英語お役立ち情報English Pronunciation Column

英語の発音記号ってどの位役に立つの?

皆さん、こんにちは。

Discovering Soundsです!

今日は以下の内容についてお話ししたいと思います。

「英語の発音記号って英語の勉強に役に立つのですか?」

「英語の発音記号って覚えないといけないんですか?」

 

と疑問に思われる方、勉強するかどうかで悩んでいる方も多いと思います。

そこで、本記事では「なぜ英語の発音記号が英語と英語の発音を勉強する上で大切か」

をご紹介します。

 

「英語の発音記号は役に立つ?」

という疑問ですが、これはずばり、「役に立つ!」の一言に尽きます。

初見の単語というのは、どう発音するのかわかりません。発音記号を見ずに、

音声だけを聞いたとします。英語の発音を勉強したことのない方が、音声だけ

聞いたとして母音はどの音だったとか聞き取れるでしょうか?

またそれが紙の辞書だったら?音声がないうえに、単語だけを見て発音したとします。

それはすべて自己流の発音です。「たぶんこういう音だろう」という想像でしかありません。

単語本来の発音を知るためには「発音記号を知る」「発音記号のそれぞれの音を知る」

という勉強が必須になってくるわけです。

 

それでは「発音記号のそれぞれの音を知るためには何をすればよいのか?」

答えは、まずは「フォニックスを勉強する」です。フォニックスは発音の基礎で、

様々なルールがあります。このルールを知る、フォニックスと一緒に発音記号を

勉強することで、単語の発音を間違えず、初見の英文でもそれぞれの発音がわかるように

なってきます。

 

 「英語の発音記号って覚えないといけないんですか?」

という疑問に関しては、これは「覚えたほうが断然いい」というより、「絶対覚えるべき」です。

なぜなら、発音がわからない単語を辞書で調べたときに、単語の横に発音記号が書いてあります。

この発音記号がそれぞれどの音を指しているかがわからないと、発音がわかりません。

単語を調べる→発音記号を見る→発音記号を見て音が想像できるというのが理想ですね。

ただ、発音記号の音を正しく発音する方法というのは、一日二日では身につきません。

フォニックスはルールを知り、発音記号がある程度わかるようになるための勉強、

実際の発音の勉強はそれだけでは足りません。

 

「実際に発音をよくするには何をすればいいのか?」

この疑問はずばり「発音矯正」ですね。というわけで当校のような発音矯正スクールが

存在するわけです。

 

「発音記号って辞書でバラバラじゃないですか?」

というのはよく生徒さんにも質問されます。

これは実際その通りで、辞書により採用している発音記号が違ったりしています。

発音記号には大きく分けて2種類あります。

1つはJones式(ジョーンズ式)。もう1つはIPA(アイ・ピー・エー)

(International Phonetic Alphabetの略)です。

日本では長くJones式が使われていましたし、今も多くの辞書で使われています。

ジーニアスの辞書がその代表例ですが、オンライン辞書でいうとアルクもそうです。

しかし、最近ではIPAが国際的に多く使われるようになっています。

オンライン辞書でいえば、国内でいうとWeblio、国外のものではCollins、Longman、

Cambridge、OxfordなどはIPAが採用されています。これらの辞書でも時々見られるのが

IPAとJones式の混合表記です。ですので、両方知っていると間違いなく役に立ちます。

 

私個人的にもIPAのほうが好きなのですが、なぜかというと、発音記号を書くときに

書く文字数が少ないということです。例えば、母音の[r]に関して言うと、

Jones式は[əːr]:アクセントあり、[ər]:アクセントなしの表記ですが、

IPAは[ɚː] :アクセントあり、[ɚ] :アクセントなしの表記となり、書く文字数が少ないのですね。

 

発音記号の母音と子音の音は英単語のように数が多くありません。ですので、覚えてしまうほうが

将来的に英文は楽に読めるようになるし、発音の勉強にも不可欠です。

単語を覚えるだけでも大変なのに、発音記号まで覚えてられない!という方もいらっしゃいますが、

そんなことを言っているようでは発音はなかなか上達しません。いつまでたっても自己流カタカナ発音

からの脱却は難しいのです。

発音記号にはアクセント=ストレスの記号もついています。ただ単に音を知るためだけではなく、

単語のどこにストレスがくるのかを知るためにも、単語を調べるときは発音記号を必ずチェックすべきですよね。

自己流で覚えてしまって、ストレスがずれて読んでいる方もよく見かけます。

ストレスが1個ずれるだけで別の単語に聞こえたりもします。ネイティブに通じない英語からの脱却には、

発音記号を知る、勉強するというのはとても大切なことなのです。

 

いかがでしたか?

発音記号は発音の勉強には欠かせないものです。発音を上達させるためにもぜひとも覚えましょう!


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