そして「find out」は「調べて知る」という意味で、口語では「look up」と近い場面もありますが、ニュアンスが少し異なります。

I found out the answer.
(答えを調べて知りました)
こちらは結果として情報を知ったことに焦点があり、情報源を参照したプロセス自体にはあまり触れていません。

日常会話での応用例

「look up」は、日常会話でもビジネスシーンでも柔軟に使える便利な表現です。例えば友達との会話では次のように使えます。

A: Do you know what this word means?
B: I’m not sure. Let me look it up.

A: Can you find Tom’s address?
B: Sure, I’ll look it up online.
また、フォーマルな場面でも資料や記録を調べる際に使えます。

Please look up the customer’s order history before the meeting.
(会議の前にそのお客様の注文履歴を調べてください)

まとめ:「look up」”調べる”のニュアンスはどんな感じ?似た英語表現も紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・「look up」は情報源を参照して調べるニュアンスがある
・辞書、書類、オンラインなどで特定の情報を確認する際に自然に使える
・肯定文で「調べる」と言いたい場合、進行形も含めて柔軟に使用可能
・類似表現には「search」「check」「find out」があるが、ニュアンスの違いに注意
以上の点が重要なポイントでした。「look up」を使いこなすことで、英語での「調べる」行為をより正確に、自然に表現できるようになるでしょう。